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政令指定都市“初”、人口72万人「静岡市様」において PRIMEQUEST上でメインフレーム資産を継承できるOSIV/XSP動作機構を導入

静岡市役所本館「あおい塔」の写真 静岡市役所本館「あおい塔」

静岡市様 導入事例


美しい自然と歴史に彩られた静岡市。同市では、政令指定都市への移行等に伴う業務量及びシステム経費の増加が問題となってきていました。
そこで、現行システムの高信頼性を維持しつつ経費削減や電子自治体への対応などを目的にメインフレームで稼働する基幹システムの最適化を進めてきました。
しかし、基幹システムの1つである税務・国保年金システムの更改において予算面が大きな課題に。同市は、初期導入コストの抑制とスムーズな移行を実現するため、高信頼な富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」と、「PRIMEQUEST」上でメインフレーム資産を継承できるハードウェアオプション「OSIV/XSP動作機構」の組合せを採用。さらに予備のシステムボードを搭載しておくことにより低コストでの可用性の向上を図っています。

[ 2012年4月25日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 自治体
ハードウェア: 基幹IAサーバ PRIMEQUEST 1800E (OSIV/XSP動作機構)
ETERNUS DX8100 ディスクアレイ、ETERNUS VT600 バーチャルテープ
ソフトウェア: OSIV/XSP
【課題と効果】
1 税務・国保年金システムの更改において費用を抑えたい 「PRIMEQUEST」上でメインフレーム資産をそのまま継承できる「OSIV/XSP動作機構」を採用。既存資産(データ/アプリケーション)に手を加えずにスムーズな移行を実現し、初期導入コストを抑制
2 リプレース前の性能や安定性は維持したい 「PRIMEQUEST」の導入により、既存システムよりも全体的にパフォーマンスが向上。また、万が一の障害時に切替えが可能な予備のシステムボードを搭載しておくことで可用性の向上を実現
3 運用管理業務の効率化を図りたい サーバのCPUを使用せずストレージだけで高速コピーができるETERNUS DX8100のアドバンスト・コピー機能を活用することで、バックアップ処理の高速化・効率化を実現。
また、ETERNUS VT600バーチャルテープの導入によりバッチ処理時間を従来の1/3に短縮するとともに、システム運用担当者によるテープ交換等の負荷が軽減

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導入の背景

TCO削減、電子自治体への対応を目的に基幹システムの最適化計画を実施

多くの名勝・旧跡を抱える静岡市は、豊富な海と山の幸にも恵まれ、地場産業にも力を入れています。
現在、同市では「静岡を希望の岡に」を合言葉に地域資源を最大限に活かし、さらなる発展を目指す「まちみがき戦略推進プラン」を進めています。希望に満ちた未来に向かってさまざまに取り組む同市では、行政基盤を支えるICTインフラの改革も進行中です。
2005年、同市は運用・維持管理コストの削減、電子自治体への対応、市民サービスの向上などを目的に、メインフレームで稼働する基幹システムの最適化計画を策定しました。

静岡市日本平のお茶畑より、富士山を望む写真 静岡市日本平のお茶畑より、富士山を望む

同計画に基づき、2008年に財務会計システム、2009年に住民記録・共通基盤システムのオープンプラットフォームへの移行を果たし、最後に残った税務・国保年金システムの移行プロジェクトをスタートしました。

導入の経緯

「OSIV/XSP動作機構」によりオープンプラットフォームでメインフレーム資産を継承

「当初、コスト面やメンテナンスの容易性からパッケージソフトの導入を検討していましたが、当時本市が求める政令指定都市特有の要件を標準で実装した製品はありませんでした。
しかしアプリケーションを手組で最初から構築するには膨大なコストと時間が必要です。各ベンダーへRFI(情報提供依頼書)を出した結果、予算内では実現できないという結論に至りました」と静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課 課長 青木桂吾氏は語ります。
2005年に政令指定都市へ移行、その後の隣接地方公共団体との合併など経費が増大する時期とも重なり、初期導入コストをいかに抑えながら税務・国保年金システムの最適化計画を遂行していくか、難しい局面を迎えていました。その打開策として同課の出した答えが、オープンプラットフォームでのメインフレーム資産の継承でした。

静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課 課長 青木 桂吾氏の写真 青木 桂吾
静岡市
経営管理局 行政管理部
情報管理課
課長

「業務アプリケーションには変更を加えず、プラットフォームとなるハードウェアのみ移行する。コストも抑えられますし、オープン化を見据えたシステムを構築できます」と同課 情報システム担当 統括主幹 漆畑利和氏は振り返ります。
オープンプラットフォームへの移行において重視したポイントについて「既存システムは長年メインフレームで安定稼働していたため、メインフレーム並みのパフォーマンスや堅牢性、安定性を求めました。またスムーズなデータ移行も欠かせない要素でした」と青木氏は語ります。

同課の要件に対し、既存システムを構築していた株式会社NTTデータ東海様は、既存メインフレーム「GS21シリーズ」を提供していた富士通と連携し、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」と「OSIV/XSP動作機構」を提案しました。

導入のプロセスとシステムの概要

予備のシステムボードの搭載により低コストで高可用システムを実現

静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課 情報システム担当 副主幹 長島 正卓氏の写真 長島 正卓
静岡市
経営管理局 行政管理部
情報管理課 情報システム担当
副主幹

システムの開発は2011年5月からスタート。システム構築を担当するNTTデータ東海様は富士通と共同で、「PRIMEQUEST」と「OSIV/XSP動作機構」の組合せにて実行環境に近いかたちでパフォーマンス検証を再度行いました。その結果、既存システムと比べ、全体的にパフォーマンスが向上していることの確証を得ました。また、重視していたデータの移行もスムーズに進みました。「アプリケーションの改修がなかったため移行作業は非常にスムーズでした。ただ、端末の更改なども合わせて行ったのでスケジュールには心を配りました」と同課 情報システム担当 副主幹 長島正卓氏は語ります。

2012年1月、新システムは予定通りに本稼働。システムの構成は、「PRIMEQUEST 1800E」を中核として、「ETERNUS DX8100ディスクアレイ」、「ETERNUS VT600バーチャルテープ」で構成され、従来同等の高可用性を実現しています。「以前は運用系/待機系の2台のメインフレームが稼働していましたが、待機系メインフレームの老朽化により2010年8月からは1台で運用しており、可用性を強化したいと考えていました。今回、万が一の障害時に自動で切替えが可能なPRIMEQUESTの予備ボードを活用することにより、低コストで可用性の向上を図りました」(長島氏)。

静岡市様 システム構成図

導入の効果と今後の展望

パフォーマンスも向上し、計画全体で運用管理コストを20%以上削減

新システムはトラブルもなく安定稼働を続けています。導入効果について「マルチCPUによる並行処理が可能になったことで、職員からも、オンライン処理が速くなったという声を聞きました。
業務の効率化が図れ、経費削減効果も期待できます」と漆畑氏は語ります。

運用管理面もETERNUSの導入により大幅な効率化が図れました。「ETERNUSのアドバンスト・コピー機能により業務運用中のバックアップが可能となり、これまで休日に行っていたバックアップ作業が不要となりました。またバッチ処理もバーチャルテープの導入により従来の1/3の処理時間で完了する業務もあります」(長島氏)。

静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課 情報システム担当 統括主幹 漆畑 利和氏の写真 漆畑 利和
静岡市
経営管理局 行政管理部
情報管理課 情報システム担当
統括主幹

今後のシステムの展望について「今回で基幹システムの最適化計画は一段落し、目標としていた運用管理コストの20%以上削減も達成できました。今後、システムボードを追加することで、各部門にあるサーバの仮想集約も図っていきたいと考えています。また、費用対効果と市民サービスの視点に立ち、クラウドの活用も見据えてさらなる改革を進めていきます。NTTデータ東海と富士通にはこれからも安定稼働とともに先進的な提案を期待しています」と青木氏は語ります。

国内はもとより世界の人々の心をとらえる静岡市。希望に向かって前進する同市を、富士通は、ICT技術と総合力を駆使し支援してまいります。

静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課の皆様の写真
静岡市 経営管理局 行政管理部 情報管理課の皆様

パートナーメッセージ

株式会社NTTデータ東海
公共事業部 静岡公共ソリューション担当
課長 後藤文夫 様

本プロジェクトは、静岡市様の課題解決と期待する効果を達成するために、富士通と共に取り組んできました。
今回の移行プロジェクトにおける重要なポイントは、現行GS21とPRIMEQUESTを併設し、順次切り替えを行うため、設置工事が4回に渡った事でした。4回の設置工事と切替リハーサルの作業は、現行システムには絶対に影響を及ぼさない安全性を問われました。

そのため、私たちは「段取り重視」「問題発生時の報告」に心がけました。分刻みの詳細スケジュールを富士通と共に繰り返し事前調整し、実施後の振り返りを行う事で精度を上げたのです。満足の行く工事結果を得られた事は、静岡市様がシステムの環境と運用を踏まえて移行作業におけるリスク管理に重点を置かれたからと感謝しております。

NTTデータ東海は、今後も静岡市様に変革パートナーとして「プラスワンバリュー」「プラスワンサービス」を届けられるように努力して参ります。

【静岡市様 概要】
所在地 静岡県静岡市葵区追手町5番1号(静岡市役所)
総人口 723,176人(住民基本台帳人口+外国人登録 2012年2月末)
行政区 葵区、駿河区、清水区
名所 日本平、三保松原、久能山東照宮 等
名産 みかん、お茶、マグロ、シラス、桜エビ、わさび、いちご 等
ホームページ 静岡市様 ホームページOpen a new window
静岡市様のロゴ

【導入事例(PDF版)】

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