ETERNUS トピックス
2013年11月6日
仮想化、ビッグデータ時代の今、ICTシステムで重要な役割を担うストレージは『圧倒的な処理能力』、『投資コストの最適化』、『優れた運用性』が求められます。このようなニーズに応えるため、当社は、ディスクアレイの次世代モデル『ETERNUS DX S3 series 』を11月6日世界各国で販売開始いたしました。
ETERNUS DX S3 seriesは、最新の高性能テクノロジーを駆使、その処理能力はSPCベンチマークテストにおいてクラス最高性能を達成した従来機種の最大5倍と他を凌駕。さらに高密度ドライブエンクロージャの開発により、拡張性と優れたファシリティ環境を実現。多様なビジネス要件に対応する最適な統合ストレージ環境を提供します。
(注1)当社従来機比
最新フラッシュテクノロジーExtreme Cacheはコントローラ内に大容量キャッシュの搭載を可能にすることで、キャッシュヒット率を飛躍的に高めるとともに、要求性能に対して必要となるディスクドライブの大幅削減が可能になります。
Webサーバ, SQLサーバ, ファイルサーバ等のワークロードを想定した、要求リード150,000 IOPS, Extreme Cacheのキャッシュヒット率30%で算出した場合、ディスクドライブの本数を最大80%削減できます。
HPCやアーカイブなどの大容量用途に、ディスクドライブを搭載するエンクロージャを高密度実装技術により収納効率を飛躍的に向上させました。4Uのエンクロージャに3.5インチのディスクドライブ60本を搭載可能で、設置スペースを最大50%以上削減できます。
さらに、未使用ディスクドライブの回転を停止するエコモードは、新たにディスクドライブへの電力供給を停止する機能(注2)を実装し、電力消費量のさらなる削減を可能にしました。
(注2)2014年6月より提供開始
仮想化、ビッグデータ時代を迎え、爆発的に増加する多様なデータをストレージ統合環境で効率的に管理・運用していくニーズは高まっています。ディスクストレージシステム ETERNUS DX S3 seriesとストレージ基盤ソフトウェア ETERNUS SF 16が優れた運用性を提供します
ETERNUS DX S3 seriesへEthernetインターフェースカードを追加し、ETERNUS SF WebコンソールからNASの環境をウィザードで簡単設定するだけでSANからユニファイドストレージとして利用可能です。この際、NASゲートウェイ装置や個別コントローラは不要で無駄なスペースはとりません。SAN、NAS統合による初期導入コストの削減と運用管理の効率化を実現します。
アクセス頻度に応じ、データの保存先を自動的に割り振るストレージ自動階層制御では、ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization オプションとの連携で、例えば、当初、オンラインディスク1種類で構成していた1階層ストレージプールへ、業務アプリケーションを変更することなく、業務運用中に「高速SSD」や「大容量ニアラインディスク」を仮想プールに追加することが可能になりました。
さらに、従来より、データの自動割り振りが細かな単位での運用が可能となり、アクセス頻度評価の精度を向上しました。新たな要求性能への対応やデータ保管コストの適正化を実現します。
複数の業務サーバからストレージを共有する際に各業務サーバの要求性能を適正化する技術QoS(Quality of Service)は、ETERNUS SF Storage Cruiser QoS Management オプションとの連携で、業務ごとに目標レスポンスを設定するだけで、自動で各業務の性能評価を行い、I/O性能を自動チューニングすることができます。これにより優先業務の性能維持と、それほど性能を必要としない業務の性能の無駄を解消し、I/O性能の負荷バランスをとり、システム全体を安定稼働させることができます。
ディスクストレージシステム ETERNUS DX seriesは、各社サーバ接続、OS・ミドルウェアのサポートは勿論、VMwerar vSphereやWindows HyperV、CITRIX、ORACLEなど各仮想化プラットフォームもサポートします。
ディスクストレージシステム ETERNUS DX seriesは、社会基盤をはじめスーパーコンピュータに代表される科学技術計算分野、環境、農業、医療、教育、製造などさまざまな業種の企業において幅広く導入され、社会や産業の発展を支えています。富士通が提唱するICTによって、人々がより豊かに安心して暮らせる社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」。明日を広げるために、進化し続ける ETERNUSにご期待ください。