富士通フォーラム2010 東京開催 - SPARC Enterprise出展レポート -
SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
2010年5月26日
「夢をかたちに- shaping tomorrow with you -」をテーマに、「富士通フォーラム2010」を開催しました。
富士通フォーラム2010では、ICTの新たな利活用を通じて、より安全で安心な、そして豊かな未来の社会の創造を目指す富士通の取り組みについて、セミナーと展示にてご紹介しました。
本イベントにおいて、UNIXサーバ「SPARC Enterprise™」を展示デモおよびセミナーによりご紹介しており、好評のうちに終了しております。
これら当日の会場の様子を、SPARC Enterpriseを中心にお届けいたします。
富士通フォーラム2010
夢をかたちに- shaping tomorrow with you - |
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会期 | 5月13日(木曜日)~14日(金曜日) |
会場 | 東京国際フォーラム(東京都千代田区) |
SPARC/Solarisの最新仮想化テクノロジー
紹介商品:SPARC Enterprise M3000、SPARC Enterprise T5220
Solaris 10、PRIMECLUSTER
プライベート・クラウドを実現するテクノロジーとして、仮想化技術が注目されています。
SPARC EnterpriseのOSである「Solaris」には、仮想化技術「Solarisコンテナ」が標準で提供されています。
Solarisコンテナを活用すると、柔軟なサーバ統合はもちろんのこと、クラスタソフトウェアPRIMECLUSTERとの組み合わせにより、仮想OS単位でクラスタ切替が可能となり、高信頼なシステムが構築できます。
デモでは、「Solarisコンテナ」「Solaris 8/9 Containers」によって複数の仮想OS環境を構築した2台のSPARC Enterpriseを用意し、PRIMECLUSTERでSolarisコンテナ上の業務アプリケーションを監視し、異常検出時には仮想OS単位に業務を切り替えられる様子を紹介しました。
プライベート・クラウドを支えるDB統合ソリューション
紹介商品:SPARC Enterprise M3000、ETERNUS DX80、Oracle Database 11g
プライベート・クラウドの実現には、大規模・高性能な統合データベース基盤の構築が不可欠となります。
デモでは、SPARC Enterprise M3000とフラッシュ技術を組み合わせによる高性能・高信頼性システムの構築をご紹介しました。
「Oracle Database 11g Release 2」の高速化技術「Database Smart Flash Cache」を活用し、ストレージシステムETERNUSに搭載させた高性能SSDをデータベースのキャッシュとして活用しました。
その結果、HDDへのアクセスに伴うI/Oのボトルネックを改善することができ、HDDのみを使用したシステムと比較して、スループットとレスポンスタイムが大幅に向上しました。
本検証システムの概要および検証結果は、ご紹介記事「日本オラクルと富士通 フラッシュ技術活用によるデータベース高速化を共同検証」をご参照ください。
SPARC/Solarisが拓くこれからのICTシステム
お客様の基幹システムの未来とクラウドへの適用
富士通株式会社 プラットフォーム技術本部
プロダクトソリューション技術統括部 統括部長代理 中陦 修
これからの基幹システムには、従来からの要件に加えて、コスト削減やビジネス環境の変化に対応するためのスピードアップが求められています。
仮想化の適用は、これらを解決するための第一歩であり、将来のクラウド化につながります。
SPARC Enterpriseは、Solarisコンテナ、LDoms、ZFS等のさまざまな仮想化技術を標準で提供しており、本セミナーではこれらの組み合わせによるお客様の課題解決方法を提案しました。
加えて、Solaris 8/9 Containersを活用し、既存のSolaris 8/9環境をそのまま仮想環境に移行できることをご紹介しました。
「ICT/クラウド」ゾーン
「プライベート・クラウドを実現するテクノロジー」ブース
「ICT/クラウド」ステージ
会場全景