富士通が持つ、ビッグデータ技術を中心とした最新技術を最大限に活かし、製薬企業の新たなMR活動をご支援するソリューション・サービスの提供を目指した様々な取り組みを進めています。
富士通は、地域特性に応じた医療貢献を目指し、オープンデータを活用した地域の特性の見える化に取り組んでいます。
富士通と富士通研究所は、CO2やごみ排出量、病院数、地域内総生産など日本全国の地域に関するデータを市区町村単位で分析することができるツールを現在開発しています。
本ツールを活用し、地域毎の医療や、お客様が持つ医薬に関する情報を地域間で比較しながら、課題を可視化します。
EvaCvaは、富士通研究所が開発したLinked Open Data(注1)技術を適用しています。これにより、ほかのオープンデータやお客さまがお持ちのデータとも容易に組み合せて利用できます。
地域に関する様々なデータを取り込むことで、複雑な分析や新たなサービスの創出につながることが期待できます。
[関連リンク]EvaCva(エヴァシーヴァ)紹介サイト
(注1)Linked Open Data(LOD):
Linked Data形式で公開されているデータセット群。2013年現在で約340の主要なデータ公開サイトがあり、全体では400億項目のデータ量がある。代表的なものには、オンライン百科事典であるWikipediaをLinked Open Data形式に変換したDBpediaがある。
富士通は、患者の方々の声をMRの営業活動に活かしていただくために、ソーシャルメディアを活用した患者の声の見える化に取り組んでいます。
ソーシャルメディアから発信される情報には、個人のさまざまな意見や感想、趣味・嗜好が潜在しています。また人のつながりやコミュニケーションの中で伝わる情報から、大きなトレンドや風評・悪評が形成されることがあります。現在の企業にはこうした個人の声を活用し、経営やビジネスに役立てていくことが求められています。
「DataPlaza ソーシャルメディア分析ツール」は、多種多様なソーシャルメディアデータを、きめ細かく収集・分析し、また多様な手法で分析結果を表示することができます。
本サービスにより、企業は市場のトレンドをいち早くつかみ、マーケティングや商品企画、さらには経営判断に活用することができます。
富士通は、レセプトデータを活用した医薬処方傾向の見える化に取り組んでいます。
健康診断・レセプトデータに基づき、健康課題や施策の方向性を分析し、健康事業計画を作成します。さらに、データヘルスのPDCAを回す上で必要となる、健康事業実施内容に対する効果測定機能も装備されており、効果的な健康活動を支援します。
富士通は、製薬企業の新たなMR活動をご支援する、ビッグデータ技術に関するさまざまなソリューション・サービスを有しています。
技術名 | 内容 |
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テキストマイニングツール
「WordMiner」 |
お客様の生の声を分析し、市場ニーズや顧客視点を経営活動に反映します。 |
データクレンジングソフトウェア
「Interstage Information Quality」 |
顧客データの表記ゆれを補正する高精度のクレンジングと高速なデータ突合せ処理を実現します。 |
音声データ/画像データ解析
「Deep Learning」 |
画像・音声データなどから認識モデルを作成します。 |
データキュレーションサービス | データの価値評価やデータからの課題抽出、さらにデータをどう活用していけばよいかといった提言を行います。 |
ソーシャルメディア分析ツール
「DataPlaza」 |
多種多様なソーシャルメディアデータを、きめ細かく収集・分析し、また多様な手法で分析結果を表示します。 |
位置情報サービス
「SPATIOWL」 |
走行する車両からのプローブ情報、センサー情報、インターネット情報などから収集される位置情報を活用します。 |
オープンデータ検索連携
「Linked Open Data」 |
お客様が保有するデータのオープンデータ(LOD)化を実現します。 |
富士通は、ビッグデータ活用に向けたお客様とのワークショップ、実証検証を行うための施設「Big Data Initiative Lab(ビッグデータイニシアティブラボ)」を有しています。
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