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Oracle OpenWorld 2012 基調講演レポート

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

2012年10月10日

9月30日~10月4日、オラクル・コーポレーション(以下、オラクル社)が主催する世界最大規模のICTイベント「Oracle OpenWorld 2012」が米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されました。
富士通は唯一最高ランクのGlobal Sponsorとして参加し、初日の基調講演に登壇いたしました。

Oracle OpenWorld Keynote(富士通基調講演)
日時 2012年9月30日(日曜日)
テーマ Fujitsu Technology: Redefining IT's Potential
講演資料 (11.31 MB )
ビデオ(ハイライト)Open a new window
ビデオ(フルバージョン)Open a new window
スピーカー 富士通 執行役員 常務
豊木 則行


講演会場「モスコーニセンター」

ビッグデータが求めるサーバテクノロジーとは?

2年ぶりに基調講演に登壇する豊木のスピーチは、東日本大震災に対する世界中から寄せられた復興支援へのお礼から始まりました。復興支援の一環となる会津若松市におけるスマートコミュニティ実現に向けた取り組みや、富士通が提唱する「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」の実践例となる農業クラウド、健康クラウドの紹介など、当社の技術力による、社会やビジネスへの支援をご紹介しました。

グローバルなビジネスで競争力を発揮するには、SNSやセンサー情報等、社会の諸活動が日々生み出す膨大なデータとビジネスデータとを統合・活用することが求められます。従来のCPUの動作周波数の向上やサーバ台数の増加で行ってきたパフォーマンスの改善では難しく、新しいコンセプトによる革新的なサーバが必要となります。 富士通は、この課題を、ハードウェアとソフトウェアのコラボレーションという新しいアプローチで解決します。

豊木は、当社の高いハードウェア開発力やシステムインテグレーションノウハウと、オラクル社のデータベース技術やビジネス・インテリジェンスのノウハウを融合させるという、両社の強固なアライアンスにより達成されるものだと説明しました。

次世代サーバテクノロジーの5つの特長

スーパーコンピュータ「京」の技術の活用

SPARC64™プロセッサをはじめとする、2011年に世界最速となったスーパーコンピュータ「京」に搭載されている富士通の技術を、ビジネス分野に展開します。

スケーラビリティ

最大4CPU、2TBのメモリを搭載したBuilding Blockという基本構成を、最大16まで拡張することができるため、高いスケーラビリティを実現できます。Building Blockの接続には、富士通のもつ超高速伝送技術が採用されており、ビジネスの成長に合わせたリニアなシステム拡張が可能です。

大容量メモリ

1CPUあたり512GBの大容量メモリを搭載可能にします。
4CPUを搭載した1Building Block構成においては2TB、16Building Block構成においては32TBが搭載可能になります。
このような大容量メモリのサポートは、ビッグデータの分析やデータマイニング処理の高速化に貢献します。

Liquid Loop Cooling

空気冷却と液体冷却を組み合わせた新技術「Liquid Loop Cooling」を採用しており、CPUを効果的に冷却することができます。システムボード上で、CPUとメモリの間の距離を最小化することが可能となり、メモリアクセスが高速化します。

Software on Chip

Software on Chipとは、ソフトウェアの処理の一部をハードウェア(プロセッサ)で実行させることにより、処理を高速化する機能です。SPARC64 Xに実装されおり、今回ご紹介するサーバ技術の中核をなすものです。

富士通の高いプロセッサ開発技術と、オラクル社とのOS、データベース、コンパイラの密接な連携により実現しています。

Oracle Database製品開発総責任者である、オラクル社 シニアバイスプレジデント Andrew Mendelsohn氏も登場。本機能の詳細や有効性の紹介するとともに、二人は固い握手をかわしました。

革新的なサーバテクノロジーがもたらす性能向上

ご紹介した革新的な次世代サーバテクノロジーにより、大幅な性能向上が期待できます。
SPECint_rate2006におけるIBM Power 7搭載サーバの約2倍の性能や、Software on Chipによる従来機種からの大幅な性能向上をご紹介しました。

ICTの可能性の再定義

今回の講演のタイトル「Fujitsu Technology: Redefining IT's Potential」にあるとおり、富士通は技術によって、それまで不可能であったことを可能にします。
今回ご紹介した革新的なサーバテクノロジの開発は、社会やお客様のビジネスに貢献するという当社の強い決意の証であると豊木は表明し、基調講演を終えました。

(注):「京」は理化学研究所の登録商標です。

ビッグデータ時代に向けた技術革新。SPARC64™X プロセッサ搭載 次世代サーバテクノロジー

Hot chips 24 富士通 講演レポート。次世代SPARC64™ プロセッサ「SPARC64™ X」を発表