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Fujitsu

Japan

Oracle OpenWorld 2010 現地レポート
- 富士通 基調講演 -

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

2010年9月28日

9月19日~23日、米オラクル社が主催する世界最大規模のイベント「Oracle OpenWorld 2010」が米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されました。

Sun社買収後、新生オラクルとしてはじめてのOracle OpenWorld 2010 へ、富士通は唯一最高ランクのMarqueeスポンサーとして参加してまいりました。

Oracle OpenWorld 2010 富士通 基調講演

2010年9月20日(月曜日)
テーマ:Fujitsu's Promise:"shaping tomorrow with you"
スピーカー:富士通 執行役員常務 豊木則行

基調講演


左:米オラクル社 Mark Hurd氏
右:富士通 豊木則行

Oracle OpenWorld 2010 2日目の基調講演(Keynote)に、当社執行役員常務 豊木が登壇しました。 日本企業として、また日本人として初めて基調講演のメインスピーカーを努めました。8000人もの聴衆を前に、日本文化を織り交ぜた富士通の歴史を紹介しました。

また、米オラクル社 社長Mark Hurd氏、エグゼクティブ・バイスプレジデント John Fowler氏(旧Sun社役員)も登壇し、豊木とともにオラクル社との強力なパートナーシップで開発されたSPARC Enterpriseへの取り組みをお伝えしました。

Fujitsu's Promise: "shaping tomorrow with you"

冒頭では、当社のブランドプロミス「shaping tomorrow with you」について紹介しました。日本の文化や伝統、おもてなしの心を表したイメージビデオには、会場から拍手と歓声が沸き起こりました。

常にお客様のことを考え、緻密で繊細な作業を丁寧に繰り返し、お客様の信頼に応える、それは日本企業ならではのおもてなしの心であり、富士通が大切にしている精神であることを語りました。

また、当社が開発する最先端技術を駆使したスーパーコンピュータが医療、防災、宇宙、気象などの科学技術や、ものづくりの発展に貢献していることをご紹介しました。

例えば医療分野では、心臓シミュレータの研究において、富士通の最先端技術により、細胞66万個の動きを再現できるようになりました。
今後、人体全体のシミュレーションが実現すれば、治療を行う前に効果や副作用を予測することが可能となり、医療分野に革新をもたらすと期待されています。

さらに当社とSun社とのパートナーシップおよびSPARCプロセッサ開発の歴史、SPARC Enterpriseの開発方針やロードマップについてもご紹介しました。

1983年に富士通とSun社がパートナーシップを結んで以来、両社でSPARC/Solarisサーバの性能/信頼性向上を目指し、互いに協力してきました。

2007年に誕生したUNIXサーバSPARC Enterprise は、富士通が長年培ってきた高性能・高信頼技術と、Sun社のオープンアーキテクチャーを融合したグローバルスタンダードサーバです。世界各国でミッションクリティカルな業務を支え続けています。

基調講演にはJohn Fowler氏も登壇し、次期SPARC64 CPUを手にしながら、富士通と米オラクル社のパートナーシップや、今後のSPARC開発への意気込みを語り合いました。

当社は米オラクル社とこれまで以上に、強力な提携関係を築きあげ、お客様のビジネスに貢献する製品を提供し続けることを宣言いたしました。

講演を終えて - 執行役員常務 豊木よりコメント -

世界中から多くの方が参加される米Oracle Open World 2010にて、日本企業で初めて当社が基調講演の機会を得ることができ、非常に光栄に感じております。また、8000人の聴衆で埋めつくされる中、SPARC Enterpriseの事業方針を説明し、オラクルとのパートナーシップについてご紹介しました。
講演中は、当社事業のグローバル展開に対する熱意に、会場から拍手が沸き起こる場面もあり、感動しました。
当社は、今後もオラクル社と共にSPARC Enterpriseへの投資を続け、お客様にとってよりよいシステムをご提供いたします。