新年のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

当社は、時代の趨勢やお客様の置かれた状況を踏まえ、事業領域を従来のITインフラ・サービスから、ICTをコアとした「トータルサービス」とし、ICT領域にとどまらず、ICT領域以外のサービスにも積極的に取り組んでおります。またそのための新たな価値創造、サービス創出の場として、昨年は、横浜の「みなとみらいInnovation & Future Center」に加え、東京ならびに大阪に、新たにフューチャーセンターを開設しました。これまで250件を超えるワークショップを実施し、6,500名を超える社外の方に訪問頂くことが出来ました。

本年、ICTの世界では、IoT（Internet of Things）が本格的に立ち上がり、「モバイル」「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル」の活用が常態化すると思われます。今後、これらを前提に、社会や人々の生活、産業、さらにお客様のビジネスが大きく変革すると考えています。

またいよいよ「クラウドファースト」の時代が始まります。当社には、これまで長年富士通グループのお客様を支えてきた「オンプレミス」の技術・ノウハウに加え、クラウド基盤を支える「仮想化の富士通エフサス」として、国内随一の仮想化技術者数を擁する強みがあります。こうした強みを最大限に活かすとともに先進技術を先取りすることで、「オンプレミス」「プライベートクラウド」「パブリッククラウド」、さらにこれらを相互に連携させる「ハイブリッドクラウド」「インタークラウド」の中から、お客様にとっての最適解、その移行ステップなどを提案・構築する「クラウドインテグレーション」を推進し、同分野でのNo.1カンパニーを目指します。その一環としてクラウド環境の柔軟なスケーリングや安定稼働を図るため、SDNを始めとする最新のネットワークサービスやSIEM（Security Information and Event Management）基盤などのセキュリティサービスも提供する予定です。

さらに、マルチベンダー対応、様々なお客様のワークプレイスの課題をワンストップで解決する「まるごとイノベーション」のほか、農業や医療分野での新サービス、お客様の業務そのものに関するBPOサービスなども引き続き拡充・強化し、「トータルサービス」をお客様の視点でより進化させていきたいと考えています。

当社は、これまで堅持してきた「高品質」へのこだわりに加え、お客様の真のパートナーとして常に期待を超えるサービスを提供するとともに、最新ICTの活用を前提に、お客様、社会とイノベーションを共創することで、継続的に成長する企業を目指してまいりたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。