Poynting for Microwave 解析事例
4層プリント基板モデルのEMI解析によるノイズ対策評価
解析内容
4層プリント基板モデルのEMI解析によるノイズ対策評価の事例を紹介します。ここでは4層プリント基板上の導体パターンについて、ノイズ対策前と対策後の2モデルの近傍電界と10m法による放射電界を計算し、ノイズ対策の効果を評価します。
- 4層プリント基板モデル
120mm×94mm×1mm
- 1層(上図)と4層に線路パターン、2層が電源層、3層がベタGND層
- 2箇所のドライバに台形波を入力
振幅:3.3V
立上り・立下り時間:0.5[ns]
周期:3.73[ns](268MHz)
- 格子数:1234×964×38(約4500万格子)
- ステップ数:218337ステップ(22.39[ns])
適用したノイズ対策について
1層上のGND層(3層)と接続された基板端付近の細長い導体層パターンについて、対策前は1箇所のビアのみでGND層(3層)と接続していた部分を、対策後は9箇所増やして計10箇所のビアで接続します。
対策前
GND層(3層)と接続しているビアは一箇所のみ
対策後
GND層(3層)と接続しているビアはを9箇所増やして計10箇所で接続
近傍電界(1層、|E|、1.34[GHz])
放射電界(10m法)
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