PRESS RELEASE
2019年2月1日
鹿児島県姶良市
株式会社富士通エフサス
姶良市と富士通エフサス、
チャットボットによる市民向けサービスの実証実験を開始
姶良市LINE公式アカウントを登録後、LINE上で問合せの一部が可能に
鹿児島県姶良市(市長:湯元 敏浩、以下、姶良市)と株式会社富士通エフサス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:濱場 正明、以下、富士通エフサス)は、市民の利便性向上等を図るための取り組みとして、定型的な問い合わせに対話方式で自動応答するチャットボットの実証実験を2月1日より開始します。
本実証実験は、チャットボットに富士通エフサスが提供しているコールセンターサービスのノウハウを実装することで、多様化する窓口業務やオフピーク時による問合わせ業務の効率化を図ります。またLINEを活用することで市民サービスの利便性向上を図り、「県内一くらしやすいまちづくり」を目指すとともに、行政業務の効率化を検証していくものです。
本実証実験の結果を踏まえ、チャットボットを活用した自動応答に求められる市民のニーズを深掘りするとともに、窓口業務におけるサービス提供範囲を拡大することで、人口減少における社会課題解決に貢献するワンストップサービスの実現に向けたソリューションを企画していきます。
姶良市が抱える課題
姶良市では、市の行政手続き等に関する問い合わせの内容は幅広く、専門的な知識を有する職員でなければ、個別に対応できないものがある一方で、専門性を要しない定型的なものもあります。
これらの問い合わせに関し、市職員が窓口応対や電話応対を行っておりますが、開庁時間に限られていることなどから、市民の方により満足いただくために、市のホームページに掲載されている「よくある質問」をはじめとした既にあるデータの活用による新たな価値の創造や行政事務の効率化を推進する仕組みや取り組みが課題となっておりました。
本実証実験について
- 目的
市民の方が所有するスマートフォンのLINEアプリを使い、時間や場所を問わずに市民サービスに必要な情報を提供することで、市民の方の利便性向上を図るとともに、行政諸業務の効率化を図りそれを評価・検証する。
- 概要
(1)姶良市の市民サービスの利便性向上や行政事務効率化の検討を進めるため、ICT(チャットボット)活用の取り組みを支援する。
(2)姶良市ホームページに掲載されている「よくある質問(FAQ)」を、LINEと連携できるインターフェースを備えたチャットボットを利用し、市民向けの「対話型FAQサービス」として提供。
(3)提供する市民向けの「対話型FAQサービス」を通し、チャットボットの有用性や実用に向けた課題などを検証。 - 実施期間
2019年2月1日 ~ 2019年5月31日(予定)
【チャットボットによる実証実験のイメージ】
姶良市の概要
鹿児島県の中央部に位置する姶良市は、人口約7万7411人(2019年1月1日時点)で、豊かな自然と人々の生活の活気が調和したまちです。
また、「県内一くらしやすいまちづくり」を基本理念とし、「姶良らしさ」を損なうことなく、「住むなら”あいら”」「訪れるなら”あいら”」「働くなら”あいら”」をコンセプトにまちづくりを推進しており、毎年人口の約5%が転入しており、鹿児島でも唯一人口が増加している市となります。
チャットボットについて
“チャットボット”とは、チャット(会話)とボット(ロボット)を組み合わせた言葉。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などのチャット機能を利用した質問に対して自動応答する対話型のプログラムです。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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