PRESS RELEASE

2017年1月31日
株式会社富士通エフサス

姫路市様、全国初となる複数自治体によるデジタルアーカイブを実現播磨圏域7市8町と連携し、地方創生を推進

兵庫県姫路市様(市長:石見 利勝、以下、姫路市)は、このほど播磨圏域7市8町(注1)と連携し、地方創生への取り組みの一環として、全国初となる複数自治体(現時点で、姫路市、赤穂市、宍粟市、たつの市、市川町、神河町、太子町)による歴史資料のデジタルアーカイブ(注2)「はりまふるさとアーカイブ」を開設しました。

本デジタルアーカイブは当社が構築したもので、基盤システムの企画・設計・インテグレーションに加え、管理運営方針の策定、入力フォーマットの標準化、データベースの整備などを行いました。さらに、ユーザーインターフェースを工夫し、利用者目線で使い勝手のよいシステムを実現しています。

現在、姫路市様は、播磨圏域の経済の活性化や人口流出抑制を図るべく、播磨圏域7市8町と連携中枢都市圏(注3)を形成し、積極的に地方創生事業を推進しており、本デジタルアーカイブにより、インターネットを通じて、国内はもとより世界中からの観光客の誘致を図るとともに、小中学校および高等学校の教材として、地域教育に活用することで郷土愛の醸成にも貢献します。

当社は、今後とも各地方自治体様の地方創生への取り組みを、最先端のICTでサポートし、魅力ある地域づくりに寄与してまいります。

近年、多くの地方自治体で大都市への人口流出による過疎化、超少子高齢化が進んでおり、これらに伴う税収減により行政サービスの維持が困難なケースが見られるようになっています。こうした中、大都市への人口流出に歯止めをかける上で、地方創生の推進は喫緊の課題となっています。

姫路市様におかれましては、播磨圏域7市8町とともに連携中枢都市圏を形成し、積極的に地方創生事業を推進しており、このほど、その一環として、姫路市様と播磨圏域7市8町が連携し、同地域が所蔵する古文書などの貴重な歴史資料のデジタル化を進め、全国初となる複数自治体によるデジタルアーカイブ「はりまふるさとアーカイブ」を開設しました。

歴史的に貴重な資料であればあるほど、厳重な保管が不可欠となる中で、これまで一般公開による資料の損傷や紛失リスクの増大、閲覧時の職員立会いによる負荷の増大が懸案となっていましたが、デジタル化によりこうした保存面での問題点が解決し、より多くの人が播磨圏域の貴重な歴史資料を閲覧することが可能となり、観光産業の振興につながるとともに、地元の学校で教材としても活用することで、郷土愛の醸成によるさらなる地域活性化への貢献も期待できます。

「はりまふるさとアーカイブ」の概要

本デジタルアーカイブは、姫路市立城内図書館から古文書・絵葉書などの古写真・江戸時代以前の古地図、絵図など363点、姫路市立城郭研究室から絵図・工事図面など635点(2016年12月8日時点)を公開しています。現在、播磨圏域7市8町につきましても順次追加登録・公開を進めており、下記URLより、どなたでも貴重な資料を閲覧することが可能です。

「はりまふるさとアーカイブ」

「はりまふるさとアーカイブ」について

はりまふるさとアーカイブ

【はりまふるさとアーカイブ 画面イメージ】

導入効果について

  1. 歴史資料の損傷や紛失のリスクを低減し、安心・安全により多くの人が閲覧可能になるとともに、資料閲覧時の職員立会いの負担を軽減
  2. インターネットを通じて、誰でも簡単に歴史資料の閲覧が可能となり、観光客誘致を促進
  3. 地域学習を通し、自分が生まれ育った地域の歴史や文化を知ることで、郷土愛を醸成

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • (注1)
    播磨圏域7市8町
    相生市、赤穂市、市川町、稲美町、加古川市、加西市、神河町、上郡町、佐用町、宍粟市、太子町、高砂市、たつの市、播磨町、福崎町
  • (注2)
    デジタルアーカイブ
    博物館・美術館・公文書館や図書館の収蔵品はじめ有形・無形の文化資源(文化資材・文化的財)などをデジタル化して記録保存を行うこと。
  • (注3)
    連携中枢都市圏
    地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市と周辺市町村が有機的に連携し、コンパクト化とネットワーク化により、人口減少社会においても、一定の人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成するもの。

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