SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
2008年2月12日
近年、地球温暖化をはじめとした環境問題は、グローバルな課題として、深刻さを増しています。
IT分野では、IT機器の普及や需要拡大によるデータセンターの増強などにより、ITが占める消費電力量の割合は増加し続けており、省電力化への取り組みは急務なものとなっています。
富士通は、グリーンITによる環境負荷低減プロジェクト「Green Policy Innovation(グリーン・ポリシー・イノベーション)」を開始。富士通のノウハウや最先端テクノロジーを活かし、省電力でコンパクトなIT機器による省電力運用やそれらを活用したデータセンター全体のエネルギー効率の向上などに取り組んでいます。
マルチコア・マルチスレッドプロセッサ「UltraSPARC T2」を搭載したUNIXサーバ SPARC Enterprise T5220, T5120は、高スループット性能と、省電力・省スペースを両立し、お客様システムの環境負荷を軽減します。
一般的にプロセッサの周波数を上げると、消費電力が増大します。「UltraSPARC T2」は、"周波数の向上"ではなく、"実装コア数やスレッド数を増やす"という新しいアプローチにより、高性能と低消費電力を両立しています。
他のプロセッサに先駆けて、8コアを1CPU上に搭載。最大64スレッドの実行を可能とする一方で、クロック数を抑えることにより、低消費電力を実現しています。
省電力設計により、従来の同等性能のシステムと比較 (注3)して、消費電力を約75%削減。これにより、年間の電力料金は約15.8万円、CO2排出量は5,601kg削減し、お客様システムの環境負荷を低減します。また、設置スペースも1/5となり、設置効率も向上しています。
電力料金 | 約15.8万円の削減効果(年間) |
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CO2排出量 | 5,601kg(約75%)-CO2の削減効果(年間)
杉の木400本が1年間に吸収するCO2と同等量の削減効果 |
注3:同等性能のシステム(従来サーバPRIMEPOWER 250 5台)と、SPARC Enterprise T5220 1台との比較 [当社ベンチマークテストの値より算出]
SPARC Enterpriseは、環境や人体に影響を与える有害物質の使用など、お客様に商品を提供する企業として配慮すべき基準を満たしています。
基準 | 状態 | 内容 |
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RoHS | 適合 | EU全域で採用されている、電子機器に対する有害物質の使用制限基準です。
SPARC Enterpriseは、環境に配慮した設計・仕様により適合しており、グローバル展開されているお客様調達条件に対応できます。 |
グリーン購入法 | 適合 | 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律です。
SPARC Enterpriseは、グリーン購入法に基づく調達基準方針に適合しており、国等機関のお客様調達条件にも対応できます。 |
省エネルギー基準 | クリア | 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)で定められた、2007年度までに達成必要な省エネルギー化の目標基準を達成しています。 |
グリーン製品
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提供 |
![]() 当社の厳しい環境評価基準(省資源化、リサイクル設計、化学物質含有/使用規制、省エネルギー、環境情報の提供など)をクリアしています。 |
これからのビジネスにおいて、企業は環境問題を避けて通ることはできません。
SPARC EnterpriseはグローバルスタンダードなUNIXサーバとして、世界的な視点から環境問題に取り組み、お客様のITインフラの環境負荷低減に貢献します。
[注記事項]