PoyntingとECAD-LINKを用いたプリント回路基板の解析事例を紹介します。
解析対象は、4つの層から構成されているプリント回路基板です(図1)。
第1層における中央部の配線の両端に入出力ポートを設定し、電磁界を励振させます(図2)。
図1 基板断面の構成イメージ
図2 第1層における入出力ポート
ECAD-LINKは、基板CADデータをPoyntingデータに変換するためのオプション機能です(対応基板CAD ODB++データなどを出力可能な基板CAD)。
これにより、CADシステムで作成した基板モデルをPoyntingで解析することが可能になります(図3)。
図3 ECAD-LINKの概要
ECAD-LINKを用いて、基板CADデータからPoyntingデータに変換した基板モデルの解析結果を示します(図4、5)。
図4 電界の過渡応答
図5 電界の定常状態(周波数 1GHz)