Poynting for Microwave 解析事例
パワーエレクトロニクス機器の放射ノイズ解析
金属筐体を持つパワーエレクトロニクス機器と電源ケーブルからなる装置の解析事例です。
装置周辺の電磁場を電磁界シミュレーションによって解析しています。また、機器の遠方(10m)の電界の測定結果と解析結果を比較しています。
解析結果
筐体+ケーブル一体モデルにおける電界強度
図1 電磁界シミュレーション結果
富士電機株式会社様 ご提供 (富士時報、vol. 82、no. 3、pp. 165-169、2009 より転載)
- 図1は、金属筐体を持つパワーエレクトロニクス機器と電源ケーブルからなる装置の放射電界の解析結果です。
機器のみならず、ケーブルからも電磁場が発生していることが分かります。
放射電界の測定結果と解析結果の比較
図2 放射電界の測定結果と解析結果の比較
富士電機株式会社様 ご提供 (富士時報、vol. 82、no. 3、pp. 165-169、2009 より転載)
- 図2は、機器の遠方(10m)の電界の測定結果と解析結果です。
両者は100MHzまで±6dBの精度で一致しており、パワーエレクトロニクス機器で問題になりやすい周波数帯域で十分な精度が得られていることが分かります。
まとめ
- Poyntingを用いたパワーエレクトロニクス機器の放射ノイズ解析
- 機器の筐体と電源ケーブルをモデル化
- 近傍界と遠方界の解析が可能
- 装置だけでなくケーブルからのノイズの発生も考慮
- 100MHzまで解析結果と測定結果が良好に一致することを確認
(本事例は、富士電機株式会社様のご厚意により作成、掲載しています。)
お問い合わせ


当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。


受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)