PRESS RELEASE
2015年5月21日
株式会社富士通エフサス
埼玉県さいたま県土整備事務所様に IoT を活用した
「河川監視システム」を導入河川水位を画像でリアルタイムに監視し、災害への迅速かつ正確な対応が可能に
当社は、このほど埼玉県さいたま県土整備事務所様(代表:吉田 学 様、以下、さいたま県土様)に、「河川監視システム」を導入し、河川水位をリアルタイムに監視することで災害への迅速かつ正確な対応が可能な環境を実現しました。
さいたま県土様では、本システムにより、河川および周辺環境を画像監視するとともに、水位警報装置を設置することで、河川の氾濫などによる災害に対し、正確な情報を把握し迅速に対応することが可能になります。また、IoT 技術(注1)を活用することで、災害現場への移動中も、スマートデバイスなどを利用し、文字や画像でリアルタイムに状況を確認することができ、現場到着時に「的確な判断と対応」を実現します。
これにより、災害に強い地域づくりを実現し、近隣住民の皆様に安全で安心できる生活環境を提供することが可能になります。
当社は、今後もお客様の現場に最も近い ICT 企業として、地域の防災・減災に役立て、社会へ貢献してまいる所存です。
近年、東日本大震災をはじめとする大規模な災害や、これまでに経験したことのないような集中豪雨の発生などから、防災・減災に対する人々の意識は向上しており、災害対策や近隣住民の避難のため、必要な情報をピンポイントかつリアルタイムに得たいというニーズはますます増加しております。
さいたま県土様では、従来目視で河川を監視していましたが、リアルタイムな状況把握が課題となっていました。また、監視対象である河川付近には、電力や通信回線などのインフラがなく、ICT システムの導入が困難でした。
本システムは、お客様の確認したい状況や情報、場所に応じて最適なセンサーを組み合わせた「多種多様なデータの情報管理」や、IoT技術を活用し、スマートデバイスなどから「リアルタイムでの閲覧」を実現するもので、太陽光パネルやモバイル回線を利用するため、電力や通信ケーブルの敷設が不要で、インフラ条件を整備できない環境でも容易にご利用いただくことが可能です。
また、水位警報装置を設置し、河川水位データをさいたま県土様監視局宛てにメール送信するとともに、水位状況に応じて「注意」や「現地状況確認」メールが発信され、迅速に緊急体制をとることが可能となります。
これにより、「リアルタイムな情報収集」「的確な判断と対応」が実現し、近隣住民の皆様に住環境の安心・安全を提供することが可能になります。
なお、当社は今後、本システムを商品化し、2015年6月(予定)より提供してまいります。

【ご参考:今後提供を予定しているサービスの概要】

【特長】
- 設計・構築から運用・保守まで、一貫したサービス提供
- 電力、通信網が整備されていない環境への設置が可能
- スモールスタートで提供でき、導入コストを安価に抑えることが可能
- 完全密封および長寿命製品の活用により、天候・害獣の影響がないため、1回/年の保守で稼働
- 観測したセンサーデータの提供方法をお客様にあわせてカスタマイズ可能
- マルチベンダー製品の組み合わせにより、多目的用途への拡張が可能
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
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注1:IoT(Internet of Things)
モノのインターネット。ICT機器以外の様々なモノに通信機能を持たせインターネットに接続する技術。
関連リンク
以上
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