Skip to main content

Fujitsu

Japan

SPARC Enterprise M3000 性能強化

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種は SPARC Serversです。

ビジネスをリード!最新SPARC64 VII 1CPU搭載。エントリーサーバ性能強化。UNIXサーバ SPARC Enterprise M3000

2010年1月12日

富士通と米Sun Microsystems社は、性能を強化したエントリーサーバ「SPARC Enterprise™ M3000」の販売を開始いたします。
SPARC Enterprise M3000は、動作周波数を2.75ギガヘルツ(以下、GHz)に向上させた、最新クアッドコアプロセッサ「SPARC64™ VII」を1CPU搭載。従来製品と比較して最大23%の性能向上を実現しています。(注1

最新プロセッサ搭載により、性能あたりの消費電力は13%削減しており、お客様や社会の環境負荷低減に貢献します。
さらに、AC電源タイプに加え、DC電源タイプを提供。データセンターなどのお客様の多様なニーズにお応えしています。

SPARC Enterprise M3000は、ミッションクリティカルに求められる高性能・高信頼性を2Uサイズに凝縮。省スペース化に加え、省電力や静音性などのエコロジーも徹底追求しています。地球温暖化防止への対応が求められる中、環境負荷低減に貢献できるエントリーサーバです。
また、1CPU搭載サーバであるため、ソフトウェアの導入コストや保守費用等の運用コストを削減できることも大きな特長です。
高い性能・信頼性・環境性を備え、コスト削減に貢献するSPARC Enterprise M3000は、ビジネスをリードするプラットフォームとして、お客様のIT環境を支えてまいります。

ミッションクリティカルを支える高性能・高信頼性

SPARC Enterprise M3000は、SPARC64 VIIをはじめとする、M4000からM9000で実現している高性能・高信頼性機能を搭載したエントリーサーバです。

システムの主要コンポーネント(ディスク、電源、ファン等)は、冗長化や活性交換に対応。メインフレームクラスのデータ保護機能やCPUのキャッシュメモリおよびコア単位での動的縮退など、システムの継続運用を実現する多くの信頼性機能を実装しています。

小規模ミッションクリティカルシステムを支えるプラットフォームとして、安心してご利用いただけます。

エコロジーの追求とコスト削減

省スペース、低消費電力

  • 性能あたりの消費電力を削減
    SPARC Enterprise M3000は、高密度実装技術と冷却技術により、省スペース、低消費電力を実現したエコロジーサーバです。最新プロセッサ搭載により、従来製品と比較して、性能あたりの消費電力を13%削減しています。(注2
  • 最も優れた環境性
    他社4コアサーバとのスペースや消費電力の比較において、最も優れた環境性を示しています。地球環境の負荷低減に加え、お客様の運用コスト削減にも貢献します。
  SPARC Enterprise M3000 HP Integrity rx2660 IBM Power 520 Express
スペース 2U 2U 4U
最大消費電力(注3 505W 798W 770W

ソフトウェアの導入・運用コストの削減

SPARC Enterprise M3000は1CPU搭載サーバであるため、Oracle DatabaseやSymfowareなどのCPU数に依存するライセンス体系のソフトウェアにおいて、導入コストを抑制できます。加えて、保守費用等の運用コストの削減も可能です。

既存Solaris環境からの移行メリット

ミッションクリティカルに求められる高い性能・信頼性を備え、エコロジーやコスト削減に貢献するSPARC Enterprise M3000は、 既にお使いいただいているSPARC/Solaris環境からの移行先として最適なプラットフォームです。

移行による性能向上

SPARC Enterprise M3000は、PRIMEPOWERやSun Fireのエントリーモデルと比較して、最大2倍のトランザクション性能を達成しています。最新プラットフォームへの移行により、大幅な性能向上が実現できます。

Solaris 10の先進的機能

SPARC Enterprise M3000に搭載されているSolaris 10は、「Solarisコンテナ」、「ZFS」、「予測的セルフヒーリング」、「ダイナミックトレース」等の先進的な機能を備え、優れたパフォーマンス、効率性、可用性、セキュリティを実現できます。

特に、仮想化機能「Solarisコンテナ」の活用は、柔軟性の高いサーバ統合に加え、運用管理の軽減やソフトウェアのライセンスコスト削減など、さまざまなメリットをもたらします。

当社は、性能、信頼性に優れたSPARC Enterpriseの強化を継続し、ミッションクリティカルシステムに最適なプラットフォームとして、お客様のビジネスの成長とコスト削減に貢献してまいります。そして、地球規模の課題となっている温暖化防止に向けて、先進的な技術革新を追求してまいります。

注1:[SPECint_rate2006の性能値および測定環境(2010年1月12日現在)]

  • SPARC Enterprise M3000
    測定値(Base): 45.4
    測定環境:SPARC64 VII(2.75GHz)× 1CPU(4コア)、Solaris 10、Sun Studio 12 Update1
    (出典:SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation))
  • SPARC Enterprise M3000
    測定値(Base): 36.9
    測定環境:SPARC64 VII(2.52GHz)× 1CPU(4コア)、Solaris 10、Sun Studio 12
    (出典:SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation))

[SPECint_rate2006]
SPECint_rate2006は、ハードウェア処理を総合的に評価するベンチマークテストにおいて、一定時間に処理可能な整数演算タスク数(スループット)を示す指標です。ベンチマークテストの詳細および最新情報は、SPECをご覧ください。

注2:AC100V 構成の場合

注3:AC電源の場合

SPARC Enterpriseのさらなる進化。それが富士通の誓いです。


[注記事項]

  • 掲載内容は発行日時点のものです。