3分で解説!
パンデミック後のビジネスの優先課題は?
「グローバル・デジタルトランスフォーメーション調査レポート 2021」

富士通は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の世界的な動向・実態把握を目的に、世界9カ国の経営層や意思決定者1,200名を対象に調査を実施。その結果を「グローバル・デジタルトランスフォーメーション調査レポート 2021」としてまとめ、発行しました。
この調査では、COVID-19のパンデミックがもたらしたビジネス環境の変化に企業がどのように対応したか? そのようなビジネスの環境変化への対応に不可欠な組織能力は何か? さらに、パンデミック後の新たな世界の優先課題を明らかにしています。今回のフジトラニュースでは、それらのポイントを、3分で解説します。

目次
  1. 企業はパンデミックにどのように対応したのか?
  2. パンデミックへの対応に不可欠な組織能力は?
  3. パンデミック後の世界のビジネスの優先課題は?
  4. 今後の取り組み・展開

企業はパンデミックにどのように対応したのか?

パンデミックに効果的に対応できたと回答した企業が選んだ要因のトップ3は、アジリティ、デジタル化、従業員のウェルビーイングでした。これらの企業は、これまでの固定化した業務プロセスに縛られることなく、お客様や従業員の健康と福祉を最優先にして、デジタルを活用、または導入を加速して、変化やリスクに柔軟に対応しました。

n=403 パンデミックによるビジネス環境の変化に効果的に対応したと回答した非ネット専業企業*
*商品およびサービスを完全にオフラインあるいは一部をオンラインで提供する企業

パンデミックへの対応に不可欠な組織能力は?

富士通では一貫して、リーダーシップ、データからの価値創出、アジャイルな文化、エコシステム、人材のエンパワーメント、ビジネスとの融合が、デジタルトランスフォーメーションを成功に導く組織能力であることを示してきました。
私たちはこれらを「デジタルマッスル」と呼んでいます。

今回の調査では、デジタルマッスルのスコアが高い企業ほど、パンデミックがもたらしたビジネス環境の変化に、より効果的に対応ができていたという、結果が出ています。

組織変革において、「デジタルマッスル」の構成要素を意識することで、デジタルトランスフォーメーションの成功のみではなく、ビジネス環境の変化への効果的な対応にもつながるのではないでしょうか。

パンデミック後の世界のビジネスの優先課題は?

不確実な世界における最優先課題は「変化への対応力(レジリエンス)」がトップ。
次に、「ビジネスプロセスの自動化」、「データ駆動経営(顧客行動の予測)」が続きました。

以前のフジトラニュース記事内でもお伝えした、「レジリエンス」が重要視され、パンデミック後の世界で必要不可欠な要素であることが調査結果からも見えてきています。

また、デジタルトランスフォーメーションが社会への価値提供に寄与していると考える企業がほとんどで、もたらされる上位3つの社会価値は、以下のとおりです。

これらの結果は、デジタルトランスフォーメーションはこれからの社会の「価値の向上・社会課題解決」にとって重要な要素であることを示しています。

今後の取り組み・展開

富士通は、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくというパーパスに基づいた経営や事業を推進しています。本調査を踏まえて、お客様のデジタルトランスフォーメーションのパートナーとしてお客様のビジネスの成功と社会への価値提供をこれからも支え続けていきます。

また、フジトラニュースでは、社会課題解決に向けた取り組みを引き続きご紹介していきますので、是非ご注目ください。
なお、調査レポート詳細は、以下の「関連情報」をご覧ください。

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