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Fujitsu

Japan

富士通とオラクル、開発トップがSPARCの今後を語る

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種は SPARC Serversです。

2010年12月2日


左)豊木, 右)Mendelsohn氏

2010年11月、オラクルコーポレーション(以下、オラクル)シニアバイスプレジデントであるAndrew Mendelsohn氏が来日し、当社 浜松町にある、富士通トラステッド・クラウド・スクエアを訪問しました。富士通トラステッド・クラウド・スクエアは、クラウド・コンピューティング時代の富士通の技術・製品・サービスをお客様に確認・体感いただくための施設です。UNIXサーバ SPARC Enterprise™と Oracle製品の動作検証なども行っている本施設を、当社執行役員常務 豊木が案内いたしました。

Oracle Database製品開発総責任者であるMendelsohn氏と、SPARC Enterprise開発総責任者である豊木は、1年ほど前にオラクルと当社の会議で同席してから、親交を深めてきました。お客様のビジネス拡大を支えるプラットフォームとして、SPARC EnterpriseとOracle Databaseはどう進化すべきか、議論を重ねてきました。


Oracle Openwolrd 2010 基調講演の様子、右がMendelsohn氏

今年9月に開催された「Oracle OpenWorld2010 in San Francisco」でも、豊木の基調講演にゲストとして登壇、オラクルと富士通のパートナーシップについて、語っていただきました。このように交流の深いお二人が、久しぶりの再会を楽しみました。

明るく洗練されたデザインの施設に足を踏み入れたMendelsohn氏は、最初に、入り口に展示されたSPARC Enterprise M3000に注目しました。内部構造を見せるために天板が外されており、CPUやLSIチップ等、コンポーネントの説明を受けながら、興味深げに眺めていました。

また、約300台のサーバやストレージが並ぶサーバルームには、SPARC Enterpriseも数多く並んでいます。こちらの機器を使用して、Oracle Database Smart Flash Cache等、Oracle製品との検証を行っていること、日本オラクルの技術者も参加し、ハード、ソフトそれぞれのエキスパートが協力して検証をしていることなども紹介しました。

豊木は「オラクル製品とSPARC Enterpriseの共同検証を進めて、両社製品のコラボレーションによるメリットを世界中の顧客に伝えていきたい」と語りました。Mendelsohn氏も「Oracle Databaseを支えるプラットフォームであるSPARC Enterpriseの今後益々の発展を期待したい」と述べ、かたく握手を交わしました。

Oracle Databaseとのコラボレーション

当社とオラクルは、20年以上にわたり協調関係を築いてきました。今年9月に開催されたOracle Openworld 2010では当社が最高ランクのマーキースポンサーを務めました。また、その場で発表されたOracle Global Awardを当社が日本企業初めて受賞するなど、お互いに良きパートナーとしてビジネスを展開しています。

さらに日本オラクル株式会社(以下、日本オラクル)とも良好なパートナー関係を維持しています。今年3月には、クラウド・コンピューティングなどの次世代型ITインフラに対応したソリューションを検証・開発する「SPARC Enterprise - Oracle Databaseソリューション開発センター」を設立し、互いの協力のもと様々な検証を実施、SPARC Enterprise と Oracle Databaseによる優位性を実証してきました。2010年11月 に日本オラクルが発表した、パートナー企業向けの認定制度「Specialization」においても、構築からサポートまで総合力を評価されて、Database Specializationを取得しています。

当社とオラクルは強いパートナーシップの元、今後もお客様のビジネスに貢献するソリューションを提供してまいります。

SPARC Enterprise と Oracle Databaseによる優位性

新 SPARC Enterprise

SPARC Enterpriseは、当社のコンピュータ設計開発技術と、Sun社(現オラクル社)の革新技術の融合により誕生した、SPARC/Solarisサーバです。仮想化技術、スケーラビリティ、可用性を兼ね備えており、多くの基幹システムを支えています。

2010年12月、オラクルと当社は、新SPARC Enterpriseを発表しました。オラクルとのパートナーシップ強化の証として、筐体デザインを一新。オラクルと富士通の両社のブランド名が入った、シルバーの筐体になりました。

また、CPU周波数を強化したSPARC64™ VII+プロセッサを、同時発表しております。最新の3.0GHzSPARC64 VII+プロセッサを搭載した SPARC Enterprise M9000は、従来比20%性能向上しています。

もちろん、現在ご使用中のSPARC Enterpriseに、今回発表した最新プロセッサを搭載することも可能です。お客様の業務の成長にあわせて、SPARC Enterpriseも進化していきます。

進化を続けて、Next Stageへ。UNIXサーバSPARC Enterprise M9000,M8000,M5000,M4000,M3000 刷新


[注記事項]

  • 掲載内容は発行日時点のものです。