PRESS RELEASE
2020年11月6日
富士通フロンテック株式会社

令和2年度「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞

 当社社員である相塲 満彦(あいば みつひこ)が、令和2年度「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞しました。
 「卓越した技能者(現代の名工)」の表彰制度は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰する制度です。
 この度の受賞は、高精度部品の検査および、μ(ミクロン)単位の表面仕上げ精度を実現するなど、半導体製造設備などの高品質維持や量産化に寄与したことが評価されました。 なお、本賞の当社社員の受賞は、五十嵐 清英(平成16年度)、川﨑 勝司(平成22年度)に次いで3人目となります。
 当社グループは、ものづくりへのこだわりを強みとした、プロダクト・ソリューション・サービスの三位一体でお客様のビジネスに新たな価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

受賞者

相塲 満彦(あいば みつひこ)
(システム製造本部 製造統括部 工機製造部)

勤務地
当社 新潟工場(新潟県燕市吉田東栄町17番8号)
略歴
平成2年4月1日 当社 新潟工場入社
平成22年3月「特級機械検査技能士」認定(厚生労働省)
平成25年11月「にいがたの名工」認定(新潟県知事)
平成30年3月「特級仕上げ技能士」認定(厚生労働省)

検査作業風景

受賞理由

ATM(現金自動預払装置)および、半導体製造装置に搭載される高精度部品の検査において、汎用測定器、三次元測定機、ならびに五感を駆使し的確な判定を下せる検査技能で高い信頼を得ています。仕上げ加工ではワイヤーボンディング()装置の性能を左右するホーン部の内面仕上げにおいて、難削素材の一種のチタン合金を機械加工では生み出せないレベルの超精密表面仕上げを実現し、高品質維持や量産化に貢献したことが評価されました。
また、11年間にわたり技能検定委員として、機械検査検定の運営に貢献するなどの活動を継続し、新潟県内の高校生の技術指導や社内での指導など後進技能者への技能継承を行っており、これらの功績が認められたものです。

関連Webサイト

以上

注釈

  • 注 ワイヤーボンディング:
    直径十数マイクロメートルから数百マイクロメートルの金、アルミニウム、銅などの金線(ワイヤ)を用いて、集積回路上の電極と、プリント基板、半導体パッケージの電極などを、熱、超音波、圧力を使い、金線を直接電極と接続する方法。

お問い合わせ先

富士通フロンテック株式会社 広報・IR室
お問い合わせフォーム:https://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/contact/privacy-ir.html


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