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Fujitsu

Japan

今までに発表した製品
FUJITSU Storage ETERNUS TR850 仮想化環境専用ストレージ

ETERNUS TR850 仮想化環境専用ストレージは、2018年7月11日に販売終息しました。
本ページで紹介している情報は、2018年7月11日時点のものです。

ETERNUS TR850 製品筐体


製品変遷


概要

高負荷にも安定した高い処理性能

  • 自動QoS(Quality of Service)により、特定のVMに過大なI/Oが発生しても、他のVMのI/Oは干渉されないため、仮想環境全体の安定したパフォーマンスを実現。
    さらに、特定の仮想マシンのIOPS値の下限値と上限値を個別に設定可能。

煩雑な仮想マシンの管理をシンプル化

  • ハイパーバイザーマネージャーとの連携により、専用のソフトウェアを準備することなく仮想マシン単位で性能と容量を可視化できるため、システム規模が大きくなるにつれて煩雑化する仮想化環境の管理をシンプル化でき、運用工数を削減。
  • 仮想マシン単位のレイテンシー情報を一覧表示できるため、性能問題を抱えている仮想マシンを簡単に特定。
  • システム全体における遅延の発生原因を、ホスト(サーバ)、ネットワーク、フラッシュ、HDD、 コンテンション(リソース競合)、スロットル(過負荷制御)の項目でグラフィカルに表示可。

簡単かつ短時間での導入

  • 煩雑な構成設計や性能チューニングなどが不要で、セットアップも10分程度(ハイパーバイザーや仮想マシンからの接続に必要な設定のみ)。
  • 容量やパフォーマンスが足りなくなった場合もETERNUS TR seriesを増設するだけで性能と容量を共に拡張可能。
  • 運用管理ソフト「TR Global Center(オプション)」を使用することで、複数台のETERNUS TR seriesを一元管理可能。

省スペース、省電力

  • SSDとHDDを組み合わせたハイブリッド・システムにより、ETERNUS TR seriesへのデータの書込みは常にに高速なSSD上で行われ、 書き込まれるデータの重複排除と圧縮を実行。
    アクセス頻度の少ないデータをHDDに自動で配置するよう設計され、高い処理性能を発揮するために必要であった大量のHDDが不要となり、省スペース、省電力を実現。

データ保護と災害対策

  • 仮想マシン単位でスナップショットを取得し、更新データのみを保持することで、サーバのアクセス性能に影響を与えない高速なデータ保護を実現。
  • 仮想マシンの復旧が必要になった場合、SyncVM機能(オプション)を使用することで、任意のタイミングのスナップショットを効率的にリストア。
  • 仮想マシン単位での遠隔へのデータ転送をオプションで提供。データは重複排除と圧縮をして転送するため、データサイズを最大95%の帯域削減効果、WAN回線の帯域幅を抑え回線コストの削減に寄与。

セキュア要件への対応

  • ETERNUS TR800 seriesではディスクに格納するデータをAES-256bit 方式注1を使った強固な暗号化により(オプション)セキュアにデータ保管が可能。

(注1) AES(Advanced Encryption Standard)の暗号化方式において最長の256ビットの暗号鍵をする方式。暗号鍵のビット長が長いほどセキュリティが堅固。

仕様・諸元

装置仕様

  TR850
コントローラー デュアルコントローラー(Active / Standby構成)
実効容量 注1 30TB注2~66TB注3
ディスク構成 480GB SSD×11
[RAID6(9+2)]
4TB HDD×13
[RAID6(10+2)+HS]
プロトコル NFS、SMB3.0
インターフェース 業務用 10GbE(SFP+ or RJ45)×2
管理用 1GbE(RJ45)×2
Replication用 1GbE(SFP or RJ45)×2
I/O性能(IOPS) 65,000
最大VM数 注4 2,000
最大VDISK数 6,000
ハイパーバイザー Windows Server® 2012 R2
VMware® vSphere 5.1 / 5.5 / 6.0 / 6.5
Red Hat Enterprise Virtualization 3.3 / 3.4
Citrix XenServer 6.5 ESP1012
デスクトップ仮想化 VMware® Horizon™、Citrix® XenDesktop™
外形寸法 [ピッチ数] W483×D724×H178mm [4U]
ラックマウント
最大質量 49.1kg
電源条件 電圧 100~140V / 180~240V
相数 単相
周波数 50Hz, 60Hz
最大消費電力 820W
最大皮相電力 861VA
最大発熱量 2,952kJ/h
周囲環境条件 温度 5~40℃(動作時), -40~70℃(非動作時)
湿度 8~90%(動作時), 5~95%(非動作時)
省エネ法に基づく表示 (2011年基準) 区分名 N
エネルギー消費効率 [達成率] 注5 0.011 [A]

(注1) 1kByte=1,000Byteとして、RAID6にてフォーマットした計算した容量です。お客様の使用環境によって使用可能容量は異なります。
(注2) HDDにおけるデータ圧縮率が0の場合の使用可能容量です。
(注3) 一般的な企業データを重複排除/圧縮した際に書込める値です。圧縮率は2.2倍を想定しています。
(注4)最大VM数は実効容量や処理能力に制限されます。
(注5)エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を、省エネ法で定める記憶容量で除したものです。本装置のエネルギー消費効率は、容量と回転数が同一のディスクドライブを最大数搭載した場合の値です。
基準達成率の表示語は、Aは100%以上200%未満、AAは200%以上500%未満、AAAは500%以上を示します。

補足:ETERNUS TR880は2016年12月28日に、ETERNUS TR820は2018年3月30日販売終息しました。ETERNUS TR880の仕様・諸元の情報については、「今までに発表した製品」よりご確認ください。

特長・機能

安定した性能

ETERNUS TR seriesは、仮想マシンの稼働状況に合わせて、ストレージの性能チューニングを自動で行ないます。
ハイパーバイザーから得られた負荷情報をもとに、配分するI/Oリソースを10分毎に見直し、各仮想マシンのストレージ性能を最適化します。
一部の仮想マシンで突発的にI/Oが発生した場合も、利用可能なI/Oリソースから自動割当するため、他の仮想マシンは影響をうけることなくシステム全体の安定稼働を実現します。
また、仮想マシン単位にIOPSの上限値と下限値を手動設定することも可能です。管理GUI上で稼働状況を確認しながらドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。

安定した性能 の図

仮想化環境のシンプルな運用管理

ETERNUS TR seriesは、ストレージの性能と容量のサマリーをダッシュボードに表示するため、複雑な操作をすることなくストレージの稼働状況を把握できます。仮想マシンが増えるにつれて煩雑になる仮想化環境の運用管理を簡素化する事で運用工数を大幅に削減できます。
また、遅延時間(レイテンシー)の詳細をホスト(サーバ)、ネットワーク、フラッシュ、ディスク注1、コンテンション(過負荷)スロットル(QoS上限設定)毎に可視化できます。さらに仮想マシン単位にレイテンシーを一覧表示でき、従来は特定が難しかった遅延の特定と切り分けが可能です。

仮想化環境のシンプルな運用管理 の図

(注1) ETERNUS TR800 seriesのみ

柔軟な拡張と統合管理

ETERNUS TR seriesは、仮想マシンの性能や容量が不足した場合、ベース装置もしくは増設用SSD注2を追加するだけで、複雑な設定をすることなく拡張可能です。また複数台のETERNUS TR seriesを一元管理するプラットフォーム「TR Global Center」により、最大32台の筐体、VM数にして10万台以上を単一のコンソールで集中管理できます。
さらに「TR Global Center Advanced」(オプション)を使用することで、複数筐体のストレージリソースをプール化し、VM単位のスケールアウトが可能になります。1台からスタートし、最大で32台、10PBという巨大なストレージプールに仮想マシンを稼働させることができます。VMの稼働状況から容量、性能の不足を判断した場合、複数のETERNUS TR series間で自動的にVMの移行します。これらにより、筐体を意識することなく、業務単位でストレージリソースの最適化ができます。

(注2) ETERNUS TR5000 seriesのみ

柔軟な拡張と統合管理 の図

データの保護

ETERNUS TR seriesは、スナップショット、クローニング、レプリケーション(オプション)を仮想マシン単位に実行できます。
スナップショットでは、日/週/月毎にスケジュール設定が可能です。さらに、SyncVM(オプション)を使用することで、任意のタイミングのスナップショットから効率的にリストアができます。また、リストアは仮想マシン単位のみならず、仮想マシン内のファイル単位でも実行可能です。
クローニングでは、現時点のデータ、および、過去のスナップショットからクローンを作成可能です。追加ディスク領域も必要としない、高速なクローニング動作で最大500VMまで一度にクローン作成が可能です。
レプリケーションでは、必要な仮想マシンのみを遠隔地に転送可能です。データは重複排除・圧縮されており、AES-256bit方式を使った強固な暗号化(オプション)によるセキュアなデータ保管が可能です。

データの保護 の図

簡単かつ短時間での導入

ETERNUS TR seriesは、RAIDやLUNなどの煩雑な構成設計が不要です。
仮想化環境の用途や規模に応じてベース装置のモデルを選択するだけで簡単に構成が決まります。
また、ハイパーバイザーや仮想マシンからの接続に必要な最小限の設定項目しかなくパラメーターシートも10分ほどで作成できます。
さらに、機器導入後のラッキングと設定作業も40分程度で完了し、すぐにでも利用可能です。

簡単かつ短時間での導入 の図

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