PRESS RELEASE
2017年2月6日
株式会社富士通エフサス
業務PCへのサイバー攻撃を抑止する新たなサービスを提供 「Traps」の導入から運用、リモートでのリアルタイム監視を行い、未知のマルウェアに対応
当社は、従来のゲートウェイおよびエンドポイント注1のセキュリティ対策を巧妙にすり抜ける未知のマルウェアや脆弱性を突く攻撃を、独自のロジックにより検出する「Traps」の導入・運用に関するサービスを新たに提供します。
本サービスでは、お客様のICT環境に対し、Palo Alto Networks, Inc(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Mark D. McLaughlin、日本法人:パロアルトネットワークス株式会社、以下、パロアルトネットワークス)の次世代エンドポイントセキュリティ「Traps」の導入支援を行うとともに、富士通館林LCMサービスセンター注2にて、24時間365日体制での監視・通報、検知ログ分析、検知ポリシー注3メンテナンスなどの運用作業をワンストップで提供します。当社は昨年8月、自社の約2,500台の社外持出用PCに「Traps」を導入し、その高い抑止効果を確認しています。本サービスは、このノウハウ・知見に基づくものです。
これにより、お客様は、短期間、かつ最低限の運用負荷で、未知のマルウェアによるサイバー攻撃のリスクを軽減することが可能となります。
今後も、富士通館林LCMサービスセンターでのリモート運用・監視、緊急時の迅速なオンサイト対応、IHV/ISV製品含む様々なノウハウ・知見などを強みに、お客様のセキュリティ対策を総合的に支援してまいります。
背景
近年、企業・自治体の重要情報を狙う標的型メールを始め、エンドポイントの業務 PC などへのサイバー攻撃の手法が巧妙化しており、従来のウイルス対策ソフトでは検知困難なケースが増えています。そのため、パターンファイルなどとは異なるアプローチで検知・防御できる製品をエンドポイントに導入し、セキュリティを強化したいというニーズが高くなっています。
一方で、そのような製品は、専門技術者による企画・設計が必要とされ、一般に導入時のチューニング、運用が難しく、自社のみでの対応が困難です。
当社は、昨年8月よりパロアルトネットワークスの次世代エンドポイントセキュリティ「Traps」を自社の約2,500台の社外持出用PCに導入し、その高い抑止効果を確認するとともに、運用・監視などの社内実践を重ねてきました。そのノウハウ・知見を活かし、「Traps」の導入から運用・監視までを一括して行うサービスを新たに提供いたします。
「Traps」の導入・運用について
パロアルトネットワークスが提供する「Traps」は、マルウェアやエクスプロイトの検出機能を効果的に組み合わせることにより、既知および未知の脅威がネットワーク末端のPCなどに侵入することを未然に防ぐ、独自のエンドポイント保護機能を提供します。
本サービスは、当社の「Traps」の社内実践で得たノウハウを活かし、お客様のシステム環境に合わせた「Traps」の導入、富士通館林LCMサービスセンターでの検知内容の監視、検知した検体の採取、検体の分析結果を加えた月次レポートの提供など、日常の運用から有事の際の対応まで支援いたします。
これにより、お客様は、短期間、かつ最小限の運用負荷で、未知のマルウェアによるサイバー攻撃を抑止するとともに、社内への拡散リスクを軽減することが可能となります。
サービス概要図
サービス内容
フェーズ | メニュー | 提供内容 | |||
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導入 | 基本 | Traps設計・構築 | ・管理サーバ構築、検知ポリシー設定 | ||
オプション | エージェント注4導入支援 | ・エージェント展開支援 | |||
運用 | 基本 | 運用初期導入 | ・監視センター準備、監視運用手順書の作成 |
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監視 |
・エージェントの検知状況を監視・通報(24時間365日) ・管理サーバの死活監視注5(24時間365日) |
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オプション | ログ解析 | ・管理サーバ上のログを解析し、結果を月次レポートでご報告 | |||
運用支援 |
・検知ポリシーのメンテナンス支援 ・ライセンス管理 ・管理者様からの問合せ(製品仕様や管理サーバのオペレーション)窓口提供 |
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対処支援(*1) |
・検体調査代行、利用者への対処アドバイス ・新規アプリケーションの検証作業代行 |
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ヘルプデスク(*2) | ・ご利用者様からの問合せ窓口提供 |
- (*1)対処支援は、「運用支援」のオプションメニューです。
- (*2)ヘルプデスクは、「対処支援」のオプションメニューです。
販売価格
価格はすべて個別見積もりとなります。
パロアルトネットワークス株式会社のコメント
無料または低価格の攻撃ツールの普及により、サイバー攻撃者はシグニチャベースのアンチウイルスソフトを防ぐ新しいユニークな攻撃ができるようになりました。既存のエンドポイント対策製品やアンチウイルスソフトでは、回避対策をされた攻撃や未知の攻撃を防ぐことができません。パロアルトネットワークスの次世代エンドポイントセキュリティ「Traps」は、既知および未知の脅威がネットワーク末端の端末に侵害することを未然に防ぐ、独自のエンドポイント保護機能を提供します。 富士通エフサス様が、次世代セキュリティプラットフォームの重要な構成要素である「Traps」の導入・運用支援サービスを提供開始することを歓迎いたします。
パロアルトネットワークス株式会社 代表取締役会長兼社長 アリイ・ヒロシ
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- 注1エンドポイント:
通信回線やネットワークの末端に接続されたコンピュータや情報機器。 - 注2富士通館林LCMサービスセンター:
24時間365日体制で、セキュリティやシステム、ネットワークなどの統合監視、トラブル対応や運用を実施。
旧名称は富士通ITマネジメントセンター。 - 注3検知ポリシー:
マルウェアなどを検知するにあたり、ネットワーク管理者がその運用方針に基づいて記載した設定ファイルやルール。 - 注4エージェント:
ユーザーの代わりにソフトウェアがコンピュータ処理を行う機能。 - 注5死活監視:
コンピュータやシステムの動作状態を外部から継続的に調査すること。
関連リンク
以上
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