SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
2011年11月11日
Oracle Solarisは、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、セキュリティに優れた、業界標準のUNIXオペレーティングシステムです。当社は、Solaris OSの最新バージョン「Oracle Solaris 11」の提供を開始します。
Oracle Solaris 11は、先進的機能の追加により、システムの導入・運用効率の向上、セキュリティ強化、仮想ネットワーク環境の提供、投資保護を強化しています。
仮想化機能を手配する必要はなく、OSの標準機能で、安全かつ柔軟な仮想化環境が構築できます。
Oracle Solaris 11を搭載した高性能・高信頼UNIXサーバ「SPARC Enterprise」は、ミッションクリティカルにおけるクラウド基盤を提供します。
IPS(Image Packaging System)は、OS環境をパッケージ単位で管理し、インストール、更新、および削除することができる新しいフレームワークです。
管理者が独自にインストールサーバを用意する必要はなく、ネットワーク経由でインストールが可能です。IPSはパッケージの依存関係を自動的に判断するため、インストールや修正等の導入・運用管理を効率化し、コスト削減を可能にします。
BE(Boot Environments)は、複数のブート環境を管理し、オンラインアップグレードを容易に行うことができる機能です。
Oracle Solaris 11では、パッケージの追加・更新を行う場合、ZFSのスナップショットやクローン機能を使って短時間でブート環境を複製できます。複製されたブート環境からのリブートはもちろんのこと、パッケージの更新で不具合が発生した場合には、従来のブート環境に戻すことも可能です。
BEの活用により、ブート環境の世代管理が可能になり、アップグレード時間も短縮できます。
Oracle Solaris 11は、役割(role)によるroot管理や、データセット(ファイルシステム、ボリュームなど)単位による暗号化などにより、セキュリティを強化しています。
NIC( Network Interface Controller)の仮想化により、複数のOracle SolarisコンテナにVNIC(Virtual Network Interface Controller)を割り当てることができます。1台のサーバ上で、複数のOracle Solarisコンテナによる独立したネットワーク環境を構築できるため、サーバ台数やNICを削減することができます。
Oracle Solaris 11では、Oracle Solaris 10コンテナを標準提供しています。
既存のOracle Solaris 10環境を、Oracle Solaris 11のコンテナ上にそのまま移行することができます。これにより、一台のサーバにOracle Solaris 10と11の環境を集約することができます。
さらに詳細な情報は、「ソフトウェア製品紹介: Oracle Solaris 11 特長」で紹介しています。
当社とオラクル社は、強いパートナーシップのもとハードウェアとソフトウェアの共同開発を進め、お客様のビジネスの発展に貢献してまいります。