Fujitsu Composite AIのホワイトペーパー公開
2024年5月22日
English近年、AI技術、特に生成AIの進化により、AIがさまざまなビジネス課題に応用されるようになりました。しかし、一つのAIモデルではビジネスの課題の一部しか解決できないことが多いです。これらの問題に対処するために、複数のAIを組み合わせた「Composite AI」というアプローチが注目されています。この方法は、ビジネス課題をより細かく分けてそれぞれに特化したAIを用いることで、本来のビジネス課題の効率的な解決が期待されていますが、実現するには技術と業務の両方の知識が必要であり、高い障壁が存在しています。
富士通は、抽象的なビジネス課題をチャット形式の対話で理解し、無数の解の中から最適なAIモデルとデータを活用して具体的なソリューションを自動的に探索・提案することができる「Fujitsu Composite AI」に関するホワイトペーパーを公開しました。この技術は、複数のAIを組み合わせることで、従来の単一AIモデルでは対応が難しい複雑な課題にも効果的に対応できるように設計されており、AIの活用範囲を大幅に拡大します。この進化により、AI技術がこれまで届きにくかった分野にも、より低コストかつ迅速に提供することが可能になります。
本稿で紹介した「Fujitsu Composite AI」はマイクロソフト社の提供するAIフレームワークSemantic Kernelとのコラボで開発しており、2024年5月21日から開催されたMS Buildでのブレークアウトセッション (*) でその結果を紹介しておりますので、そちらも御覧ください。
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