手のひら静脈認証センサーの消毒薬の使用について
手のひら静脈認証機器のセンサー部に対する消毒用アルコールを用いた消毒について、ご案内いたします。
各機種ごとの対応
センサー種別 | PalmSecure-F Light | PalmSecure-F Pro | PC内蔵センサー
(F互換/SL互換) ※3 | PalmSecure
センサーV2 | PalmSecure-SL/SL2 | |
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販売状況 | 販売中 | 販売終息 | ||||
消毒用エタノール
(アルコール濃度:76.9~81.4vol%) ※1 | 〇
対応可 注:消毒回数は1日5回に制限 | 〇
対応可 | ×
使用不可 | 〇
対応可 | ×
使用不可 | |
消毒剤
ご参考 | 第四級アンモニウム塩
(塩化ベンザルコニウム他 ※2) | ×
使用不可 | ×
使用不可 | ×
使用不可 | ×
使用不可 | ×
使用不可 |
中性洗剤 | 〇
対応可 | 〇
対応可 | 〇
対応可 | 〇
対応可 | 〇
対応可 |
- ※1アルコール濃度:76.9~81.4vol%の消毒用エタノールをご使用ください。
エタノール以外の成分が含まれている場合、製品に損傷を与える可能性があります。 - ※2塩素成分を含む、第四級アンモニウム塩や次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水などは腐食による製品故障を引き起こす可能性があるため使用しないでください。
- ※3PC本体のお取り扱いについては、富士通の関連サイトをご確認ください。
アルコール消毒する際の守るべき事項
消毒用エタノールを用いた消毒を行う際の守るべき事項をご案内いたします。
推奨する消毒薬と消毒用媒体
- 消毒薬
- 消毒用エタノール(アルコール濃度:76.9~81.4vol%) ※ガラスクリーナ、OAクリーナ等は不可
- 消毒用媒体
- マイクロファイバー布 ※ウェットティッシュは不可
消毒方法
消毒薬をマイクロファイバー布にしみこませて、余分な⽔分を絞り、やさしくゆっくりと拭いてください。
手のひら静脈認証センサーを消毒する際の注意点
トップカバーにヒビや曇り、傷が付いてしまうと認証が出来なくなる場合があります。
損傷のリスクを最小限に抑えるために、以下の注意事項に沿ってお手入れをしてください。
- 手のひら静脈認証センサーに消毒薬を直接スプレーすることやかけることをしないでください。
- 手のひら静脈認証センサー内部に消毒薬が⼊ると故障の原因となるため、トップカバーの隙間、コネクタ部については消毒しないようにしてください。
- PalmSecure-F Lightを消毒する際は、トップカバーのコーティング保護のため1日最大5回までとしてください。
- 消毒後は極力薬品を残留させないように確実にぬぐい取ってください。
- ※保証期間内であっても、消毒薬が内部に入ったことによる機器の異常や外観に異常が発生した場合は無償交換の対象外となります。
サポートデスクにご加入いただいている場合も同様となります。 - ※本消毒方法はウイルス等を完全除去できることを保証するものではありません。
よくあるお問い合わせ
- 手のひら静脈センサーの日常のお手入れ(清掃方法)を教えてほしい。
- ほこりや汚れを”乾いた柔らかい布“で軽く拭いてください。 ※1
(強く拭いたり、何度も擦ったりするとトップカバーに傷が発生する可能性があり、認証精度が低下するため、注意してください。) - 厚労省から推奨されている“次亜塩素酸ナトリウム”がセンサー消毒で使用出来ないのは何故か。
- 次亜塩素酸ナトリウムは消毒効果が高いですが、金属腐食や皮膚の爛れ・壊死の危険があるため、使用しないでください ※2
- 厚労省から推奨されている“次亜塩素酸水”がセンサー消毒で使用出来ないのは何故か。
- 次亜塩素酸水は消毒対象物を”十分な量で濡らす“ことで消毒効果を得るため、消毒液がセンサ内部に侵入する可能性が高く、使用しないでください。 ※2
- ※1取扱説明書の「お手入れのしかた」欄にも掲載しております。
- ※2
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