PRIMEQUEST 2000シリーズは、装置が消費する電力量の監視を行います。 消費電力情報は、サーバ管理専用ユニット(MMB)のWeb-UI画面上で表示されます。
これにより、実際の使用電力に基づきエネルギー効率を最大化する設置計画を立てることができます。 また、センター全体での使用電力平準化によって、局所的な高温ポイントをなくし、 センター全体の冷却を効率化するなどの電力削減効果が期待できます。
MMBでの消費電力監視
PRIMEQUEST 2000シリーズは、システム内のファンの監視を行い、 サーバ管理専用ユニット(MMB)のWeb-UI画面に状態を表示します。 この画面にはサーバが排出する空気の量(風量)も表示されます。
これにより、データセンターやサーバルームの空調機が送り出さなければならない 風量を正確に把握できます。 実運用に沿った最適な空調設計が可能となることで、 データセンターの使用電力量の大部分を占める空調システムの電力削減に役立っています。
MMBでの風量表示
関連情報
ミドルウェアと連携(注2)して、 運用ポリシーに従い、負荷状態の低いサーバへ仮想マシンを移動した際、 未使用となったサーバやストレージの電源切断を自動に行い消費電力の削減を行います。
SB内部の気流が効率良く冷却できるよう部品を配置
コンポーネント未搭載時や保守時、空気のための弁(フラップ)が 封鎖することにより、空気漏れによる冷却効率の悪化を防止
電源変換(AC-DC、DC-DC)の高効率化による消費電力の削減
効率のよい回路や部品を採用した高効率電源の採用
PRIMEQUEST 2000シリーズは、変換効率94%を達成し、電源ユニットに対する認証制度 「80 PLUS」における 80 PLUS Platinumを取得した電源を採用
PRIMEQUEST 2000シリーズでは、システム全体の消費電力上限値を設定することができます。消費電力が事前に設定した制限値値に近づくと自動的にシステムの運転を調整し、設定した最大消費電力を超えないようにします。(注3)
富士通の環境への取り組みや節電、省エネ対策についての解説を掲載しています。