[ 2010年03月01日掲載 ]
工事原価管理システムを導入した三陽建設株式会社の大石彰社長とシステム管理部の藤岡雅人氏にお話を伺いました。
業種: | 建設・土木の施工及び不動産業 |
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2000年から全社員に会社からパソコンを配布し、ほぼ同時期にグループウェアを導入しました。2007年よりスケジュール共有・社内メール・掲示板・電子ワークフローを全面的に採用し、現場毎にインターネットの接続環境を構築しています。経理システムはPCA会計、営業・勤怠情報各種申請は、SYUPROSです。 見積システムはコア・システムデザインのBEStPRO-UX、工事原価管理システムも同社製のBEStPRO-原価を採用しています。 2007年度より積算データはすべてBEStPRO-UXで作成し実行予算作成までの効率が格段に向上しました。
現場から次のような要望が顕在化してきました。
全社的な、予想利益を集計するために時間がかかっていました。発注依頼書の作成をExcelに入力して紙で回覧し、決済をしていたり、発注した明細を事務員が実行予算明細と照合し消し込んでいました。それまでは請求書の決済に多くの時間を費やしていました。
主な条件は
製造元が積算ソフトメーカーであるため見積ソフトとの連携が非常にスムーズです。その他にも、実行予算作成時に明細の活用がしやすい。ユーザー毎に権限が設定できる。予想利益が管理できるなどの特徴があります。BEStPRO-UXを利用し見積明細から実行予算内訳書への振り分けが非常に有効です。汎用データベースを利用しているためデータの加工も非常に簡単です。
回覧の電子化は、非常に高い効果が出ました。導入に対し敷居も高くないし現在の承認状況が簡単にわかります。利益予測は、現時点での出来高実績だけでなく予想利益が入力できるので全社的な利益の予想にブレがなくなります。経理の伝票入力作業が無くなり、金額等の間違いが100%無くなりました。月次報告書が作成でき、中間・完了報告会議の資料が容易に作成できます。社員の意識改革も進み利益率向上に貢献しました。
出来る限りカスタマイズしないで業務の流れを原価管理システムに合わせるべきです。パッケージソフトを導入することが、運用後の不具合発生が少なくなると考えます。システムの運用段階に入ったら例外を作らないようにすることが成功の秘訣です。BEStPRO-原価の導入は業務の改革に威力を発揮するツールであると確信しています。
所在地 | 滋賀県甲賀市甲賀町田堵野890-1 |
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設立 | 1954年4月 |
従業員数 | 従業員数52名(2009年6月) |
資本金 | 8,000万円 |
URL | http://www.sanyoukensetsu.co.jp/ |
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