本製品は2020年3月末をもって新規の販売を終了いたしました。
高密度センシングシステム「ME-700」とは、監視サーバ・中継装置・アドホック中継/観測装置・センサーで構成され、センサーから収集された各種センシング情報をアドホック無線 (注) で伝送し観測したい地点の各種情報を監視するシステムです。
(注)アドホック無線
本システムは、近年増加傾向にある局地的かつ集中的なゲリラ豪雨に迅速に対応するシステムです。従来の水防テレメータシステムに比べ、装置構成がシンプル(太陽電池や無線通信により電源や通信ケーブルが不要)となっており、柔軟に観測局を整備することが可能です。
そのため、従来の10km~15kmの観測間隔に対し、より高密度に観測局を整備し、きめ細やかな河川情報の収集・提供を行うことが可能です。
また、これまでの無線通信は、通信経路が固定の単一無線となっておりましたが、本システムでは通信ルートを自動的に組み替えるアドホック無線を使用しており、より一層信頼性の向上が図れます。
高密度センシングシステム「ME-700」を利用した河川管理のイメージは下図を参照ください。
将来的には、河川での観測だけでなく、道路の冠水検知、浸水センサー(街中)、ため池での観測等で利用できるようになります。
NETIS番号: QS-090024-V(2010年12月現在)
本システムは、国土交通省が運営するデータベースシステム「NETIS」(新技術情報提供システム-New Technology Information System-)に登録しております。
富士通グループは、グリーンITによりお客様・社会の環境負荷低減に貢献します。
将来的には、組み合わせるセンサーにより、災害現場や施設(橋、ダム等)監視、管理などさまざまな用途に展開予定。