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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Japan

長時間使用カートリッジテープについて
第4章: カートリッジテープが原因で発生する障害例

カートリッジテープが原因で発生する障害には以下のようなものがあります。

(1) 粘着性のゴミ
テープのバインダに含まれている粘着性の成分が湧出し、これが装置の磁気ヘッドおよびクリーナブレードによって粘着性のゴミがかき集められます。テープ走行が停止すると、このゴミがテープのコーティング面に転移したり、磁気ヘッドに付着するとヘッドとテープ間の摩擦が増加します。
これによって、テープは正常に走行できず、テープがヘッドから浮き上がり、ヘッドタッチが悪くなってリード/ライトエラーとなります。この粘着性のゴミはテープの使用回数に関係なくバインダの中から湧出してくるため、そのテープをクリーニングしても解決にはならないので、テープを廃却する以外に解決方法はありません。また、粘着性のゴミはテープの保管において、温度・湿度が上がると発生し易くなるので、保管環境に注意することが必要です。
(2) 粉ゴミ
磁気テープ装置の場合、テープとテープガイドおよび磁気ヘッドが摺動するため、ゴミの発生は避けることのできない問題です。
テープの走行に伴いテープエッジおよびコーティング面が削れます。このゴミがテープとヘッドの間に入ると、低いレベルでデータを書き込んだり、リード時に出力の低下を起こしたりして、リード/ライトエラーになります。また、ゴミの塊をリールに巻き込むとテープに凹凸を生じ、ヘッドタッチが悪くなってリード/ライトエラーとなります。このため、装置のテープガイドや磁気ヘッドの清掃を適時行うことが必要です。

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