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Oracle EBSシステムのリプレースでSPARC Enterpriseを採用
処理性能の大幅な向上と優れた拡張性を実現、事業活動を支える

ミツカングループ様 外観写真

ミツカングループ様 導入事例


ミツカングループでは、Oracle EBS(Oracle E-Business Suite)システムのリプレースにおいて、プラットフォームにSPARC Enterpriseを採用。処理性能の向上によりバッチ処理時間を大幅に短縮、SAN Boot構成で障害対策も強化。CPUを瞬時に増強可能なCOD(Capacity On Demand)の採用により、初期投資を抑制しながら優れた拡張性を実現しています。

[ 2011年8月30日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 食品
ハードウェア: UNIXサーバ SPARC Enterprise M5000、M4000、M3000、T5240、T5220(注)
ストレージ ETERNUS4000、2000
ファイバチャネルスイッチ ETERNUS SN200
ソフトウェア: 統合管理ソフトウェア Systemwalker、データベース Oracle Database、ストレージ基盤ソフトウェア ETERNUS SF、ERPパッケージ Oracle E-Business Suite

(注)SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。本製品の後継機種はSPARC Serversです。

「開発機を使って性能検証を行い、性能面で大きな期待を持ちました。また、Capacity On Demand(以下、COD)も評価の高かったポイントの1つですね。事業環境が激しく変化する中、必要最小限のCPU数でスタートし、業務量の増加に応じてCPU能力を瞬時に増強できる。こうした製品を探していましたから、まさにタイムリーでした」

2世紀以上、新たな食文化の創造に取り組むミツカングループ。同グループでは事業活動を支えるICTインフラとして、2003年にUNIXサーバ PRIMEPOWERとOracle EBSで基幹システムを構築。2010年7月、システムの老朽化、信頼性の向上などの課題を解決するべく、SPARC Enterpriseを採用。情報システム部門を中心に富士通をはじめとする各社の協力のもと、綿密な移行計画を立案・実行し、連休3日間で本番移行を完了しました。CPUを瞬時に増強可能なCODモデルの採用により初期投資を抑制しつつ、優れた拡張性を実現。処理性能も大幅に向上しバッチ処理時間も約3時間短縮。また業務を止められないチルド事業の特性に対応するため、サーバの冗長化やSAN Bootなどにより復旧の迅速化を図ることができました。

【課題と効果】
1 データ量増大に伴う性能不足を解消し、柔軟な拡張性を確保したい 処理性能の向上により夜間のバッチ処理時間が約3時間短縮。CODの採用により、初期投資を抑制しながら事業拡大に合わせた柔軟な拡張性を実現
2 トラブル発生時のシステム復旧時間は2時間以内、費用対効果を考慮しながら信頼性を高めたい サーバの冗長化とSAN Bootによるシステムの切り替えにより、事業部門から求められている2時間以内のシステム復旧をコストを抑えつつ実現
3 Oracle EBSの新システムへの移行において業務への影響を最小限にしたい 情報システム部門を中心に、富士通をはじめとするパートナー各社と綿密な移行計画を立案し実行。サーバの性能向上や優れたチームワークを基礎とした取り組みにより3日間で新システムへの移行を完了

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導入の背景

事業活動を支える基幹システムがリプレース時期に

お酢、味ぽん登録商標、追いがつお登録商標つゆ、おむすび山登録商標、納豆など、ミツカンブランドの商品はいつの時代も家族の健康を気遣うお母さんの味の思い出につながっています。ビジョンスローガン「やがて、いのちに変わるもの。」に込められた、人のいのちの源である食品をつくることへの誇りと責任は、ミツカングループの2世紀に渡る歴史の中で脈々と息づいています。

調味料を提供するだけでなく、家族の団欒など人の絆を深めていく新たなメニュー提案や食文化の創造にも積極的です。多彩なお酢ドリンクや、納豆特有の匂いを抑えた「におわなっとう登録商標」など既成概念を超えた商品の開発や、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界へと事業を展開していく変革と挑戦もミツカングループの特長です。2011年3月、カンパニー制を見直し、日本の事業全体を1つの事業体とする機能別組織に移行。経営と執行の役割の明確化を図るとともに、より一体感を高め、さらなる収益基盤の強化やスピード経営の実現を目指しています。

坂本 昌俊 氏の写真
坂本 昌俊
管理本部 情報システム部
システム開発1課 課長

ミツカングループの発展を担うICTインフラについて、「2006年以降のICTグランドデザインでは、2003年に導入した富士通のUNIXサーバ PRIMEPOWERを中核とするOracle E-Business Suite(以下、Oracle EBS)システムのリプレースと、メインフレームの撤廃が2大テーマでした。前者については2009年5月にプロジェクトをキックオフしました」と、管理本部 情報システム部 システム開発1課 課長 坂本昌俊氏は語ります。

導入のポイント

システムの老朽化、安定性と信頼性の向上、スムーズな移行が課題に

今回、Oracle EBSシステムのリプレースでは大きく3つの課題がありました。
第1点は、システムの老朽化です。請求系のバッチ処理が夜間のうちに終わるのが難しくなるなど、データ量の増大に伴う性能不足への対応が急務となっていました。また、コストを抑えながら拡張性を確保することも課題となっていました。

第2点は、業務安定性と信頼性の向上です。Oracle EBSは、会計や納豆などチルド商品の販売・出荷、生産管理で活用されていますが、特に取引先からの発注が毎日あるチルド商品では、24時間365日、システムが止まることは許されません。費用対効果を考慮しつつ、システム障害時に業務への影響をいかに極小化するか。業務継続性も重視したポイントの1つでした。

竹嶌 敏雄 氏の写真
竹嶌 敏雄
管理本部 情報システム部
システム管理課 課長

第3点は、短期間でのスムーズな移行です。チルド商品関連の業務において、業務の無停止を担保しつつ、いかにスムーズに、かつ短期間でシステムの移行を完了させるか。事業部間との調整や計画の立案、構築にかかわるパートナー各社との連携面も重視しました。

上記、3つの課題を解決する新システムのプラットフォームとして、複数社のサーバを検討した結果、富士通のUNIXサーバSPARC Enterpriseが採用されました。
性能と拡張性における評価ポイントについて「開発機を使って性能検証を行い、性能面で大きな期待を持ちました。また、Capacity On Demand(以下、COD)も評価の高かったポイントの1つですね。事業環境が激しく変化する中、必要最小限のCPU数でスタートし、業務量の増加に応じてCPU能力を瞬時に増強できる。こうした製品を探していましたから、まさにタイムリーでした」と、管理本部 情報システム部 システム管理課 課長 竹嶌敏雄氏は説明します。

製品の性能や機能はもとよりパートナーを選択する側面も大きなポイントとなりました。「部品点数を減らすなど信頼性を徹底的に追求したSPARC Enterpriseの設計思想も高く評価しました。既存資産の継承や運用面のサポートなども重視しました。信頼できるパートナーとして富士通を選んだということでもあります」と、竹嶌氏は語ります。

導入のプロセス

情報システム部門を中心にパートナー各社との連携により短期間で移行を成功

新システムへの移行は、当初のアセスメントでは、一週間程度が見込まれていたため、2010年8月の夏休みで行う予定としていましたが、当初より1ヶ月前倒した7月の3日間で移行を完了できました。その理由について「当社の情報システム部を中心に、富士通やパートナー各社の協力もと綿密な移行計画を練り上げて実施しました。プロジェクトメンバーが一丸となって、手順のチューニングとリハーサル・検証を繰り返し行った結果、3日間という短期間での移行を計画通りに行うことができました」と、坂本氏は振り返ります。また、Solaris 8からSolaris 10への移行も、Solarisの互換性によってスムーズに行え、短期間移行の成功に貢献しました。

導入の効果と今後の展望

SAN Bootで信頼性をさらに向上、バッチ処理も約3時間短縮

新システムは、EBSサーバにSPARC Enterprise M5000、生産計画サーバにSPARC Enterprise M3000、ストレージにETERNUS4000 モデル500を導入したSAN Boot構成で、スタンバイサーバにSPARC Enterprise T5220を採用。ERPはOracle EBSをバージョンアップ。新システムでは業務継続性の向上を目的に、システム復旧の迅速化を図っている点も特長です。「トラブル発生時の復旧時間を2時間以内と、チルド部門と合意しています。費用対効果を考慮しながらこの合意事項を確実に守るために、サーバの冗長化と、外部のSANストレージからOSを起動できるSAN Bootを採用し、システム復旧の迅速化を図っています」(竹嶌氏)。

ミツカングループ様 システム構成図

本稼働後、安定稼働を続ける新システムにより、すでに性能向上面での導入効果もあらわれています。「最も時間がかかっていた請求関係の月次のバッチ処理も3時間くらい短縮できました。多くのパッチを当てる場合も、処理時間の短縮によりメンテナンスの時間も確保しやすくなりましたね。時間的に余裕をもって作業が行えることでミスの減少にもつながります」(竹嶌氏)。

黒壁の工場群 外観写真黒壁の工場群

事業継続の観点では、「東日本大震災においては、納豆などのチルド商品の供給に大きな影響を受けました。これにあたっては、有事の際に、欠品などのイレギュラー処理にも対応できるようあらかじめ準備していた緊急対応用のシステムを、スタンバイサーバ上で動かすことができました。業務を止めないシステムづくりを行ったことにより、事業継続に貢献することができました」(竹嶌氏)。

今後のICTインフラについて「現在、Solarisコンテナを情報系サーバで活用し、新たな業務ニーズへの迅速な対応や、リソース配分の最適化などの効果がでています。今後、基幹系への適用拡大にも大いに期待しています。富士通にはハードウェアの提供だけでなく、これまで以上に提案や保守も含めて総合的に支援していただきたい」(竹嶌氏)。
今後の計画では、2012年にメインフレームを撤廃するプロジェクトを2011年度に立ち上げる予定です。「メインフレーム撤廃が完了すると次のICTグランドデザインに着手することになります」(坂本氏)。

旧本社棟(現、中央研究所) 外観写真旧本社棟(現、中央研究所)

食を通じて安全・安心や健康という価値の提供を行っていく、ミツカングループの変革と挑戦を、これからも富士通は先進技術と総合力を駆使して支援してまいります。

【ミツカングループ様 概要】
本社所在地 愛知県半田市中村町2-6
創業 1804年(文化元年)
事業内容 ミツカングループは事業持株会社である(株)ミツカングループ本社と各法人から構成される。日本事業の中核会社である(株)ミツカンでは、mizkanブランドを中心とした家庭用・業務用それぞれの各種調味料・加工食品、納豆などを企画開発・販売している。海外では、欧米・アジアの各拠点に現地法人を設立し活動を拡げている。
ミツカングループ様 ロゴマーク
ホームページ ミツカングループ ホームページOpen a new window

【導入事例(PDF版)】

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。


[注記事項]

  • 味ぽん、追いがつお、おむすび山、におわなっとうは、株式会社ミツカングループ本社の登録商標です。

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