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2014年IEC東京大会 レポート

2014年11月4日(火曜日)~14日(金曜日)の間、東京国際フォーラム(千代田区丸の内)において、「2014年IEC東京大会」が開催されました。

IEC(International Electrotechnical Commission)とは国際電気標準会議のことで、電気・電子技術等に関する国際標準化や適合性評価等の活動を通じ、国際貿易の振興と製品やサービスの利用者の利便性向上に寄与する国際機関です。加盟国数は82カ国、規格数は約7,000に上ります。
大会期間中は、IECの方針を決める総会や上層委員会等の公式行事や200を超える技術委員会等(Technical Committees/Subcommittee)が開催されました。

このIEC東京大会に合わせて、富士通グループは、日本のスペシャルイベントとして開催されたICカード利用時のアクセシビリティの向上に関する実証実験(体験型実証実験)に協賛し、「支援リクエスト(ETA)付きICカード対応ATM」をご紹介しました。

期間中は多くのお皆様にご来場をいただき、誠にありがとうございました。

IEC東京大会入口の様子IEC東京大会入口の様子

海外のお客様が多く見受けられた海外のお客様が多く見受けられた

支援リクエスト(ETA)付きICカード対応ATMの実証実験

今回の実証実験は、「機器に支援してほしい内容(支援リクエスト情報)」をあらかじめ書き込んだICカードで、IT機器をさらに使いやすく変身させるというものです。IT機器のインタフェースを個人毎の使いやすい設定にすることを目的に制定された国際規格を、広く普及するために行われました。これは、高齢化や国際化が進む中での対応策の一つであり、また障がいのある方にもとても有益なものになります。

当社は、ATMにICカードを挿入するだけで、画面・音声・スピード等などをお客様に合わせて自動的に切り替えてくれる優しいATMとして、FACT-V X200を使ったデモを行いました。支援リクエスト付きICカードを利用すると、お客様が何も操作しなくても、画面の文字が大きく表示されたり、英語・フランス語・ドイツ語などの母国語に切り替えたりと、高齢者や外国人の方などにはとても使い心地のよいATMになります。また、視覚障がい者モード(音声誘導)に自動で切替えることもでき、近未来の金融サービスとして期待されているサービスです。

英語の高齢者モードに切り替わったFACT-V X200英語の高齢者モードに切り替わったFACT-V X200

レシートも高齢者モードで大きい文字に(右側はETA付きICカード)レシートも高齢者モードで大きい文字に(右側はETA付きICカード)

また、他協賛企業様による、ETA対応のデジタルサイネージやレストランの電子化メニューも実証実験が行われました。

今回の実証実験によって、この国際規格の利便性が広く理解され、更なるアイディアが生まれることで、誰もが暮らしやすい世界になることが期待されます。
ご来場いただいた多くのお客様の熱意にお応えするために、当社はこれからも最新の技術をもってご提案を続けてまいります。

視覚障がい者のために白黒反転表示させたデジタルサイネージ(右側)視覚障がい者のために白黒反転表示させたデジタルサイネージ(右側)
中国語に切り替わったレストランの電子化メニュー中国語に切り替わったレストランの電子化メニュー
会場の様子会場の様子

当社では、本展示会でご紹介した製品以外にも、様々な製品やソリューション、サービスなどを紹介しています。
この機会にぜひご覧ください。

2014年IEC東京大会

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