1. ソフトウェア更新対象のSR-Mと解凍したファイルがあるパソコンがLAN接続可能となっているのを確認します。
更新対象のSR-MにIPアドレスが設定されているか不明な場合あるいは、ご購入時の状態の場合は、IPアドレスを確認し、必要に応じてIPアドレスを設定してください。
SR-Mとパソコン (FTPクライアント) をLANで接続します。パソコンには、SR-Mと同じネットワークのIPアドレスを設定してください。
ここでは、SR-MのIPアドレスを「192.168.1.1」とします。
2. パソコンでコマンドプロンプトを開き、ダウンロードファイルを解凍したフォルダに移動します。
C:¥>d:
D:¥>cd srm
3. ftpコマンドを起動し、SR-Mと接続します。
ftpコマンドを起動する前に、SR-Mにコンソール接続、telnet接続あるいはブラウザから接続している場合は、必ず接続を終了してください。
D:¥srm> ftp 192.168.1.1 ←接続するSR-MのIPアドレスを入力する。
Connected to 192.168.1.1.
220 SR-M630AP1 V20.00 FTP server(config1)ready.
Name (192.168.1.1:root): ftp-admin ←ftp-adminと入力する。
331 Please specify password
Password: ←装置に設定されたパスワードを入力する。
230 Operation successful
Remote system type is UNIX.
Using binary mode to transfer files.
ftp>
注: ソフトウェア更新中は、電源を切らないよう注意ください。起動しなくなる場合があります。
4. ソフトウェアをSR-MにBINARYモードで転送します。
ftp> bin ← BINARYモードにする
200 Operation successful
ftp> put SRM630AP1SOFT.ftp software ←注
local: SRM630AP1SOFT.ftp remote: software
200 Operation successful
150 Ok to send data
226- Transfer complete.
update: File information check now!
:
update: File information check ok.
注: 'put'コマンドには、「put パソコン側ファイル名 (SRM630AP1SOFT.ftp) SR-M側のファイル名 (software) 」を入力します。
パソコン側ファイル名は、解凍されたフォルダーにあるファイル名に読み替えてください。
5. ソフトウェアが正しく転送できたことを確認します。
226 Write complete.
40920112 bytes sent in 3.47 secs (11.2356 MB/s)
ftp>
6. ftpコマンドを終了します。
ftp> quit
221 Operation successful
D:¥FIRM>
7. 本装置のACアダプター、または、ETHERNETポートに接続したツイストペアケーブルを抜き、もう一度差し込みます。電源が再投入され、ソフトウェアが有効になります。
8. ソフトウェアが正しく更新されていることを確認します。
本装置の再起動後に、telnet またはコンソールから本装置にログインします。“show system information” コマンドを実行して、本装置の製品名とソフトウェアのバージョンが正しいことを確認します。
# show system information
:
System : SR-M630AP1(製品名)
:
Soft Ver. : V20.00(ソフトウェアのバージョン)