セキュリティ専用装置「NetShelter/FWシリーズ」において、DNS(注1)に関する脆弱性の存在が確認されました。本脆弱性はDNSを使用するWebキャッシュ機能、またはWebプロキシ機能を利用している場合に発生し、悪意のある攻撃者からのサービス妨害(Denial-of-Service, DOS)攻撃が可能となります。本脆弱の内容と対応策について通知致します。
(注1) DNS: Domain Name Systemの略。インターネットなどのTCP/IPネットワーク上で、ホスト名からIPアドレスを割り出すサービスを提供するシステム。
本脆弱性は英国NISCC(注2)より、「NISCC-144154 DNSプロトコルの実装における脆弱性」として報告されています。
DNS プロトコルの実装における脆弱性
当社製品「NetShelter/FWシリーズ」においても、この脆弱性によって装置が悪意のある攻撃者からDOS攻撃をうける可能性があります。
(注2) NISCC: National Infrastructure Security Co-ordination Centreの略.英国における重要インフラ保護のための機関。
以下製品の該当ファームウェア版数において、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
装置ファームウェア版数は、設定画面のメニュー項目「システム設定>稼動状況」にて確認できます。
機種名 | 該当ファームウェア版数 |
---|---|
NetShelter/FW | E11Lxxに該当するすべての版数
E12Lxxに該当するすべての版数 |
NetShelter/FW-P | すべての版数 |
NetShelter/FW-L | すべての版数 |
NetShelter/FW-M | すべての版数 |
以下の製品は対象外となります。
2-2項の製品において、Webキャッシュ機能またはWebプロキシ機能を使用している場合に、DOS攻撃によって本機能が停止する可能性があります。また、本機能停止以降は、Webページ閲覧等の社外アクセスができなくなります。
上記以外では本脆弱性の影響を受けません。
本脆弱性の対応ファームウェアを無償で提供します。
機種名 | 対応ファームウェア版数 |
---|---|
NetShelter/FW | E11L27
E12L31 |
NetShelter/FW-P | E10L29
E11L41 |
NetShelter/FW-L | E10L31 |
NetShelter/FW-M | E10L31 |
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なお、弊社技術員によるインストールサービスも有償にて提供しております。ご購入いただいた販売会社、または、弊社担当営業にお問い合わせ下さい。
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