PRESS RELEASE
2014年3月31日
株式会社富士通エフサス
フューチャーセンターの新たな展開について
お客様と社会の本質的課題の解決をめざして
当社は、このほど、昨年6月に開設した「みなとみらいInnovation & Future Center」(神奈川県横浜市、以下、みなとみらいIFC)に加えて、東京、ならびに大阪に、新たにフューチャーセンター(注1)を開設し、これら3拠点により「オープンイノベーション」(注2)の取り組みを加速いたします。
具体的には、昨年8月にリニューアルした「銀座・G-7ビルオフィス」(東京都中央区)内の「Innovation Lounge」、同年10月に移転完了した「マルイトOBPビルオフィス」(大阪府大阪市)内の「Osaka Knowledge Wharf」をフューチャーセンターとして活用するものです。
これにより、「横浜」を、全国をカバーする「オープンイノベーション」の中核拠点として位置づけ、そのサテライトとして「銀座」で首都圏を、「大阪」で西日本をサポートします。またそれぞれを人とICTでつなぐことで、空間を超えて、お客様、さらには各地域の有識者、ステークホルダーとの対話が可能となり、「集合知」による課題解決を実現します。
さらに、当社はフューチャーセンターの国際的コミュニティである「Future Center Alliance」(注3)に加盟し、海外のフューチャーセンターとも連携することで、グローバルなネットワークを活用し、JOC、XOCといったグローバル企業、さらには、環境、エネルギーなどの世界共通の課題解決にも取り組んでまいります。
当社は、こうした「オープンイノベーション」の取り組みを通じて、「トータルサービス」のリーディングカンパニーとして、ICTをコアに、持てる「知恵」と「技術」を結集し、様々な人々との対話によりイノベーションを共創することで、お客様に新たな付加価値をもたらすとともに、社会の本質的課題解決に貢献してまいります。
当社は、昨年、事業領域を従来のITインフラ・サービスから、ICTをコアとした「トータルサービス」へと拡大いたしました。これは、企業経営において、ICTの重要性がますます増しており、ビジネス効率化のツールとしてだけでなく、事業強化、新たな価値創造への活用が必須となっていること、また高度化・複雑化するお客様ビジネス、さらには社会課題を解決するためには、ICT領域以外のサービスも含めた発想・実践が不可欠なことを踏まえたものです。
例えば、「食・農」「高齢者ケア」「図書館などの公共施設運営」などでは、近年、官公庁・自治体、大学、民間企業、NPO、さらには住民が参加する新たな連携の形が生まれており、地域活性化、新規ビジネス創出に資するものとして注目されています。
上記の実現にあたっては、様々な有識者、ステークホルダーが対話し、自由な発想で新しいアイデア、さらには革新を生み出す「オープンイノベーション」の取り組みが求められており、その際、フューチャーセンターのような対話やコラボレーションを促進し、新しい価値を創造する「場」が大変有用です。
そこで、当社は、昨年6月に横浜に開設した「みなとみらいIFC」に加えて、東京、ならびに大阪に、新たにフューチャーセンターを開設し、こうした「オープンイノベーション」の動きを加速してまいります。
なお、4月以降、みなとみらいIFCでは、リノベーションを実施し、「オフィスまるごとイノベーション」を始めとする様々な「ワークスタイル変革」に関するサービスの社内実践、お客様提案の場として、新たに「AR技術」「デジタルサイネージ」「3Dプリンター」などを加え、ご紹介してまいります。
「みなとみらい IFC」について
- 開設時期
2013年6月 - 場所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB棟 9・10階 - 規模
延床面積:約3,800平方メートル - 活動実績
企業・自治体・大学など、様々なステークホルダー約2,400名の方にお越しいただき、食・農分野の持続的発展やお客様のワークスタイル変革など、種々のテーマで150件以上のワークショップを開催し、お客様ビジネス、社会課題の解決に貢献しています。
「Innovation Lounge」について
- 開設時期
2013年8月 - 場所
東京都中央区銀座7丁目16番12号 G-7ビルディング 5階 - 規模
延床面積:255平方メートル
「Osaka Knowledge Wharf」について
- 開設時期
2013年10月 - 場所
大阪府大阪市中央区城見2-2-22 マルイトOBPビル 10階 - 規模
延床面積:544平方メートル
「みなとみらいIFC」のリノベーションについて
「みなとみらいIFC」では、リノベーションにあたり、以下を新たに配備し、「オフィスまるごとイノベーション」を始めとする様々な「ワークスタイル変革」に関するサービスを社内で実践するとともに、お客様に向けた具体的な提案を実施してまいります。
- AR技術
人間の感覚(五感)で得られる情報にICTを利用して得られるデジタル情報を重ね合わせて拡張・強化するAR技術と当社のスマートデバイス-LCMサービスの企画・設計、展開、保守・運用に関する技術を融合させ、製造、流通などのビジネス現場における活用例を紹介します。 - デジタルサイネージ
情報を一方的に流すだけではなく、インタラクティブ性を持たせた新しいデジタルサイネージを社内実践し、お客様でのご活用に関する提案を行います。 - 3Dプリンター
3次元CADと3Dプリンターを駆使し、実際のビジネスの中で、いかにデザインのワークフローを組み立て、高品質のデザインを生み出すのか、またこれにより新たなビジネスをどう創出するのか、社内実践しています。
注釈
- (注1):フューチャーセンター
フューチャーセンターとは、対話を通じて豊かな未来を共創していくための場。所属する分野や専門性、年齢、地位などの垣根を越えて、多様な価値観、知識を持つ人々が集まり、豊かな未来に向けた対話が生まれ、新たな解決策が創造される。1990年代にスウェーデンで誕生し、企業や大学、行政などセクターを越えた様々な組織で開設が普及しつつある。 - (注2):オープンイノベーション
組織の枠組みを超え、企業の内部・外部から広くアイデアや知識・技術を結集し、新たな価値の創造に取り組むこと。 - (注3):Future Center Alliance
フューチャーセンターの国際的コミュニティ。豊かな未来への持続可能なソリューションを創造していくため、コラボレーションの促進、コンセプトや思い、成功事例の共有に取り組む。
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