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バックアップの効率化への取り組み
~増え続けるデータにどう対応するか?~

バックアップは、ストレージ管理の課題として常にトップに挙げられる。災害や情報セキュリティインシデントから重要な企業データを保護するには、コストを抑えてバックアップを効率化することが必要である。IDCの調査結果をもとに、バックアップにはどのような課題があるか、課題解決のためにはどのような取り組みが必要か。バックアップ統合や重複排除(デ・デュプリケーション)といった方策を取り上げ考察する。

(注) 本連載ではIDCのレポートを基に、中小規模の企業=1人~999人以下、大規模の企業=1,000人以上と定義している。

バックアップシステムの利用状況

IDCが行う「ストレージ管理の課題」の調査では、毎年多くの企業が「バックアップの効率化」を課題として挙げている。中堅中小企業ではトップ、大企業でも2番目の回答になっており、回答率も、昨年2010年度と比べると、中堅中小企業で35.9%から40.0%、大企業で30.0%から38.3%に伸びている。「ストレージ投資の重点項目」という調査でも、「バックアップの効率化」と回答する企業が中堅中小企業で37.7%から43.7%、大企業で25.6%から43.4%へと大幅に増えている。

従業員規模別ストレージ管理の課題

これらの調査結果は、企業がいかに効率的にバックアップを行うかに苦心していることを示している。
では、企業が実際に導入しているバックアップシステムにはどのようなものがあるのだろうか。
バックアップシステムには、テープドライブ、テープオートローダー、テープライブラリーなどのテープベースのものと、D2D、D2D2T、NASなどのディスクベースのものがある。IDCは「バックアップシステムの利用状況」という調査で企業が導入済みのバックアップシステムを調べているが、結果はテープドライブ(42.7%)、D2D(32.1%)、テープオートローダー(20.4%)、NAS(17.0%)の順となった。昨年2010年度と比較すると、他のシステムについてはいずれも回答率が下がっているが、唯一D2Dのみ24.4%から32.1%と伸びている。
容量単価を考えると、導入コストについてはテープベースシステムのほうが圧倒的に優位だ。一方、ディスクベースシステムでは、バックアップ/リストアの単位を細かく制御することで、作業時間の短縮を図ることが可能である。バックアップシステムを選択する際には、導入時の直接コストに加え、運用の手間やコスト、バックアップの効率化への効果、RPO(Recovery Point Objective、バックアップデータをどこまで遡って復元するかを示す指標)やRTO(Recovery Time Objective、復元までにかかる時間の目安)などを踏まえた業務への影響なども検討する必要がある。

比較 メリット ポイント
テープバックアップ 導入コストが安い 導入コスト、運用コスト、バックアップの効率化への効果など、さまざまな側面から検討する
ディスクバックアップ 作業時間が短い

バックアップの課題と取り組み

企業はバックアップに関してどのような課題を抱えているのか。IDCが行った「バックアップの課題」という調査では、「バックアップ時間の短縮」「バックアップデータ増加への対応」と回答した企業が5割以上に上った。「業務に影響を与えないバックアップの実現」が約3割になり、「バックアップの運用負荷の軽減」と「バックアップの運用コスト削減」が次に続く。上位3つについては順位、回答率とも昨年2010年度の調査とほぼ同じである。
IDCでは、これらの課題に対して企業が行っている取り組みについても調査している。

バックアップの課題解決のための取り組み

この調査で41.3%の企業が実行済みと回答しているバックアップ統合とは、バックアップ用サーバやSANなどのネットワークを利用して、複数ストレージのバックアップを統合することを指す。バックアップ統合ではどのような効果が得られるのか、IDCの調査結果を見てみよう。

従業員規模別バックアップ統合で得られた効果

「バックアップ時間の短縮」「データ保護レベルの向上」「リストア/リカバリー時間の短縮」「バックアップシステムコストの削減」などの回答率が高い。企業では、部署ごとに異機種のサーバやストレージを導入・運用している場合も多い。バックアップ統合を実現すると、複数のサーバやストレージのバックアップ/リストアを統一手順で実行でき、時間の短縮や作業負荷の軽減が可能になる。サーバごとに用意していたバックアップシステムを統合すれば、バックアップシステムの導入・運用コストの削減という効果も得られる。
「バックアップの課題解決のための取り組み」の調査で、「容量削減技術(重複排除、データ圧縮)の導入」を「導入済み」の企業が21.0%、「計画」の企業が26.6%であることに注目してほしい。昨年2010年度の調査では重複排除(デ・デュプリケーション)を「導入済み」の企業は6.5%、「実行予定」は17.7%であった。重複排除はまだ新しい技術であるが、バックアップの効率化に効果的として今後も導入が進むものと考えられる。重複排除を導入済み、または導入を計画/検討している企業に対する「デ・デュプリケーションの導入目的」という調査では、企業が「バックアップデータの容量削減」「バックアップ時間の短縮」「バックアップ/リストア作業の負荷軽減」などの効果を期待していることを示している。

デ・デュプリケーションの導入目的

バックアップ効率化のポイント

企業データは今後も増え続けるだろう。また、大震災や頻発する企業への不正アクセス事件をきっかけに、災害対策や情報セキュリティ対策を見直し、リスク管理を強化しようとする企業も少なくない。このような状況下で重要な企業データを保護するためには、限られた予算でいかにバックアップを効率化するかがカギとなる。
バックアップを効率化するためには、既存のストレージ資産を有効活用して利用効率を向上し、作業にかかる時間や負荷を軽減する方法を考えていかなければならない。導入時の直接コストだけでなく運用コストも含めた全体コストを考えながら、投資したコストに見合った効果を得られるかどうかをポイントとして、バックアップ統合、ディスクベースシステム、重複排除といった新技術などの導入を検討することが求められる。

富士通のストレージソリューション

富士通は、バックアップの効率化を図るために、バックアップ時間の短縮、作業負荷の軽減、ストレージの利用効率の向上を実現するさまざまなストレージ製品をご提供しております。
SAN対応ディスクアレイ、ETERNUS DX seriesは、サーバのCPUを使わずストレージのみで高速にコピーを作成するアドバンスト・コピー機能を備えています。アドバンスト・コピー機能は、二重化切り離し方式により常に業務ボリュームの更新と同期したコピーを作成する「EC(Equivalent Copy)」、バックグラウンド・コピー方式により任 意のタイミングで業務ボリュームのすべてのコピーを作成する「OPC(One Point Copy)」、コピー・オン・ライト方式によりデータ更新時に更新前のデータのみのコピーを作成する「SnapOPC」などがあり、利用目的にあわせて使い分けることができます。
NAS製品の1つである、ETERNUS NR1000F seriesネットワークディスクアレイは、オンラインで効率的にバックアップデータを作成するSnapshot機能を提供しています。また、VMware vSphere仮想化環境を密接に連携させるVSC(Virtual Storage Console)機能により、バックアップやリカバリーのストレージ作業をVMware vCenterから実行可能です。
ETERNUS CS800 S2デデュープアプライアンスは、重複排除技術の活用により、バックアップデータの保管容量を大幅削減、効率的なバックアップ運用を実現します。
また、バックアップソフトウェアとして、ネットワークストレージの統合バックアップ管理を可能にするETERNUS SF TSM、ETERNUS DX seriesシリーズのアドバンスト・コピー機能とOracle Recovery Managerとの連携でOracleデータベースの簡単、安全、確実なバックアップ/リカバリーを可能にするETERNUS SF Recovery Manager for Oracleなど、数多くの製品をご提供しております。

掲載日:2011年11月9日


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