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株式会社山善 様 導入事例 3

このページの情報は、2004年に掲載されたものです。

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戦略会計を推進し、市場での競争を勝ち抜く
~GLOVIA/SUMMITはマネジメントのためのシステム~

各セグメントごとにB/S・P/L・CFを管理。大幅に進歩した会計データの戦略活用

新会計システムの導入効果としては、まずデータが確定するスピードが大幅に早まった点が挙げられる。「当社は毎月第一営業日が締日なのですが、その翌日には財務会計・管理会計の両方ともデータが確定しています。月次の決算処理がなかなか終わらないとか、処理が終わった後にミスが発見されるといったこともなくなりました」と大坂氏は語る。

池田氏も「会計データの戦略活用も大幅に進展しました。以前は販売管理システムで売上や粗利を見るといったことしかできませんでしたが、現在では『GLOVIA/SUMMIT』に蓄積されたデータを元に、各セグメントの部門長が担当事業ごとのB/SやP/Lをオンラインで照会することが可能です。同様のデータを見るためには、基幹ホストによるデータ集計や、紙帳票への出力が必要だったことを考えれば、大幅な進歩と言えます」と続ける。

取引データを明細のまま蓄積するという「GLOVIA/SUMMIT」の特徴も、大きな効果をもたらしている。松村氏は「データを自在にドリルダウンしていけるので、おかしな科目が発生していた場合もすぐにその内容を確認できます。紙の元伝票を持ち出してくることもなく、画面上ですべてのデータが照会できるのは非常にありがたいですね」と満足げに語る。

キャッシュフロー計算書の月次作成を実現

会計ビッグバン以降、大きな課題となっているCFについても、「GLOVIA/SUMMIT」の導入によって大幅な進歩を遂げた。旧システムでは決算時のみCF計算書を作成していたが、現在では月次でCF計算書を作成することが可能だ。

「投資家の関心は、単に利益が出ているかどうかだけではなく、営業上のCFがどうなっているのかという点に集まっています。それだけに経営トップにとっても、月次でCFが確実に把握できるようになったことの意義は大きい」と掛川氏は語る。

また、「GLOVIA/SUMMIT」に蓄積されたCF情報は、経営トップだけでなく各セグメントの部門長が事業管理を行う上でも活用されている。松村氏は「セグメント単位でCF情報を活用するためには、直接法が利用できることが必要です。そこで間接法と直接法の両方のデータが見られるようにシステムを構築しました」と語る。

データ容量が月間約150万件にも達するため、間接法と直接法のデータを完全に一致させるのは難しい面もあった。しかし「GLOVIA/SUMMIT」を導入したことで、見事にこれを実現できたのである。

同社でも以前は、営業会議の際などに各セグメントごとのCFが話題に上るようなことは考えられなかったという。「しかし利益だけを云々していたのでは、これからの時代に即した企業経営は実現できない。最適なマネジメントを行うためには、『GLOVIA/SUMMIT』のようなツールが不可欠なのです。各セグメントの部門長に対しても、「『GLOVIA/SUMMIT』は単なる会計システムに留まらないマネジメントのためのシステムなのだと言っています」と掛川氏は語る。

戦略会計の実現に貢献する「GLOVIA/SUMMIT」

「GLOVIA/SUMMIT」の様々な機能についても、高い評価が寄せられている。「見たいデータが即座に見られるだけでなく、必要であれば表計算ソフトにデータを落として二次加工を行うこともできる。それもエンドユーザー自身がこうした作業を行えるのですから、飛躍的な進歩と言えますね」と大坂氏は語る。本稼働から一年を迎える2005年4月以降は、前年対比なども行えるようになるため、データ活用がますます進むことと期待されている。

池田氏も「組織階層図をいくつも持つことができる、勘定科目の集計パターンが5パターン作成できるなど、使い勝手も非常に良いと感じています」と語る。

富士通のサービス・サポートに対する満足感も高い。池田氏は「会計業務に通じたSEが構築作業を担当してくれたため、いちいち細かいことを説明する必要がなかったのがありがたかった。また、ただ言われたことをやるのではなく、よりベストな方策が考えられる場合は積極的に提案を行ってくれた点にも感謝しています」と続ける。

実は同社では、「GLOVIA/SUMMIT」の導入に合わせて組織体制の見直しを行っている。以前は財務会計と管理会計を行う部門が別々に存在していたが、これを一つの部門にまとめたのである。松村氏はその理由を「財務会計と管理会計の一体化によって、より戦略的なビジネスを実現するというのが『GLOVIA/SUMMIT』のコンセプトです。それならば従来別々に活動していた二つの部門が、一体となってビジネスに取り組むのがベターだと判断しました」と説明する。

このような取り組みも行っているだけに、「GLOVIA/SUMMIT」に対する期待は大きい。「現在は従来型の管理会計から脱却し、戦略会計へと軸足を移す時期に来ていると思います。B/S一つをとって見ても、ビジネス活動の結果をただ出すだけでは意味がない。むしろ我々が理想とするB/Sを、自ら作り上げて行かなくてはならないのです。そのためにはセグメント別に適確な事業分析を行い、資金管理や経営計画を立案・実行していくことが求められる。『GLOVIA/SUMMIT』はこうした当社のビジネス展開を支えるツールとして、大いに役だってくれることを期待しています」(掛川氏)

高度な専門性を備えた商社として、長年にわたり業界をリードし続けてきた山善。その新たな成長を、「GLOVIA/SUMMIT」が支えていくのである。

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