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インタビュー2
垂直統合型 仮想化統合基盤

キーワード 仮想化の課題/その解決策

仮想化統合に向けた様々な課題を解決

近年、コスト削減などを目的に、仮想化によるサーバ集約は広く普及してきました。しかし、多くの場合、システム単位での仮想化導入など、ICTインフラの部分的な最適化にとどまっており、本来の目的であるコスト削減効果が十分に得られているとは言えません。全社視点でICTインフラ投資を最適化するには、「仮想化統合基盤」を実現する必要がありますが、仮想化統合には、システムの複雑化や運用管理の負荷増大など、新たな課題も指摘されています。こうした課題をいかに解決すればよいのか。プラットフォーム技術本部 クラウドインフラセンター 部長 押川 智浩に話を聞きました。

サイロ型仮想化から仮想化統合へ

サーバ仮想化を導入する企業が年々増え、もはや一般的な技術となってきているようですね。

押川:確かに、サーバ台数の削減、資源の効率的な利用による運用コストの低減などを目的に、仮想化を導入する企業は年々増加しています。

また、仮想化基盤をベースとしたインフラの標準化によるITガバナンス強化や、仮想サーバの払い出しによる業務部門へのサービス向上といった効果にも期待がよせられています。

しかし、仮想化を導入した企業の多くが、期待通りのメリットを享受できずにいるのが現状です。

プラットフォーム技術本部
クラウドインフラセンター
部長 押川 智浩

なぜ、期待通りのメリットを享受できないのでしょうか。

押川:仮想化の導入が業務システム単位の「サイロ型」(注1)にとどまっているからです。もちろん、部分的なサーバ統合でもインフラコストの一部低減などのメリットはありますが、その効果はあくまでも限定的です。またシステムのサイロ化は、全社的な全体最適の視点でICTインフラ投資や運用の効率化を進めていく上でも、阻害要因の1つになってしまいます。

(注1)サイロとは家畜の飼料や穀物などの貯蔵庫。英語では「窓がなく周囲が見えない」という意味があることから、組織の業務プロセスやシステムなどが他部門との連携を持たずに孤立していることを表す。

「サイロ型」を脱却して、仮想化のメリットを全社に波及させるには、どうすればよいのでしょうか。

押川:全社的なインフラ基盤を作り、その上に仮想化システムを集約する「仮想化統合基盤」の実現が重要となります。

全社視点で物理的な資源の大幅な圧縮や業務部門へのサービス向上を図ることで、コスト低減効果の拡大、運用の効率化、消費電力量の削減、資源利用効率の向上など、仮想化のメリットを最大限に享受することができるからです。仮想化統合基盤を実現することで、様々な経営課題が解決し、柔軟で効率的なインフラ運用を可能にするとともに、企業として目指すべき全体最適へとつなげることができます。

しかし一方で、その実現には課題もあります。

サイロ型仮想化:システム単位での仮想化導入により、部分的な最適化に留まる。全社視点のICTインフラ投資/最適化が難しい。

仮想化統合基盤(仮想化ソフト・サーバ・ストレージ・ネットワーク):全社共有の仮想化統合基盤導入により、全体最適化を実現。全社視点による、効率のいいITインフラ投資/最適化が可能。ITガバナンスの強化。

仮想化統合基盤の実現に向けて乗り越えるべき課題とは

「仮想化統合基盤」の実現のために企業が乗り越えなければならない課題には、どのようなものがあるのでしょうか。

押川:「導入」「運用」「保守」「増設」のICTライフサイクルの各フェーズで、さまざまな課題が生じます。

たとえば、導入フェーズでは、物理環境とは異なる要素技術の選択やシステム設計が必要となり、その検証・構築には、相応の時間とコストがかかります。

運用フェーズでも、従来の物理環境に加えて、仮想環境も監視しなければならなくなるため、運用管理の負荷が上がります。保守・増設のフェーズも同様で、物理環境に仮想環境が加わることで、乗り越えるべきさまざまな課題が生じてしまうのです。

ICTライフサイクルの各フェーズで発生するこうした課題を解決する方法はあるのでしょうか。

押川:いま、解決策の1つとして注目されているのが、垂直統合型の商品です。具体的には、ハードウェアとソフトウェアを最適に組み合わせ、事前に検証したうえで構築を行い、運用ノウハウも組み込んだベストプラクティスとして提供される商品です。垂直統合型商品が期待されるのは、先に述べたICTライフサイクルにわたる様々な課題を解決する機能が、あらかじめ組み込まれているからです。

富士通の垂直統合型 仮想化・クラウド基盤「PRIMEFLEX for Cloud」

富士通が提供する垂直統合型の商品についてお聞かせください。

押川:「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Cloud(以下、PRIMEFLEX for Cloud)」が、当社の垂直統合型の仮想化・クラウド基盤です。富士通の豊富なシステムインテグレーション(SI)実績のもと、長年積み重ねてきたノウハウと最新技術を活かし、お客様のニーズに応える仮想化統合基盤を提供し、ICTライフサイクルにおける様々な課題を解決します。

PRIMEFLEX for Cloudは、具体的にICTライフサイクルにおける様々な課題を、どのように解決するのでしょうか。

押川:たとえば、導入フェーズであれば、基本設計・構築・基本設定済みのシステムとして納入されるため、お客様は構成に悩む必要がなく、導入までの時間を大幅に短縮できます。

運用フェーズにおいても、物理・仮想環境が混在したシステムを一元管理できるのはもちろん、システムの状況をわかりやすく可視化した画面で直感的に管理することが可能です。

保守フェーズでは、マイグレーション時に移動した仮想マシンをワンクリックで元の位置に戻すことができますし、増設フェーズでも、サーバ増設の複雑な設定の多くが自動化されています。

このように、富士通のベストプラクティスを凝縮した「PRIMEFLEX for Cloud」は、ICTライフサイクルにおける様々な課題を解決し、理想的な仮想化統合基盤を実現します。

PRIMEFLEX for Cloudによる課題例の解決策

導入フェーズ

基本設計・構築・基本設定済みのシステムとして納入されるため、お客様は構成に悩む必要がなく、導入までの時間を大幅に削減することができます。


運用フェーズ

物理・仮想環境が混在したシステムの管理をはじめ、日々の運用を視覚的にわかりやすい画面で管理できます。


保守フェーズ

マイグレーション時に移動した仮想マシンをワンクリックで元の位置に戻すことができます。


増設フェーズ

物理サーバの増設時に必要となる複雑な設定を自動的に行うことができます。


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