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ETERNUS VT600 バーチャルテープ 活用事例
バッチ処理の高速化とバックアップ運用コストの削減

データ処理量の増加により、夜間バッチ処理が遅延し、
翌日のオンライン業務への影響などテープ運用の効率化が急務
VT600の導入により、バッチ処理時間の大幅短縮とトータルコスト削減を実現

業種:自治体・流通・電力・ガス・金融・保険証券
ソリューション:バッチ・バックアップ業務の効率化
ハードウェア:ETERNUS VT600 バーチャルテープ
ソフトウェア:VTCP, MTCP


掲載日:2005年3月8日


導入前の課題   導入後の効果
  1. データ処理量、カートリッジ巻数の増大によるバッチ処理遅延
    • データ処理時間の増大
    • テープマウント時間の増大
    • テープドライブ不足によるジョブ待ち時間の増大
  2. テープ搬送・外部保管・運用コストの増大
 
  1. バッチ処理時間の大幅短縮(従来運用比較、5時間短縮)
    • カートリッジ巻数の削減(1日あたり32%減)によるテープ処理時間の削減
    • テープマウント時間の大幅短縮(1マウントあたり 導入前70秒 導入後1秒)
    • テープドライブ数3.5倍増によりジョブ待ち時間を解消
  2. 遠隔地への搬送・保管コストの大幅削減
    • カートリッジ保管スペースの大幅削減(導入前13,000巻 導入後52巻)
    • トラック便からバイク便による大幅削減
    • 設置スペースの大幅削減(93%)

導入の背景

お客様の従来システムでの課題は、オンライン業務の終了後に行っている夜間バッチ処理において、1日あたり約1,800本ものカートリッジテープを使用し、所要時間は13時間にも達していました。

データ処理量は年々増加し続けており、半年後のバッチ処理予測時間を見積もると14時間以上となり、翌日のオンライン業務に重大な影響が予測されていました。

1日あたりの使用カートリッジテープ本数
  2002年9月(1年前) 2003年9月(提案時点) 年間の増加率
入力前 700本 1,000本 1.4倍
出力前 300本 750本 2.5倍
合計使用数 1,000本 1,750本 1.8倍

導入のポイント

いくつかの解決策をご提案させていただきました。まず運用中のF6457テープライブラリの2台目の導入ですが、資産の移行工数をかけないメリットはあるのですが、バッチ運用ツールが複数テープライブラリ装置に未対応であるのに加え、マシンルームに大きな設置スペースを必要とし、増設困難な状況では現実的ではありませんでした。

次にLTOドライブをサポートしたLT160テープライブラリへの移行ですが、高信頼、省スペースながら拡張性を備えているため将来性にも優れています。しかし、全JCL [注1] の書き換えが必要であり、リスクが高い上、短期間での移行は不可能です。

そこで、JCLの書き換えを不要とするVT600バーチャルテープの提案です。VT600バーチャルテープは、テープ運用をディスク上で仮想的に行う装置で、従来のテープ装置と同じように使用しながら、実際にはディスク上で処理を行うため、バッチ処理の高速化を実現できます。

最終的にそれぞれの提案を比較、総合判定いただいた結果、VT600モデル400の導入が決定されました。また、提案から設計・導入・テスト・本番稼動まで3ヶ月と短期間で移行できることが大きなポイントでした。

  F6457の2台目導入案 LT160への移行案 VT600への移行案
バックエンドライブラリ含む
設置面積 40.3平方メートル 1.9平方メートル 2.8平方メートル
JCL修正量 修正なし 大幅な修正要 修正なし
ソフト定義修正 (OS, PP) 修正要 修正要 若干修正要
ボリューム通番体系 見直し要 見直し要 見直し不要
処理時間の短縮効果 効果小 効果中 効果大
初期導入コストの相対比較
装置 + 資産移行費用 (SE費用含む)
1.2 1.0 1.2
運用コストの 相対比較 初年度 7.6 1.0 1.0
5年総額 8.2 1.0 1.0
総合判定 設置スペース不足
運用コスト大
運用変更にリスク有り バッチ処理の大幅短縮
運用変更無し

[注1] JCL:ジェイ・シー・エル (Job Control Language) バッチ処理を行なう際に、システムに対して実行するジョブの制御文を記述する言語

システム概要

導入の効果

このシステムでの最大の効果は、夜間バッチ処理所要時間を1年前の運用と比べ約5時間も大幅短縮できたことです。これにより導入前に懸念されていた翌日のオンライン業務への影響は心配なくなりました。これは、ロード・アンロードなど磁気カートリッジテープ特有の機械的動作が発生しないことで、これまでテープマウント1回に約70秒かかっていたものが、1秒未満に短縮できたことや、仮想テープドライブ数を従来比較で約3.5倍増の56台へ拡張できたことで、 1度に処理できるジョブが増え、ジョブ待ち時間が発生しないなどの効果です。

今後の展望

災害対策のための遠隔地への外部保管運用では、データ量の増加とともに搬送・保管コストは増大していきます。VT600への移行により、カートリッジ使用巻数は大幅削減していますので、外部保管コストの低減が図れています。加えて、搬送コストもトラック便からバイク便へと低減されました。

今後の展望としまして、VT600のExport/Import機能を活用いただきますと、業務サーバの資源を使わずに外部保管用カートリッジテープへコピーできますので、さらに運用効率が図れます。現在、この機能拡張をご検討いただいております。


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