世界的に注目される大会に合わせたサイバー攻撃は決して珍しい話ではなく、むしろ、必ずといってよいほど発生しており、サイバー関係者の間では「恒例のイベント」と言われるほどになっています。
過去の事例では、開幕の直前に、出場選手の動画ファイルや試合の無料ダウンロード画面に見せかけ、ウイルスに感染させる悪質な行為が相次いで確認されました。
また、公式および多数の関連Webサイトに対する大量のDDoS攻撃やWebアプリケーションへの攻撃試行なども確認されています。
最近では、大会の最中に公式サイトがサイバー攻撃を受け、一時的にダウンした事例もあります。情報の閲覧やチケットの印刷ができなくなり、会場のWi-Fiも使えなくなったほか、プレスセンターのテレビやインターネットも障害に見舞われるなどの被害もありました。
このマルウェアは、高度で非常に感染力が高く、ターゲットとなるネットワークにつながれたコンピュータに自動的に感染し、起動用のブートファイルを含む特定のデータを破壊します。
こういった「イベント便乗型」のサイバー攻撃について、複数のセキュリティ専門家からも「被害を拡大しやすい時期なので、世界中のサイバー犯罪者が最新の技術を試しにかかってくる」、「年々、巧妙化するサイバー攻撃の技術力が“発揮”されてしまう恐れがある」等の声があがっています。
日本政府はサイバーセキュリティ対策として、以下の取組みを掲げています。
2020年に向けたサイバー攻撃はすでに始まっていると言われています。当社をはじめ、多くの企業、国、関連組織等が協力しあうことが成功に導くカギだと考えます。
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