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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

Japan

今までに発表した製品
FUJITSU Storage ETERNUS CD10000 S2
ハイパースケールストレージ

ハイパースケールストレージとしてご提供していたETERNUS CD10000 S2は、2019年12月26日に販売終息しました。
本ページで紹介している情報は、2019年12月26日時点のものです。

FUJITSU Storage ETERNUS CD10000 S2 ハイパースケールストレージ


製品変遷


概要

クラウド時代に最適なストレージ

  • 次世代のオープンスタンダードな分散ストレージ技術である「Ceph(セフ)」を採用
  • オブジェクトアクセス、ブロックアクセスのマルチアクセスによる様々なニーズへの対応
  • クラウド基盤のOpenStack向けの統合バックエンドストレージ(Cinder, Glance, Nova, Swift)を提供
  • Amazon S3互換のREST APIにより、クラウドストレージ、ファイル同期・共有など新しいサービスに最適な基盤
  • 最小4ノード(物理容量48TB)から最大500ノード(物理容量100PB)までの性能と容量の高い拡張性
  • 優れたデータ分散配置技術により、容量の使用状況に応じて自動的に最適な場所にデータを格納
    お客様自身によるシステムの監視や調整なしに、高いパフォーマンスを継続的に提供

業務をとめない

  • 複数のノードでデータの高い信頼性を確保。データ保護方式としてレプリケーション(2~8多重)またはイレージャーコーディング注1を選択可能
  • ノードの追加、削減を業務停止せずに容易に実施可能
  • ディスクやノード障害時にリバランシング機能により自己修復。故障部品の早急な交換・復旧が不要
  • Software Defined技術により、業務停止なく新ハードウェアへのリプレースを実施可能。製品ライフを超える長期保管データでも容易に移行

投資の最適化

  • スケールアウト、容量スケールアップの両方に対応したストレージノード(Flexノード)によりスモールスタート、大容量、高性能などお客様の要件に応じた柔軟な構成を迅速に提供
  • 豊富な運用管理機能によるTCOの最適化
  • 当社の最新ハードウェア上に最適化されたCephストレージを提供することで導入・運用負荷を大幅に低減

かんたん導入・運用

  • Cephの商用利用で必要となる全ての周辺機能(運用管理、監視、保守)を提供。お客様自身による構築不要
  • 当社独自に拡張されたCLI、GUIにより直感的かつ迅速な作業が可能
    お客様による構築・管理業務の負荷を大幅に低減
  • ワンストップのサポートサービスが可能

(注1)分散ストレージを構成するサーバ間でデータのパリティを作成することで可用性と容量効率を高める技術。オブジェクトアクセス時のみ使用可能。

仕様・諸元

ノード単体

ノード種別 ストレージノード(Flexノード) 管理
ノード
モニタ
ノード
ゲートウェイ
ノード
物理容量注1 4TBディスク構成時 12TB / 28TB / 44TB 92TB 140TB 188TB -
10TBディスク構成時 30TB / 70TB / 110TB 230TB 350TB 470TB
ハードディスクキャビネット数 0 1 2 3 -
ネットワークインターフェース クライアント接続 10GbE×2 - 10GbE
×2
10GbE
×4
インターコネクト 10GbE×2(クラスタネットワーク),
1GbE×1(管理ネットワーク)
1GbE
×2
1GbE×1
外形寸法
(W×D×H)
[ピッチ数]
482×770
×89mm
[2U]
482×770
×178mm
[4U]
482×770
×265mm
[6U]
482×770
×354mm
[8U]
483×771×43mm [1U]
最大質量 27.5kg 62.8kg 98kg 133.2kg 17.2kg 17.2kg 17.6kg
電源条件 電圧 AC100 ~ 240V±10%
相数 単相
周波数 50Hz, 60Hz
最大消費電力
[皮相電力]
447W
[482VA]
808W
[851VA]
1,157W
[1,208VA]
1,506W
[1,566VA]
190W
[192VA]
194W
[196VA]
222W
[224VA]
最大発熱量 1,609kJ/h 2,909kJ/h 4,165kJ/h 5,422kJ/h 684kJ/h 698kJ/h 799kJ/h
周囲環境条件 温度 15~35℃ (動作時)
湿度 20~80%RH (動作時)
省エネ法に基づく表示(2011年度基準) 区分名 N 対象外
エネルギー消費効率[達成率]注2 0.012
[A]
0.0097
[AA]
0.0090
[AA]
0.0086
[AA]
- - -

(注1) お客様が使用可能な物理容量です。本容量は、1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算した値です。
(注2) エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を、省エネ法で定める記憶容量で除したものです。
基準達成率の表示語は、Aは100%以上200%未満、AAは200%以上500%未満、AAAは500%以上を示します。

構成例

ストレージノード数 4 (最大500ノードまで拡張可能)
構成品 ストレージノード×4, 管理ノード×1,
クラスタスイッチ×2(冗長構成時),
管理ネットワークスイッチ×1,
物理容量注1 48TB(最大100PB)
外形寸法(W×D×H) 483×771×533mm [12U]
質量 128.4kg
最大消費電力 2.72kW
最大発熱量 9,794kJ/h

(注1) お客様が使用可能な物理容量です。本容量は、1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算した値です。

サポートサーバ/OS

サポートサーバ/OS
ベンダー名 サーバ名 OS
富士通 PC サーバ PRIMERGY,
基幹 IAサーバ PRIMEQUEST
Red Hat Enterprise Linux 7.2
Red Hat Enterprise Linux 7.3
その他 各社 PC サーバ Red Hat Enterprise Linux 7.2
Red Hat Enterprise Linux 7.3
CentOS 7.2
CentOS 7.3
Ubuntu 16.04

ベンダー名 クラウド基盤ソフトウェア
Red Hat Red Hat OpenStack Platform 8
Red Hat OpenStack Platform 10
Red Hat OpenStack Platform 11

補足:サポートサーバ・OS・ソフトウェアの詳細は、弊社担当営業、または販社パートナーまでお問い合わせください。

特長・機能

Ceph ベースのアプライアンス

ICTの進歩に伴い、第三のプラットフォームと呼ばれる新たな分野が注目を集めています。
モバイル・ソーシャル・ビッグデータ・クラウドといった新しい領域において、日々増大する多重多様なデータ要求を前に、格納するストレージにも従来と異なるアプローチが求められています。

こういった課題に対し、クラウド向けストレージとして、実績豊富なオープンソースの次世代分散ストレージ“Ceph”を採用。SDS(Software Defined Storage)のコンセプトを取り入れた、新しいストレージ「ETERNUS CD10000 S2」をご提供します。

基盤となるCephは最新のJewelリリースをベースとし、より強化されたクラウドストレージ向け機能を利用できます。

優れた分散配置技術により、使用状況に応じて常に最適な場所にデータを格納することで高いパフォーマンスを継続的に提供します。また、従来型のRAID機構を使わずにデータをノード間で冗長化し、故障時はデータの冗長性を自動復元することで高い可用性を実現します。さらに、構成変更時のデータ移動を最小限に留め、一般的な分散ストレージと比べて性能影響を大幅に低減します。

冗長化方式:レプリケーション(多重化)
冗長化方式:レプリケーション(多重化) 概要図

ノードおよびディスク筐体追加による極めて優れた拡張性を備え、最大500ノード・100PBを単一のストレージプール領域として提供できます。また、ハードウェア機器更新時も次世代ノードに順次入れ替えるだけで、移行が完了する新陳代謝を備えており、お客様の投資を保護します。

いずれの場合も、ノード構成の変更に応じてデータの冗長性確保・負荷分散を自律的に調整することから、お客様によるデータ移行作業やシステム停止は一切不要です。

容易なマイグレーション 概要図

OpenStack 基盤での活用

OpenSt ackで用意されている4つのストレージAPI(Cinder, Swift, Glance, Nova)すべてに対応する高い親和性があり、統合ストレージとして、一台のみでほとんどのニーズを満たすことができる製品です。

OpenStackのストレージ統合により、Swiftへのバックアップや仮想マシン作成に伴うGlanceからNovaのコピー処理をストレージへオフロードできます。ホスト・ネットワーク経由のデータ転送を不要とし、コピー処理に伴う負荷・所要時間を極小化します。

オープンスタック ロゴ

大容量コンテンツの保管

オブジェクトストレージの業界標準プロトコルである REST APIおよび RBD ブロックアクセスに対応し、多くのアプリケーションから汎用的に使用できます。

大容量データを格納することを求められる、アーカイブ、バックアップ、同期型オンラインストレージサービス、コンテンツクラウドなどのバックエンドストレージに最適です。

柔軟なスケールアウトと容量効率の向上

クラウドストレージ業界で最も一般的に使用されるレプリケーション(Triple Mirror等)はもちろん、イレージャーコーディングにも対応。十分な可用性を維持したまま容量効率を大幅に向上させ、旧製品と比べて最大4倍のコストパフォーマンスを見込めます。

冗長化方式 :イレ―ジャーコーディング
Erasure Coding 概要図

また、最小4ノードからスモールスタートが可能で、増設時はノード・ディスク筐体を自由に組み合わせることで、運用ニーズに応じた必要な性能・容量のリソースを追加し、柔軟にシステム拡張できます。

ジオレプリケーション

ETERNUS CD10000 S2はジオレプリケーションをサポートしています。遠隔地に置かれたETERNUS CD10000 S2にデータのバックアップを行うことで災害対策が可能です。

富士通ならではのあんしんをプラス

先進的なオープンソース製品に、富士通ならではの運用性とあんしんをプラス。
Ceph 標準機能をベースとしながらも、独自に拡張された GUI/CLI やログ収集・障害通知といった足回りを富士通にて実装。自動インストーラの採用により、初期構築の工数を30分の1に低減すると共に、運用負荷を大幅に軽減します。

故障等への対応はもちろん、オープンソース運用につきもののトラブル・互換性問題などのお悩みまでを富士通が解決。性能改善などの技術提供やCeph Advisory Boardの一員としてコミュニティに深く貢献している当社が、安定したシステム運用を手厚くサポートします。

Cephコミュニティー

マニュアル

ハイパースケールストレージに関するその他の資料

導入事例


ニフティ株式会社 様
圧倒的な低コスト、オンデマンドですぐに使えるなどIoT時代に最適!
安心・安全、高信頼の「ニフティクラウド オブジェクトストレージ」を支える

Darmstadter Rechenzentrum(DARZ) 様
ETERNUS CD10000の高い拡張性とOpenStackのアーキテクチャーにより、シームレスな統合を実現。盤石なクラウド環境を構築し、ビジネス拡大を支援


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