システム監視機構(ALOM)によるサーバの監視・制御

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関連製品：SPARC Enterprise T2000(注), T1000(注)

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SPARC Enterprise T2000, T1000は、本体装置内のALOM（Sun Advanced Lights Out Manager)でサーバの監視・制御を行います。 ALOMは、本体装置のCPUとは別のサービスプロセッサで稼動するシステム監視機構です。

CPU・メモリ・ディスクの状態や、ファンの回転数・装置内の温度など、本体装置の状態を常に監視しており、その情報はALOMに採取・蓄積されます。OSがダウンしても影響を受けることなく、本体装置の監視・制御を行うことができます。

ALOMの操作は、コマンドラインから行います。通信はSSHで保護されており、セキュリティも万全です。

ALOMにより、本体装置の状態を的確に把握できるので、システム管理者の負担軽減や、サーバ管理コスト削減につながります。

本体装置の監視・制御

SPARC Enterpriseで、CPU・メモリ・PCIスロットをはじめ、ファンの回転数や装置内の温度など、本体装置の状態を常に監視しています。

本体装置で異常が検出されると、その情報はすべてALOMに採取・蓄積されます。システム管理者は、PCからLAN経由でALOMに接続し、本体装置の状態を監視・制御することができます。

本機能により、エラー箇所の特定やエラー原因の解析を速やかに行うことができます。

ネットワークによるリモート監視

LANを経由した本体装置のリモート監視・制御が可能です。 telnetなどの標準プロトコルに加えて、SSHによる暗号化通信にも対応しています。お客様のニーズに合わせて、監視・制御するインターフェースを選択できます。

離れた場所からの装置監視・制御

LAN経由で、遠隔地から本体装置の監視や、電源を投入・切断等の制御が可能です。

メール通報機能

本体装置で異常が発生すると、携帯電話やパソコンにE-mailで通知できます。システム管理者が離れた場所にいても、装置情報をリアルタイムに受け取ることができ、迅速な対応が可能です。

リモート通報機能

ILOMとEnhanced Support Facilityが連携し本体装置で発生した各種の異常を 通報することにより、富士通サポートセンターの専門スタッフが、本体装置の稼働状況をリモートで常時監視します。万一のトラブル発生時も、システム管理者にかわり専門スタッフが適切に対応し、トラブルの早期解決を実現します。

リモート通報機能を利用するためには、運用・保守サービス「SupportDesk」のご契約が必要です。

セキュリティ

ALOMの参照・操作は、専用のユーザアカウントを作成して行います。ユーザアカウントごとに操作レベルを設定することができます。
業務に合わせて必要な権限を設定したユーザアカウントを用意することで、セキュリティの向上や操作ミスの防止につながります。例えば、本体装置の監視はできても電源操作はできないように設定しておけば、誤って電源断をしてしまうリスクを回避できます。

注：SPARC Enterprise T2000,T1000は、2009年10月をもって販売を終了いたしました。