スマートフォン・タブレット端末を活用することは、企業の顧客接点力の強化に効果的です。スマートフォン・タブレット端末の活用法やマルチデバイス対応について、富士通総研 田中 秀樹が解説します。
「パソコン」、「モバイル」、「大型テレビ」というトリプルスクリーンの中で、最近、取り組む企業が増えているのが「モバイル」、中でもスマートフォンとタブレット端末です。スマートフォンやタブレット端末を使うと、今までとは異なる利用シーンや利用層をビジネスの対象とすることができます。
例えば、スマートフォンに搭載されたGPSの位置情報機能を利用して、公園などの野外からピザやサイドメニューの注文できるアプリを提供している会社があります。花見やバーベキューの最中に、詳細な住所が分からなくても注文できる手軽さが好評で利用者が増えています。スマートフォン利用者はソーシャルメディアを使いこなしていることが多いので、良いアプリを提供すると評判がクチコミで広がっていきます。
また、タブレット端末は、今までパソコンや携帯電話経由でインターネットを使わなかった層のアクセス端末としても期待されています。指で操作する直感的なインターフェースは、子供やシニア層でも操作でき、ビジュアルや動画を組み合わせた電子カタログを配布することでEC市場が拡大すると言われています。
顧客接点を強化する上で、スマートフォン・タブレット端末の活用は有効なものですが、課題もあります。まず、急速に進化しているのでOSのバージョンアップが多く、その都度アプリの提供者は対応確認が必要となります。また、端末が次々と発売され、それぞれサイズや搭載機能が異なっているので、機種毎に対応を確認する必要があります。
アプリのボタン配置や画面操作などパソコンや携帯電話と作法が異なっている点にも注意が必要なので、異なるスマートフォン・タブレット端末をビジネスで活用する際には、実績のある開発会社やサービス基盤を活用することが、利用者の評価を高め、後々の運用作業を軽減することにつながります。
(株式会社富士通総研 田中 秀樹)
株式会社富士通総研(FRI)
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