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Fujitsu

Japan

システムリソースを柔軟に活用可能な、DR(動的再構成)

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。


関連製品:SPARC Enterprise M4000, M5000, M8000, M9000


パーティション運用をしている場合でも、CPUやメモリ、I/Oなどのハードウェアリソースを、システムを動作させたままパーティション間で移動させることが可能です。この機能をDynamic Reconfiguration(ダイナミックリコンフィギュレーション、以下DR)と呼びます。ハードウェアリソースのパーティションへの組み込み、切り離しを動的に行うことができ、システムを再構成することができます。

DRを利用することで、業務拡張や新規業務の追加などの要求に対して、リソースの追加や配分が行えます。最大256コアまで拡張可能なSPARC Enterpriseのリソースを柔軟に利用できるため、サーバコンソリデーションのような用途に適しています。

本機能は、SPARC Enterprise M4000以上のモデルで採用しています。

ハードウェアリソースの有効活用

予備リソースを準備しておき、日次・月次・年次などにおける業務負荷の変化に合わせて予備リソースを組み込むことができます。DRを利用することにより、24時間365日稼動が求められるシステムにおいて、データ量・業務量の変化に応じた柔軟な資源配置を実現します。

ハードウェアリソースの活性交換

SPARC Enterprise M8000, M9000の場合、複数のCPU/メモリボードのハードウェアリソースを組み合わせてパーティションを構築することで、CPUやメモリの活性交換が可能になります。

例えばパーティションを2枚のCPU/メモリボードで運用するとします。CPUで故障が発生したら、壊れたCPUを搭載していないCPU/メモリボードだけでパーティションを運用するように切り替えます(縮退運転)。次に、壊れたCPUを搭載したCPU/メモリボードを取り外してCPUを交換し、再び元のパーティションに組み込みます。
この間、システムを止める必要はありません。故障コンポーネントを動的に切り離して交換できる機能と、DRを組み合わせることで、システムを止めずにCPUを交換し、故障前と同じシステムの状態に戻すことができます。