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プレスリリース

2007年5月16日
株式会社富士通ラーニングメディア
マイクロソフト株式会社

富士通ラーニングメディアとマイクロソフトが、組込み用 オペレーティングシステム「Windows(R) Embedded CE 6.0」の 認定トレーニング提供について協業を開始

株式会社富士通ラーニングメディア(代表取締役社長:岡田恭彦、本社:東京都大田区)と、マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長:ダレン ヒューストン、本社:東京都渋谷区)は、組込み分野にて使用されるオペレーティングシステムWindows(R) Embedded CE 6.0のための認定トレーニング提供について協業し、2007年7月より認定トレーニングを提供いたします。

富士通ラーニングメディアは、国内最大規模の総合人材研修企業として、IT研修やeラーニングを始め、2005年4月より、組込みソフトウェア教育を提供してまいりました。またマイクロソフトは、2006年11月より、Windows Embedded CE 6.0を提供しております。今回の協業では、富士通ラーニングメディアの研修提供ノウハウ、マイクロソフトのIT知識を活かし、新たに、日本初のWindows Embedded CE 6.0の認定トレーニングを開始する運びとなりました。

このたびの協業について、富士通ラーニングメディア 常務取締役 楠 武芳は、「組込みソフトウェア開発者向けの教育需要は昨年来より急激に高まっており、携帯端末などを主な市場とする組込み機器分野においても、Windows Embedded CEの適用拡大が進んでいます。当社は、今回の協業により、Windows Embedded CEの技術者育成が促進され、組込みソフトウェア開発分野のすそ野が拡がるものと確信しております。また、マイクロソフト社との連携により組込みソフトウェア教育の提供企業としての実績の向上につながると期待しております」と述べています。

また、マイクロソフト 執行役 常務 ビジネス&マーケティング担当 佐分利 ユージンは、「組込み開発は年々複雑になっているため、開発に伴うリスクを回避する方法を習得することが重要な課題となってきています。これはすなわち、よりよい開発環境や最新のミドルウェアコンポーネント、実行環境としてのOSを提供するのみにとどまらず、このような製品やプラットフォームをより効果的に使いこなしていただくための教育も必要不可欠と考えています。今回が、日本国内でWindows Embedded CE 6.0の標準的なトレーニングを提供する初めての機会となりますが、組込み分野においても実績のある富士通ラーニングメディア社との協業により、すぐれた教育が提供できると確信しております」と述べています。

両社は、今後もWindows Embedded CE 技術者のスキルアップを支援するとともに、組込み業界の発展に寄与できるよう、人材育成に関する各種サービスを拡充・提供していきます。

Windows Embedded CEトレーニングについて

特徴

マイクロソフトが提供するカリキュラムを使って、効果的、網羅的にWindows Embedded CE 6.0の構造や、開発環境などについて学習していただくことができます。

提供コース

コース名 コースコード 期間 価格(税込)
Windows Embedded CE 6.0 基礎 UFE21L 1日間 42,000円
Windows Embedded CE 6.0 応用 UFE22L 3日間 126,000円

対象者

Windows Embedded CEを用いた組込み機器でのプラットフォーム開発またはアプリケーション開発を担当する予定の方。

トレーニングの内容

本トレーニングでは、以下の内容を提供します。

【Windows Embedded CE 6.0 基礎】

  • Windows Embedded CEの提供する基本的な機能
  • OS、デバイスドライバおよびアプリケーションの開発環境、ツール
  • オペレーティングシステムとしての基本的な構造

【Windows Embedded CE 6.0 応用】

  • ツールを使った開発作業の流れ
  • OSに含まれる主要なコンポーネント、ファイルシステム、パワーマネジメントの仕組み
  • Visual Studio 2005に統合された開発環境上で動作するビルドシステム
  • BSP(ボードサポートパッケージ)の基本構造とカスタマイズ方法
  • OSに用意されているコンポーネントの組み合わせやカスタマイズ
  • 専用の単体テストツールや観測ツールを使ったテスト作業

提供開始時期

2007年7月

申込み開始時期

2007年5月21日(月)

※Windows Embedded CE 6.0について

Windows Embedded CE 6.0では、以下の3点について大幅に強化を図っています。

1.一貫した接続性

様々なネットワークとの接続を必要とするカーナビゲーション、モバイルネットワークを経由して在庫状況をレポートする自動販売機や、ガス検針器などのシステム構築が可能になります。

2.パフォーマンス・セキュリティ品質および開発効率の向上

情報家電をはじめとする組み込みデバイスの要請に応えるべく、OSの中核部分であるカーネル部分を再設計することで、リアルタイム性を維持する一方で、それぞれが 2 GB の仮想メモリ領域を使用する32,000以上のプロセスを同時処理する高いパフォーマンスを新たに備えました。
さらに、統合開発環境であるVisual Studio 2005とあわせて提供することで、OSからアプリケーションの開発までを一元的に行うことが可能です。

3.シェアードソース

デバイスメーカー各社がこうした革新的なデバイスを開発できるように、マイクロソフトは、Windows Embedded CE 6.0のカーネル部分のソースコードの全てを「マイクロソフトシェアード ソース プログラム」を通して公開しました。シェアード ソース プログラムによってWindows Embedded CE 6.0に施した改良についてマイクロソフトや他社と共有する義務はなく、またOSの知的財産権の管理はマイクロソフトが行います。

主な商用

セットトップ ボックス/シン クライアント/デジタル メディア アダプタ/工業用制御装置/ Voice over IP (VoIP) 電話/ナビゲーション デバイス/医療機器/ポータブル メディア プレイヤー/ ホーム ゲートウェイ/デジタル カメラ/ネットワーク デジタル テレビ/PDA など

特徴

  • データや音声を含む通信アプリケーションの構築を容易にするなど多様なミドルウェアおよびコンポーネントが標準で提供されます。
  • スケーラブルで、セキュアな新設計のカーネルと開発環境のVisualStudioへの統合により、開発効率が向上します
  • カーネルのコードを100%開示しており、自由に改変することができます

株式会社富士通ラーニングメディア

国内最大規模の総合人材研修企業。富士通グループのネットワークをベースに、最先端のIT研修から、インターネットを活用した「eラーニング」、経営革新を提案できる人材を育成する「ビジネスプロフェッショナル研修」まで、幅広い研修コースをご提供しています。

本社:東京都大田区
代表取締役社長:岡田 恭彦(オカダ タカヒコ)
設立:1977年6月30日

マイクロソフト株式会社

マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフト コーポレーションは、1975年に設立され、「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を、最大限に引き出すための支援をする」、ソリューションにおける全世界でのリーディングカンパニーです。

所在地:東京都渋谷区
代表執行役 社長:ダレン ヒューストン
設立:1986年2月


* Microsoft、Windows、Visual Studioは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

* Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。

関連リンク

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