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FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks
[重要]OpenSSLにおけるChange Cipher Specメッセージ処理の脆弱性問題の影響について (お知らせ)

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トップ コンセプト ラインナップ 特長 課題と解決策 導入事例

トップ コンセプト ラインナップ 特長 課題と解決策 導入事例

2014年11月28日
富士通株式会社

お客様各位
平素は、富士通製品をご愛顧いただきまして、誠に有難うございます。

FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocksの出荷済の一部モデルにおいてオペレーティングシステム(OS)や、サーバ監視アプリケーション等のご使用環境により、極めて稀に、iRMCの監視機能が停止し、スケジュール運転やサーバシステムの設定変更作業をされた場合に実施されるサーバの再起動が失敗する可能性があることが判明いたしました。

つきましては、本不具合の発生内容とその対処方法について、以下のとおりご報告いたします。
内容をご確認いただき、対処方法の実施についてご協力くださいますようお願い申し上げます。
本不具合により、お客様にご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

(注)「iRMC(Integrated Remote Management Controller)」とはOSの稼働状況に関わらず、サーバの各部品(CPU、メモリ、電源ユニット、ハードディスク、ディスクアレイ構成等)の状態監視を行うサーバ監視プロセッサです。
監視、収集された情報は専用管理画面から確認することができ、ServerView Operations Managerと連携することにより、OSやアプリケーションの稼動状態管理が可能となる運用管理ソフトウェアとの連携も可能です。

本不具合の内容について

以下の対象モデルと特定のiRMCのファームウェア版数(7.41F以下)の組み合わせでご使用いただいた場合、ご使用のOSやアプリケーション等の運用環境によっては、iRMC内部のメモリ制御・管理機能に不具合が発生し、メモリ利用可能領域の枯渇がiRMCへのアクセスに対する応答遅延をまねくことから、極めて稀にiRMCのサーバ監視機能が停止し、スケジュール運転やサーバシステムの設定変更作業をされた場合に実施されるサーバの再起動に失敗する可能性があります。

本不具合の発生原因・事象について

本不具合はiRMC内部のメモリ利用可能領域の枯渇と、IPMIコマンドの受信処理の不具合により、極めて稀にiRMCの監視機能が停止することが原因となります。
iRMC内部のメモリ制御・管理機能の不具合から、iRMC内部の利用可能なメモリ領域が徐々に減少し、iRMCへのアクセスに対する応答時間遅延が発生し、iRMCの監視機能停止(ハングアップ)に至る可能性があります。
また、IPMIコマンド(Intelligent Platform Management Interfaceコマンド:ネットワーク経由での遠隔監視・管理を行うためのコマンド)関連のプロセス・セッション管理の内部処理に関する不具合から、各ドライバへの応答遅延やタイムアウト、受信データの誤認識による誤動作が発生する可能性があり、iRMCの監視機能停止(ハングアップ)に至る可能性があります。
これらの事象が発生し、iRMCの監視機能が停止(ハングアップ)している状態でサーバの再起動を行った場合、極めて稀にサーバ起動中の「POST(Power-On Self-Test:電源投入時自己診断)」画面で停止し、再起動が失敗する可能性があります。

本不具合の影響について

サーバ内のiRMCの監視機能が停止するため、専用監視画面によるハードウェア監視やServerView Operations Manager、SeverView Infrastructure Managerからのハードウェア監視が行えない状態となります。

対象モデル、不具合の可能性があるiRMC版数、および修正後のiRMC版数について

本不具合は、iRMC版数 7.41F以下で発生する可能性があります。
対象となるモデルとiRMC版数の組合せは下表の通りです。

〔対象モデル、不具合発生の可能性があるiRMC版数、および修正後のiRMC版数について〕

影響を受ける製品 不具合発生の可能性があるiRMC版数 修正後のiRMC版数 Web公開日/工場出荷適用開始日
1 Cloud Ready Blocks
Expressモデル(DX)
[管理兼業務サーバ]
PRIMERGY BX920 S4
iRMC 7.38F以下 iRMC 7.68F以降 2014年12月5日
2 Cloud Ready Blocks
Enterpriseモデル(VMware、ラックサーバタイプ)
[管理兼業務サーバ]
PRIMERGY RX200 S8
iRMC 7.41F以下 iRMC 7.65F以降 2014年11月28日
3 Cloud Ready Blocks
Enterpriseモデル(VMware、ブレードサーバタイプ)
[管理サーバ]
PRIMERGY RX200 S8
iRMC 7.41F以下 iRMC 7.65F以降 2014年11月28日
[業務サーバ]
PRIMERGY BX924 S4
iRMC 7.38F以下 iRMC 7.68F以降 2014年12月5日

(注)上記に記載のない、その他のモデルで発生する可能性はありません。

iRMC版数のご確認方法について

iRMC版数は以下の2パターンにてご確認が可能です。

本不具合への対応方法について

本不具合については、「iRMC 版数 7.65F/7.68F以降」を適用いただくことにより解消されます。
誠にお手数ですが、対象モデルのiRMC版数をご確認のうえ、7.65F/7.68F以降への更新作業(アップデートツールの適用)をお願いいたします。また、同時にBIOSも1.9.0/1.10.0以降へアップデートをお願いいたします。
各モデルにおけるiRMCアップデートツールのWebページへの公開時期、および弊社工場出荷適用開始日は前述の表の通りとなります。

(注)弊社工場出荷時にiRMC版数 7.65F/7.68F以降を適用済み、ならびにiRMC版数 7.65F/7.68F以降への更新作業(アップデートツールの適用)を実施いただいている場合は、本不具合の対象外となります。

iRMC更新作業(アップデートツールの適用)の手順について

本不具合が未発生の場合

Cloud Ready Blocks公開Webページにて、対象モデルにおけるiRMCアップデートツール(7.65F/7.68F以降)をダウンロードいただき、更新作業を実施いただきますようお願いいたします。また、同時にBIOSも1.9.0/1.10.0以降へアップデートをお願いいたします。
iRMCアップデートツールの更新作業につきましては、ダウンロードデータ内の作業手順資料をご参照願います。

(注)本不具合の発生は極めて稀ですが、お客様システムの安定稼働のために修正版iRMCの適用をお願いします。本不具合はiRMC 7.65F以降にて修正されていますので、本版数より新しい版数が公開されている場合は、最新版数のiRMC適用をお願いします。

各モデルのiRMC7.65F/7.68F、BIOS 1.9.0/1.10.0については下記の公開サイトからダウンロードしてください。

影響を受ける製品 BIOS版数 iRMC版数 ダウンロードサイト Web公開日
1 Cloud Ready Blocks
Expressモデル(DX)
[管理兼業務サーバ]
PRIMERGY BX920 S4
1.10.0 iRMC 7.68F ダウンロードサイト 2014年12月5日
2 Cloud Ready Blocks
Enterpriseモデル(VMware、ラックサーバタイプ)
[管理兼業務サーバ]
PRIMERGY RX200 S8
1.9.0 iRMC 7.65F ダウンロードサイト 2014年11月28日
3 Cloud Ready Blocks
Enterpriseモデル(VMware、ブレードサーバタイプ)
[管理サーバ]
PRIMERGY RX200 S8
1.9.0 iRMC 7.65F ダウンロードサイト 2014年11月28日
[業務サーバ]
PRIMERGY BX924 S4
1.10.0 iRMC 7.68F ダウンロードサイト 2014年12月5日

本不具合が発生しているお客様について

ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、上記修正後のiRMC版数へのアップデートツールが公開され次第、適用作業をお願いいたします。なお、iRMCの監視機能が停止(ハングアップ)状態にあり、再起動ができない場合は以下のご対応を実施いただき、再起動後にアップデートツールの適用をお願いいたします。また、同時にBIOSも1.9.0/1.10.0以降へアップデートをお願いいたします。

[Cloud Ready Blocks Expressモデル(DX)の管理兼業務サーバ(PRIMERGY BX920 S4)、 Cloud Ready Blocks Enterpriseモデル(VMware、ブレードサーバタイプ)の業務サーバ(PRIMERGY BX924 S4)の場合]

  1. サーバブレードの電源を切り、サーバブレードのリリースレバーを少し上げ、イジェクトレバーを水平になるまで倒し、サーバブレードをシステムユニット(シャーシ)から引き出します。
  2. 10秒以上待ち、イジェクトレバーを水平に倒した状態でサーバブレードを押し込み、イジェクトレバーが固定するまで引き上げ、サーバブレードをシステムユニットに取り付けます。
  3. 電源ボタンを押してください。
    (注)システムユニットのインベントリ収集方法の指定が手動に設定されている場合、60秒待ってください。
    (注)システムユニットのインベントリ収集方法の指定が自動に設定されている場合、サーバブレードが自動的に2回電源オン/オフしますので、完了するのを待ってください。

[Cloud Ready Blocks Enterpriseモデル(VMware、ラックサーバタイプ)の管理兼業務サーバ(PRIMERGY RX200 S8)、 Cloud Ready Blocks Enterpriseモデル(VMware、ブレードサーバタイプ)の管理サーバ(PRIMERGY RX200 S8)の場合]

  1. サーバの電源を切り、コンセントから電源プラグを抜いてください。
  2. 電源プラグを抜いた後、約3分待ち、電源プラグをコンセントに挿してください。
  3. すべての電源コードを接続して60秒以上待ってから、電源ボタンを押してください。
    (iRMC起動準備のため電源投入可能になるまで約60秒要します。)

(注)UPSを接続して運用されている場合は、サーバ本体側の電源プラグ、またはサーバ本体からUPSへ接続しているUPS二次側(出力)ケーブルを抜いてください。

お問い合わせ先

作業手順についてご不明な点がある場合は、誠にお手数ですが、SupportDeskのご契約状況をご確認いただき、富士通サポートセンター(OSC)または富士通ハードウェア修理相談センターにご連絡いただきますよう、宜しくお願いいたします。

  • SupportDeskのご契約がある場合:富士通サポートセンター(OSC)
  • SupportDeskのご契約が無い場合:富士通ハードウェア修理相談センター(Tel:0120-422-297)

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