SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
2007年5月8日
富士通と米Sun Microsystems社(以下、米Sun社)は、2007年4月17日23時(現地時間:同日10時)、グランドハイアットホテル(米国ニューヨーク)において、UNIXサーバSPARC Enterpriseの共同記者会見を行いました。
米Sun社と富士通が共同開発した新SPARC/Solarisサーバの発表ということで、記者会見には、30社を超える報道機関やアナリストが集まりました。日本の報道機関も参加しており、世界中が注目する会見となりました。
最初にSPARC Enterpriseの共同開発に至った経緯、そして製品の概要について紹介いたしました。プレゼンテーションは、米Sun社 Executive Vice President, John Fowlerと当社 代表取締役 副社長 伊東 千秋 が共同で行いました。
右から、John Fowler(米Sun社)、伊東 千秋(富士通)
「米Sun社と富士通は20年にわたりSolaris市場拡大にむけて協業してまいりました。この度、共同開発したグローバルスタンダードUNIXサーバSPARC Enterpriseを、4月17日よりグローバルに販売を開始いたします。
SPARC Enterpriseは、常にUNIX市場をリードしてきた米Sun社のオープンテクノロジーと、富士通のメインフレーム技術の融合により誕生した、最強のSolarisサーバです。他社よりも素晴らしい信頼性、性能、パーティショニング機能を提供し、今日のインフラ要件に対応いたします。」
次にSPARC Enterpriseの具体的な機能について、紹介いたしました。プレゼンテーションは、米Sun社 Vice President, Gary Beckと当社 経営執行役 諸星 俊男が共同で行いました。
右から、John Fowler、伊東 千秋、諸星 俊男(富士通)
「ハイエンドサーバとミッドレンジサーバには、富士通が開発した高性能・高信頼プロセッサ「SPARC64 VI」を搭載し、エントリーサーバにはSunが開発した高性能・省エネルギープロセッサ「UltraSPARC T1」を搭載しています。
SPARC Enterpriseでは、ハードウェアとソフトウェアの両方のパーティショニング機能を利用することができ、お客様の業務に合わせて選択することができます。
また、ハイエンド・ミッドレンジサーバは、メインフレームと同じ信頼性を実現したSPARC64 VIプロセッサをはじめ、メモリを二重化するメモリミラー、アドレスパス/データパスのECC保護などを装備。他社よりも優れた信頼性・可用性を提供いたします。
さらに、2階層SAP SDベンチマークテストで、HPを30%以上凌ぐ世界最高性能を達成(32コアクラス)するなど、高性能を実現しています。」
会場には当社ブランドとSunブランドのSPARC Enterpriseを展示しておりました。SPARC Enterpriseを前に、両社の20年来続く強固な協調関係を再確認し、今後の発展に向けてまい進してまいります。
SPARC Enterpriseの発展を願い、
固く握手を交わすFowlerと伊東
記者会見に出席した富士通スタッフ
[注記事項]