株式会社 伊予銀行様(愛媛県松山市)
掲載日:2013年7月19日

【導入事例概要】
業種 |
金融 |
製品 |
FACT-V X200 |
【課題と効果】
1 |
異なるATMが混在し、操作性が悪く、運用管理も手間。 |

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キャッシュコーナー毎に機種を統一することで、操作性が統一され、運用管理もしやすくなった。 |
2 |
袖口が画面に触れ、ボタンが反応しなくなることがあった。 |

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コートの袖やカバンの端などが画面に触れていても入力できるように、タッチパネルの操作性を改善し、苦情も減った。 |
3 |
ATMは重要なチャネルであり、お客様に応じた最高のソリューションを提供したい。 |

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取引操作や現金・カード取り忘れの際に、誘導ランプと音が分かりやすく、お客様満足度向上に繋がった。 |
伊予銀行様は瀬戸内圏域を中心に、全国13都府県にまたがる店舗ネットワークを構築し、全国地方銀行ナンバー1の広域店舗を展開、さらにはお客様の海外ビジネス支援強化を目的に、海外1ヵ店(香港)、3駐在員事務所(シンガポール、上海、ニューヨーク)を開設するなど、海外にも店舗網を展開するお客様です。
2012年10月よりFACT-V X200の稼働を開始した伊予銀行様を訪問しました。
基本方針のひとつに“お客様に応じた最高のソリューションの提供”を掲げる伊予銀行様。中でもATMは重要なチャネルであると位置付けられています。地域とお客様を結ぶ伊予銀行様のATM戦略を、伊予銀行事務統括部 課長代理 竹本 篤史様にお話をお聞きしました。
店舗ごとに機種を統一
事務統括部 課長代理
竹本 篤史様
ATMの入れ替え時期がきていた伊予銀行様、当社FACT-V X200の発表を待ち、半年ほど時期を遅らせ導入頂きました。FACT-V X200のデザイン性、また操作性を活かせるよう店舗戦略をしたと振り返ります。
「富士通さんから新しいATMが出るということで、どうせなら新しい機種をということでした。FACT-V X200の白いボディに、青く光るLED、従来のATMとは見た目が全然違います。店舗によっては、FACT-V X200とFACT-V model 20が混在してしまい、やはり統一感を出したいということで、今回、キャッシュコーナー毎にFACT-V X200、またはFACT-V model 20で統一するようにしました」
お客様の操作性を統一
数十年前には4メーカーのATMがひとつのキャッシュコーナーに並んだ時代もあったと言います。当然ながら店舗の管理負担、また本部での管理も大変だったと振り返ります。その後、徐々にメーカーを絞り、3年前からは当社ATMに一本化されました。
「管理・運用のしやすさがありますが、ATMをお使いになるお客様も、メーカーが違いますと画面が違います。特に振込処理はメーカー毎に画面が違いますので、お客様からすれば操作性が悪くなります。富士通さんのATMでも機種が違いますと操作性が若干違う部分もあり、今回キャッシュコーナー毎に同じ機種で統一し、お客様の操作性の統一にもなりました。実は愛媛県の多くの金融機関は(ゆうちょ銀行除く)、富士通さんのATMを採用しているので、愛媛県全域で同じような操作性のATMになっています。ですから愛媛のお客様は、どの金融機関のATMでも使い慣れているのではないでしょうか」
FACT-V X200導入の効果
「スピードが速い、きれいとのご意見があります。お年寄りの中には速すぎるというお声もありましたが(笑)、皆さん快適にお使いです。特に冬場、FACT-V model 20はコートの袖口が画面に触れ、指でタッチしたボタンが反応しなくなることがありましたが、FACT-V X200ではコートの袖口が画面に触れていても、タッチしたボタンが反応するようになりました。こちらからも要望を出していましたので、改善され良かったと思います。実際お客様からの苦情も減り、FACT-V X200を導入した効果が顕著に表れています。今後、他の店舗もFACT-V X200に入れ替わっていくと、さらに苦情も減るのではないでしょうか」
スムーズなパネル操作
コートの袖やカバンの端などが画面に触れていても入力できるように、タッチパネルの操作性を改善。ストレスのないスムーズな操作をお手伝いします。
ATMは重要なチャネル
「ATMにお知らせやシールを貼りたくなりますが、FACT-V X200は美観を損なわないようスッキリ、きれいに使っていきたいですね。お客様に"きれいなATMね'と感じて頂ければ、これも使い勝手の第一歩になるでしょうし、お客様の立場で考えた時、取引操作などは誘導ランプと音で分かりやすく、お金やカードなどを取り忘れてATMから離れた時に音が鳴るなど、注意を促す対策もあり、これらはお客様への満足度(CS)向上にもなるのではないでしょうか」
お客様センサーで取り忘れにも優しく対応
カードや紙幣を取り忘れて離れられた場合、センサーが検知し、すぐにイルミネーションと音で呼び止めます。また、紙幣口・硬貨口への異物投入時も、画面でお知らせするのと同時に、お返しする場所を光でわかりやすくお伝えします。
「今まで各メーカーは、機能面や処理スピード、またどういった取引が出来るのかというところで競い合っていたと思いますが、それプラス、見た目のイメージ、光、音、画面の使い勝手なども重要な要素になりました。ATMを使ってどこまでのサービスの提供が出来るのか、ATMで出来ることはATMで提供していきたいですし、ATMは重要なチャネルと考えています。今後とも富士通さんにはいろいろ教えていただきたいです」
ショッピングモールなどのATMコーナーには、各金融機関のATMが並びますが、"いよぎんのATMはきれいね。最新型ね'そんな女性の声もありますと、営業さんからの情報も。また竹本様の奥様からのお話として"きれいになったわね'と好評のようです。まずはお客様には気持ち良く使っていただくことが何よりと竹本様はおっしゃっていました。
こんなお声も頂きました
ジャーナル費用が・・・
これは随分助かりました。紙ジャーナルがなくなり、営業店での管理負担が随分減りました。どうしても誤廃棄の対策は必要ですし、紙ジャーナルを撤廃したことで媒体や管理コストを大幅に削減しました。
ジャーナルデータを集中管理する「センタージャーナル」とは?
- 営業店の紛失・誤廃棄のオペレーションリスクを軽減!
- 煩わしい交換・保管・廃棄などの営業店のジャーナル関連業務を削減!
- 媒体費用などのコストを大幅に削減!
今までは3ヶ月も・・・
システムの変更があった場合、フロッピィディスクを作って、富士通さんに頼んで・・営業店全ての展開には、だいたい3ヶ月ぐらいかかっていました。今は1日で終わってしまいます。ほんの1文字の変更でも3ヶ月かかるとなると対応が遅れてしまうことがあり、お客様にご迷惑をかけることもありましたが、今ではそのような心配もなくなりました。
ATM運用を改善した「リモートメンテナンス」とは?
- 短期間で全店一斉に新サービスの開始が可能!
- BIF更新、新サービス開始(運用)費用を削減可能!
- 新サービス適用やBIF更新でATMを止める必要がありません!
【株式会社 伊予銀行様 概要】(2012年6月29日現在)
本店 |
松山市南堀端町1番地 |
創業 |
明治11年(1878年)3月15日 |
店舗数 |
愛媛県内117か店、県外33か店、海外1か店、海外駐在員事務所3か所 |
職員数 |
3,066人 |
富士通グループは、これからも伊予銀行様のニーズにしっかりとお応えし、サポートしてまいります。取材ご対応ありがとうございました。
(注)本事例は、富士通株式会社、株式会社富士通エフサス、富士通フロンテック株式会社で対応した商談です。
株式会社 伊予銀行様が選んだのはFACT-V X200
従来のFACT-V(ファクトブイ)シリーズに込められたユニバーサルデザインへの想いを受け継ぎ、ATMを利用される方への「心地よさ」を徹底的に追求した製品です。お客さまが近づけば、息吹を感じるイルミネーションでお出迎え。心を落ち着かせるブルーの光とやさしい音で、親切ていねいに、スムーズな操作をお手伝いします。
操作画面は透明感のあるクリアな配色で統一しており、見る人に安らぎを与えます。わかりやすいレイアウトと読みやすい文字、聞き取りやすい音声とシンプルなイラストを用いたガイダンスなので、ご年配の方や、機械操作が苦手な方でもストレスなくお使いいただけます。
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