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海外事業拡大に向け、海外事業基幹システムを「SPARC M10」で刷新
HP-UXから移行しバッチ処理性能3倍、運用コストを2/3に削減

大日本印刷株式会社様 導入事例

大日本印刷株式会社様 外観写真

新しい価値を創造する世界最大規模の総合印刷会社、大日本印刷株式会社。同社は、海外ビジネスの拡大に向け、海外事業基幹システムのプラットフォームを刷新しました。
HP-UXで構築した既存システムからの大幅な性能向上、24時間365日の安定稼働に加え、コスト削減、ワンストップサポートなど総合的な観点から新システムの中核に「SPARC M10」を採用。富士通との綿密な連携のもと、充実した移行ノウハウや富士通トラステッド・クラウド・スクエアでの導入テストにより約4カ月の短期間構築を実現。導入後、レスポンス性能は2倍、バッチ処理性能は3倍に向上し、運用コストは2/3に削減しています。

[ 2013年11月13日掲載 ]

 
【導入事例概要】
業種: 総合印刷
ハードウェア: UNIXサーバ SPARC M10-1、ストレージETERNUS DX60
ソフトウェア: データベースOracle Database 11g
高信頼基盤ソフトウェア PRIMECLUSTER
アプリケーションサーバ Oracle WebLogic Server
帳票設計ソフトウェア SVFX-designer

「SPARC M10を検討した際、高性能はもとより、メインフレームの信頼性を継承した安定稼働、Oracle Solarisの将来性や長期サポート、Oracle Databaseとの親和性もポイントとなりました。また、SPARC M10-1とそれに最適なOracle Database 11gの適用による保守費用の抑制や、ワンストップサポートも高く評価しました」

【課題と効果】
課題 効果
海外ビジネス拡大に向けて海外事業基幹システムの性能向上を図りたい 「SPARC M10」のプロセッサSPARC64 Xの高性能によりレスポンス性能が2倍、バッチ処理性能が3倍に向上。またCPUコア アクティベーションによる柔軟な拡張性に期待
トータルコストの削減を実現したい SPARC M10-1とそれに最適なOracle Database 11gの適用による保守費用の抑制、バックアップサーバの導入による運用の効率化などトータルで運用コストを2/3に削減
既存サーバのサポート終了が迫る中、短期間で構築したい 富士通との綿密な連携のもと、HP-UXからOracle Solarisの充実した移行ノウハウや富士通トラステッド・クラウド・スクエアでの導入テストなどにより、約4ケ月の短期間構築を実現

本事例に関するお問い合わせ

導入の背景

ワールドワイドのビジネス拡大に向けて海外事業基幹システムを刷新

大日本印刷という社名から多くの人は印刷物をイメージすることでしょう。しかし、同社の事業領域は一言で表せないほど多岐にわたっています。例えば、日本でつくられるペットボトルの1/3に同社の無菌充填システム注1が使われています(同社調べ)。またスマートフォンや生体認証ICキャッシュカードにも同社の技術や製品が活用されています。
1876年創業以来培ってきた印刷技術と先進の情報技術を融合した独自のソリューションが同社の強みです。国内外約3万社の企業と消費者に新たな価値を提供する同社の事業には、出版、デジタルサイネージなどの「情報コミュニケーション」、パッケージ、産業資材などの「生活・産業」、ディスプレイ、電子デバイスなどの「エレクトロニクス」の3つの柱があります。

大日本印刷株式会社様 永田 智康氏の写真
永田 智康
大日本印刷株式会社
海外事業統括本部
海外業務推進部 海外システム課
課長

この3つの柱を中心に事業を拡大する同社は、近年、グローバル化にも積極的です。現在、海外に26カ所の営業拠点、13カ所の製造拠点を展開しています。ワールドワイドの事業展開を支えているのが同社の海外事業統括本部です。「近年、大日本印刷は海外に向けた事業拡大の動きが活発化してきており、当本部のサブシステムの中のメイン機能である輸出システムは、あらゆる自社製品が輸出できる仕組みを構築してきました」と、大日本印刷株式会社 海外事業統括本部 海外業務推進部 海外システム課 課長 永田智康氏は話します。

同社の輸出を中心とした業務は、海外事業基幹システムを通じて行われます。従来HP-UXで構築していた既存システムは拡張面に限界があり、リプレースを機に、ワールドワイドのビジネス拡大に向けてプラットフォームを刷新することになりました。

<さまざまな分野で利用されている製品の一例>


PETボトル


タッチパネルセンサー


電子ペーパー表示システム

導入のポイント

高性能、高信頼性、ワンストップサポートなど総合的に「SPARC M10」を評価

同社の海外事業基幹システムは、輸出通関業務や海外のお客様への請求書、海外協力会社への発注書など帳票類の発行業務も行っています。リプレース後には、海外事業に関する業務データ量の増大やユーザー数の増加に対応できる大幅な性能向上が求められました。また、業務内容のシステムへの要求として24時間365日の安定稼働は不可欠でした。さらに、コスト削減、新機能を追加するための拡張性、トラブル対応の迅速化を図るサポート窓口の一本化などもポイントとなりました。

複数ベンダーを対象に検討を重ねる中で、「新しい高性能サーバの情報に注目していた」と永田氏は話します。それが富士通のUNIXサーバ「SPARC M10」です。「スーパーコンピュータの技術を活用した高性能マシンであり、スペックもこれまでのサーバから格段に向上する。数字的な裏付けも確認し、SPARC M10が有力候補となりました」(永田氏)。

大日本印刷株式会社様 黒沢 一男氏の写真
黒沢 一男
株式会社DNP情報システム
業務システム本部
業務システム第3部
部長

実際の製品選定は、大日本印刷グループの情報システムを担う株式会社DNP情報システムが行いました。「当社は情報システムの企画、設計から構築、運用、保守まで携わり、安定したサービスを提供するのが役割です。SPARC M10を検討した際、高性能はもとより、メインフレームの信頼性を継承した安定稼働、Oracle Solarisの将来性や長期サポート、Oracle Databaseとの親和性もポイントとなりました。また、SPARC M10-1とそれに最適なOracle Database 11gの適用による保守費用の抑制や、ワンストップサポートも高く評価しました。高性能だけでなく総合的な観点からSPARC M10を選択しました」と、株式会社DNP情報システム 業務システム本部 業務システム第3部 部長 黒沢一男氏は話します。

導入のプロセスとシステムの概要

富士通トラステッド・クラウド・スクエアで導入テストを実施し構築時間を短縮

「SPARC M10」の採用が決定されたのは2013年2月。納期は同年6月ですから、約4ヵ月間の短期間構築となりました。スケジュール通りに進めるうえで有効だったのが、富士通トラステッド・クラウド・スクエアで「SPARC M10」による導入テストを実施したことです。このテストにおいて「SPARC M10」の高性能が図らずも実証されました。

大日本印刷株式会社様 山下 祥平氏の写真
山下 祥平
株式会社DNP情報システム
業務システム本部
業務システム第3部

「海外事業基幹システムは、各事業部の業務システムとのデータ連携を行うため、テストの量も膨大です。ある程度、テスト時間をとっていたのですが、「SPARC M10」の高い処理能力により想定した時間よりもかなり短時間で終了できました。短期間構築の中、「SPARC M10」に助けられました」と、株式会社DNP情報システム 業務システム本部 業務システム第3部 山下祥平氏は振り返ります。
HP-UXからOracle Solarisへの移行も、富士通の充実した移行ノウハウによりスムーズに進むなど、株式会社DNP情報システムと富士通との綿密な連携により納期どおりに本稼働を迎えることができました。

新システムの構成は、中核となるデータベースサーバに「SPARC M10-1」を採用し、富士通の高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER」によるクラスタ構成で高可用性を実現。データベースサーバはアプリケーションサーバとバックアップサーバと連動しています。また、ハードウェアからソフトウェアまで富士通の専門技術者が一括して受け付ける保守・運用サービス「SupportDesk」の採用により、サポート窓口を一本化。ワンストップのサポートによりトラブル時の迅速な対応を実現しています。

大日本印刷株式会社様 システム構成図

導入の効果と今後の展望

レスポンス性能が2倍、バッチ処理性能が3倍、運用コストを2/3に削減

今回は、新しいサーバの採用、HP-UXからの移行、ソフトウェアのバージョンアップなど大幅な変更を短期間で行ったにも関わらず、本稼働後、大きなトラブルもなく安定稼働を続けています。

導入後、データベースのレスポンス性能は2倍に向上。海外事業基幹システムのアプリケーションを利用しているユーザーから「断然、速くなった」と高速レスポンスを評価する声が寄せられています。
バッチ処理に関しては、他部門のデータベースと連携してデータ処理を行っており、従来、データ量の大きなものは時間を要していましたが、バッチ処理性能が3倍に向上したことで処理時間の大幅な短縮を実現。また、ソフトウェアの保守費用の抑制や、バックアップサーバの導入による運用の効率化などトータルで運用コストを2/3に削減しています。

今後の展望について「新機能の追加を計画していますが、CPUコア アクティベーションを活用することで必要な分だけ柔軟に拡張できるので、初期導入費をおさえたタイムリーな拡張が行えることを期待します。また協力会社との連携強化、事務処理の効率化も今後のテーマです。富士通には、富士通グループの総合力を活かしたサポートはもちろん、ビッグデータの処理技術など先進的な提案も期待しています」と永田氏は話します。

同社の海外事業拡大を支える「SPARC M10」。新しい価値を創造し社会の発展に貢献する同社の取り組みを、富士通はこれからも先進技術と総合力を駆使し支援していきます。


(右から)山下 祥平氏、永田 智康氏、黒沢 一男氏、富士通 牧野 高宏

【担当営業メッセージ】

富士通株式会社 産業ビジネス本部プロセス産業統括営業部印刷産業営業部
牧野 高宏


SPARC M10の導入により、導入前のシステムと比較して大幅なコスト削減、レスポンスの向上を実現いただいております。当初は他OSからの移行ということでアプリ改修等の不安要素もありましたが、最終的に導入できましたのはお客様のシステムリプレースへの意識の高さ、当社提案に対する深い理解、的確な判断に因るところが大きいと感謝しております。今後も当社の総合力を活かし、大日本印刷様の海外事業を全力でご支援できるよう努力してまいります。

【大日本印刷株式会社様 会社概要】
所在地 162-8001 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
代表取締役社長 北島 義俊
創業 1876(明治9)年10月9日
資本金 1,144億6,400万円(2013年3月31日現在)
従業員数 39,445名(連結)、10,724名(単体)(2013年3月31日現在)
事業内容 情報コミュニケーション部門(書籍、電子出版、カタログ、各種カードなど)、生活・産業部門(パッケージ、住宅用内外装材、デジタルフォトプリント、太陽電池部材など)、エレクトロニクス部門(液晶カラーフィルター、半導体用フォトマスクなど)
大日本印刷株式会社様 ロゴマーク
ホームページ 大日本印刷株式会社様 ホームページOpen a new window
  • 本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

【導入事例(PDF版)】

用語解説

注1: 無菌充填システム

ボトル成形から無菌充填、キャッピング、ラッピングまでを行うシステム

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