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Fujitsu

Japan

FUJITSU Server GS21 1400モデルグループ
特長

FUJITSU Server GS21 1400モデルグループは、2015年9月30日に販売終息しました。
本ページで紹介している情報は、2015年9月30日時点のものです。

GS21 1400モデルグループはシングルクラスタからマルチクラスタまで、幅広い性能レンジを有した高性能かつ高信頼なサーバです。

高性能・高信頼性

マルチコアCPU LSI

最先端の高集積・高性能なCMOSテクノロジーを採用。128KBの一次キャッシュメモリを備えた4個のCPUと、5MBの二次キャッシュメモリを1チップに実装することで、GS21 500に比べ最大約30%の性能向上を実現しています。

また、複数の命令を並列に処理するスーパースカラや、記述プログラムとは異なる順序で命令を実行するアウトオブオーダー実行などの高速化アーキテクチャーの採用により、高い処理能力と信頼性を発揮します。

高性能・高信頼でコンパクトなシステムボード

CPUや主記憶装置などの主要ユニットを460mm×506mmのシステムボードに搭載することで、筐体の小型化や省電力化を図っています。

画像: 最先端レベルのテクノロジー採用

部品点数の削減

高密度実装テクノロジーにより部品点数を削減することで、装置の信頼性を向上しています。

高信頼化のための各種ハードウェア機構

FUJITSU Server GS21は、高信頼化のための各種機構を標準装備しています。

  • 命令再試行
    命令処理の途中で障害が生じた場合、自動的に命令を再実行します。
  • 自動フォールバック
    キャッシュメモリやTLB(Translation Lookaside Buffer)などのメモリ機能を持つハードウェアでは、一部が故障した場合でも縮退運転により処理を継続します。
  • 交替メモリ自動割当機構
    大切な命令やデータを保持する主記憶装置やシステム記憶装置には、メモリ素子の固定障害に対して自動的に予備チップを割り当てるハードウェア機構を装備しています。さらに、定期的にメモリ内部を調べるパトロール機構により、障害を未然防止に努めています
  • 電源の二重化構成
    電源部の二重化構成により電源をニ系統から供給することができます。万一、電源部の一部が故障した場合でも継続して電源を供給することができます。

画像: 演算器等の間欠障害の救済

柔軟なシステム構築

多彩なチャネル構成

BMC、OCLINK、FCLINKなどの専用チャネルの他に、オープンシステムで広く利用されているファイバーチャネルもサポート。これにより、PCサーバ、基幹IAサーバ、UNIXサーバと連携したマルチサーバ形態のシステムを実現し、オープンシステム環境からFUJITSU Server GS21の基幹データベースをシームレスに利用できます。

オープンネットワークアダプター(ONA)

ギガビットイーサネット(1000BASE-T)対応のONAを標準装備しています。これにより、TCP/IPベースのオープンネットワークと容易に接続できます。
ONA:Open Network Adapter

内蔵通信制御処理装置(INP2)

INP2を搭載することにより、INSネット64を含む各種回線を最大32回線まで接続できます。
INP:Integrated Network Processor

電源制御、各種の監視装置接続機構

クラスタに連動した周辺装置の電源投入・切断や、電源系の異常検出・通報などの自動運転ができます。さらに、空調など外部設備やコンピュータ環境の監視・制御など、安定したシステム運用をサポートするための各種接続機構を用意しています。

高性能・高信頼な周辺装置

エンタープライズディスクアレイ 「ETERNUS(エターナス)8000」

「ETERNUS8000」は、FUJITSU Server GS21とのインターフェースとしてOCLINKとFCLINKをサポートしています。また、PCサーバ、基幹IAサーバ、UNIXサーバにも対応しており、SAN環境を利用した大規模なストレージ統合を実現。異種サーバ間でのデータ共用やバックアップシステム統合、ストレージ運用の一元管理などにより、ROI向上とTCO削減に貢献します。
SAN : Storage Area Network

マルチプラットフォームプリンタ「PS5000シリーズ」

「PS5000シリーズ」は、タッチ式のカラーオペレーションパネルにより、優れた操作性を実現。チャネル接続とネットワーク接続をサポートしており、PCサーバ、基幹IAサーバ、UNIXサーバと同時に接続した共用プリンタとして使用できます。

また、FUJITSU Server GS21とチャネル接続し、コンビニエンスストアでの公共料金等収納用GS1-128バーコードや、QRコードなども印刷できます。

画像: 情報システム構築イメージ

並列処理技術の追求により、高速大量処理、24時間365日連続運転を実現

システム記憶装置(SSU)

半導体メモリ素子で構成される高速・大容量の記憶装置です。SSUは、クラスタ間の高速通信や、クラスタの追加・切り離しなどの動的構成制御を行います。さらに、各クラスタが連携して効率的にデータ処理を行えるよう、SSUに基本的なインテリジェンスを持たせ、オーバヘッドの少ない高速な排他制御を実現します。
SSU : System Storage Unit
XAUI : 10Gigabit attachment unit interface

柔軟なシステム拡張

GS21 1400では、最大8クラスタのマルチクラスタシステムを構成できます。クラスタのCPUアップグレードやクラスタ増設により、必要に応じて随時処理能力を増強でき、投資の最適化を図れます。

並列トランザクション処理

全社クライアントからの大量の要求に対応するため、コミュニケーションサーバ「SURESYSTEM(シュアシステム)」と連携し、複数のクラスタにまたがった並列トランザクション処理を行えます。

並列バッチ処理

全社業務の大量バッチ処理に対応するため、並列処理技術を用いてバッチ処理時間の短縮やスループット拡大を実現します。

クラスタの連続運転

クラスタは、システムを運用したままで増設・保守(活性増設・活性保守)できます。また、二系統受電機構により、電源供給系統や電源装置の異常によるシステム停止を回避します。さらに、ロードシェア構成や高速ホットスタンバイ構成により、24時間365日連続運転を実現します。

システム全体の連続運転

クラスタの活性増設・活性保守に加え、「FCLINKスイッチ」または「OCLINKステーション」を利用した周辺装置や、「SURE SYSTEM」を利用したネットワーク機器の活性増設・活性保守も行えます。

高速ホットスタンバイ

AIMオンラインシステムにおける運用/待機のマルチクラスタ構成では、秒オーダーでのホットスタンバイシステムを実現。運用クラスタの障害時も「SURE SYSTEM」配下のパソコンやワークステーションのセッションは保持され、入力データも保証されるため、ユーザーにストレスを感じさせない連続運転システムを構築できます。

クラスタ-SSU間インターフェースのRAS機能強化

万が一のインターフェース障害時も、二重化構成のSSUの両系運用を維持。インターフェース障害時にSSUが縮退し片系運用となる従来システムに比べ、連続運転性が向上します。

SVPMによるマルチクラスタシステムの一元管理

電源制御

クラスタとそれに連動した周辺装置の電源投入・切断操作、電源系の異常検出・通報、空調など外部設備やコンピュータ環境の監視・制御

クラスタ制御

クラスタおよびクラスタグループに対するIPL、リセット、ダンプ起動、CPU停止・始動などの操作

構成制御

クラスタとSSUの接続などクラスタグループの動的構成変更を制御

I/O切り替え

クラスタと周辺装置との接続切り替え

VM操作

ソフトウェア「AVM/EX」連携によるゲストVMの操作・異常監視

ソフトウェア監視

ソフトウェア「MC/FSOCKET」連携による稼働中ソフトウェアの監視
SVPM : Service Processor Manager

グリーンITへの取り組み

有害物質の削減

溶剤揮発が原因となる公害問題への配慮として、筐体塗装には無溶剤の粉体塗料を採用。これにより、揮発性有機化合物(VOC)の含有量を全廃しました。また、システムボードやチャネル等のプリント板における電子部品搭載時の鉛フリー化を推進。
VOC : Volatile Organic Compounds

省電力設計

高集積なマルチコアCPU LSIの採用により、GS21 500に比べ消費電力を最大約15%削減しています。

高性能電源装置

小型で高性能な電源装置の採用により、エネルギーロスの少ない安定した電源供給を実現しています。

環境負荷低減プロジェクト「Green Policy Innovation」

「Green Policy Innovation(グリーン・ポリシー・イノベーション)」とは、富士通が持つノウハウや技術を活かした製品やサービスを利用し、地球温暖化防止などお客様や社会の環境負荷を低減するプロジェクトです。省エネ効果の高い製品やサービスを提供することで、ITによる環境貢献を推進してまいります。

FUJITSU Server GS21は、「Green Policy Innovation」のテーマである「ITインフラの環境負荷低減」に配慮して設計・開発された製品です。

画像: 環境負荷低減プロジェクトサイトへのリンクいたします。