PRESS RELEASE
2015年6月18日
株式会社富士通エフサス
帝京大学様の学内ネットワーク基盤を刷新し、
SSO、スマホ対応などを実現ID自動発行、サーバ統合、冗長化などとあわせ、快適かつ安全で低運用負荷の先進ICT環境を提供
当社はこのほど、学校法人帝京大学(学長:冲永 佳史、以下、帝京大学)様の八王子キャンパスの学内ネットワーク基盤を刷新し、シングルサインオン(以下、SSO)(注1)・統合ID管理、スマートフォン対応などを実現しました。あわせて新入生向けの情報リテラシーe-learningの合否判定と連携したID自動発行システムの導入、サーバ統合、主要機器の冗長化などを図り、快適かつ安全で低運用負荷を可能にする先進ICT環境を構築いたします。
具体的には、スマートフォン、タブレットなどを利用する学生の利便性向上のため、Wi-Fi環境の拡充を図るとともに、SSOによる学内システムへのアクセス、ファイル共有などを実現します。また大学側にとっては、来訪者含むユーザー属性に基づくきめ細かなアクセス制御、ID情報の一元管理、サーバの仮想化・統合、主要ハードウェアの冗長化などを実現するとともに、毎年4,000名超の新入生向け情報リテラシー教育をe-learning化し合否判定と連携するID自動発行システムを導入したことで、高セキュリティ、高信頼に加え、運用負荷の大幅な低減を可能にします。
今回刷新した学内ネットワークを基盤に、帝京大学様では、いっそうの学生サービス向上を図るとともに、近年の大学教育の多様化を踏まえ、より先進的な教育研究環境の実現に向け、チャレンジしていきます。
当社は、今後とも文教分野において、最新のICTを駆使することで、お客様の要件に最適なシステム構築・運用サービスを提供し、先進的な教育環境づくりに貢献してまいる所存です。
近年、大学教育においては、ICTの利活用は必須となっており、多くの大学において、学内ネットワークの構築、目的に応じた様々な教育関連システム導入がなされていますが、その際、セキュリティ対策、個々に設置されたサーバの管理・運用、障害対策、システム毎のID情報管理などが課題となるケースが散見されます。一方、学生のスマートフォンの普及率も高まり、学内のWi-Fi環境の整備、学外からのネットワークアクセス、SSO、学内システムのスマートフォン対応も求められています。
帝京大学様におかれても同様の課題を抱えておられ、当社は、これら課題の解決に向け、学生のサービス向上と同時に、高セキュリティ、高信頼でありながら、運用負荷の大幅な低減を可能にする先進ICT環境を導入し、このほど稼働開始しました(一部システムは、今後稼働予定)。さらに毎年4,000名超の新入生向け情報リテラシー教育をe-learning化し合否判定と連携するID自動発行システムも導入することで、ID発行に関わる時間を大幅に短縮するとともに大学側の運用負荷をほぼ0とすることが出来ます。また、認証VLANの導入により、ゲストアカウントを含めたユーザー属性に基づくきめ細かなアクセス制御を可能とし、来訪者へも開かれた大学環境を実現します。
導入システムの概要
学内ネットワークを下記の通り刷新し、学生の利便性向上とともに、高セキュリティ、高信頼、運用負荷の大幅な低減を実現します。
- スマートデバイスによる学外から学内システムへのアクセスが可能な仕組みの導入
- SSOと統合ID管理システムの導入により、利便性向上、高セキュリティ、運用負荷軽減を実現
- サーバ統合、主要機器の二重化により、運用負荷軽減、高可用性を実現
- 認証VLAN導入、検疫システム更改により、利便性を保ちつつ、セキュリティを強化
- 自宅PCなどから、VPN経由で、有料データベース・電子ジャーナルなどを学外から参照が可能に
- 新入生向け情報リテラシー教育のe-learning化と、合否判定と連携したID自動発行システムの導入

【サービス全体の概要図】
期待効果
学生:
[利便性向上]
- スマートフォン普及に対応したWi-Fi環境の拡充、学外から学内へのアクセスが可能に
- Webファイル共有システム導入とスマートフォン専用GUIの提供
- SSOシステム導入により、一回の認証で複数のシステムへログイン可能
大学:
[セキュリティの向上]
- 認証VLANの導入により、ユーザー属性に基づくネットワーク接続が実現
- 検疫システムの刷新により、セキュリティを強化
- 学外からの来訪者向けネットワークを新設し、学内ネットワークとの切り分けを実現
[信頼性の向上]
- 老朽化した機器の最新機種への更改
- 基幹スイッチ、仮想サーバ環境、ファイルサーバなど主要機器の冗長化による耐障害性の強化
- Disk to Diskによる統合バックアップシステムの提供
[運用負荷の低減]
- 仮想化技術により、学内に散在するサーバを統合し、管理工数を削減
- 毎年4,000名超の新入生向け情報リテラシー教育のe-learning化(従来は集合教育)
- 上記システムの合否判定に基づくID自動発行により、新年度の繁忙期における運用負荷を軽減
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
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注1:シングルサインオン(SSO)
一回の利用者認証で、連携する複数のシステムを利用できるようにすること
関連リンク
以上
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