株式会社ファジー・アド・オフィス 様

セキュアリモート接続で、安心・便利なテレワーク環境を実現

モバイルオフィスゲートウェイ

総合住宅展示場などハウジング事業を中心に、プロモーション、不動産、スポーツ・健康と多彩なフィールドで事業を展開しているファジー・アド・オフィス様は、営業のご担当者を中心に、住宅展示場や外出先でのテレワークを推進しています。
FNETSは、モバイルオフィスゲートウェイ(以下MOGW)の安心・便利なリモート接続で、お客様のテレワーク環境の構築をサポートしています。

本システムの特徴

セキュリティの強化

  • セキュアなRDP(注)の採用による情報保護

既存IT資産を有効活用、低コストを実現

  • 既設の認証基盤やリモートアクセスインフラと組み合わせての利用が可能
  • サーバなどの大規模設備投資が不要
  • 年間保守費用以外はランニングコストが不要

注 RDP:Remote Desktop Protocol

背景

ファジー・アド・オフィス様は、2010年春にFNETSのMOGWを導入されました。

以前より、ファジー・アド・オフィス様では、外出の多い営業社員向けに、社外から社内にアクセスできる他社のテレワークシステムを活用してきましたが、そのソリューションの保守サポート終了に伴い、新たなシステムの導入を検討されていました。

今回FNETSは、従来と比べ(1)利用者単価が安価で、(2)社外からでもセキュアな環境で、(3)リモートの機能強化を可能にする、MOGWの導入をご提案しました。

ご採用いただいた理由について、情報システムを管理する管理部総務課主任の髙橋様は「従来のテレワークシステムは、特定のグループウェアにしかアクセスできず、使用できる機能が限定されていました。代替システムを検討するにあたり、メインユーザである営業担当者にヒアリングしたところ、パソコンのメールソフトを使えるなど、外部から自席のパソコンにアクセスできる機能を求める声が多く寄せられました。できるだけ低コスト、そして強固なセキュリティでこうしたニーズを満たすモバイルソリューションを探していました」とおっしゃっています。

株式会社
ファジー・アド・オフィス
管理部 総務課 主任
髙橋 賢治 様

概要

ご採用いただいたMOGWの構成は、既存のシステム環境に、スイッチングハブとVPN、そして手のひらサイズのコンパクトなMOGWの筐体を接続したシンプルなもの。これにより、貸与されているモバイルPCや展示場に設置されたPCから、簡単・安全に社内の自席PCにリモートアクセスし、いつもと同じ環境で仕事を行うことが可能になります。モバイルPCにOfficeや有料アプリを導入する必要もありません。

実際の導入に際しては、既存のファイアーウォールとONU(光回線終端装置)の前にハブを設置し分岐させる構成にしたことで、ファイアーウォールなどの既存環境変更を簡易にし、ルーティングの追加のみの変更で可能にしました。また、ONUのBフレッツ回線を共有することでコストをさらに低減しています。

また、利用者それぞれに特定のファイルが入ったUSBのキーを配布。MOGWへのアクセスIDとパスワード、自席PCへのログインIDとパスワードと合わせた3重のシステムで、セキュアな環境を実現しました。さらにRDP接続開始時にMOGWからダウンロードされるRDP設定ファイルを利用することで、モバイル端末側のクリップボードの書き換え禁止、ドライブマウント禁止などの制限を行っています。

全体システムイメージ

効果

5月に採用を決定いただき、7月には運用をスタート。稼働後は大きなトラブルもなく、システムを利用している社員が遠隔操作で自席のPCにアクセスし、自席PCのWordやExcel、PowerPointやメールソフト、販売管理ソフトなどを自由に利用できるようになりました。

「以前は、外出中の社員から『パソコンのメールをチェックしてくれる?』と電話がかかってきましたが、MOGW導入後はすっかりなくなりました」と髙橋様。また、執行役員管理部長の佐藤様は、「一番のメリットは、営業担当者が書類作成やメール処理のために会社に戻ってくる時間やコストを節約できたことです」とおっしゃっています。

また、MOGW運営の管理者負担が少なく、毎月のランニングコストが抑えられていることについても高い評価をいただいています。

株式会社
ファジー・アド・オフィス
執行役員 管理部長
佐藤 宏之 様

今後の展開

ファジー・アド・オフィス様では、クラウド化の進展に伴うインフラネットワークの整備を検討されています。「現状では、社内のシステムは単独で動いているものが多いので、その統一を図っていければ」と髙橋様。ワークフロー、財務、経理、人事などの基幹システムのほか、展示場に来場されたお客様のアンケート集計など、システムの効率的な運用を今後検討されていくお考えです。

また、スマートフォンなどのモバイル端末の導入も検討事項のひとつ。

佐藤様は、「業務の効率化だけでなく、例えばiPhoneのセカイカメラの機能などを活用し、展示場のモデルハウスの構造をお客様が確認できるようにしたり、ツイッターの書き込みなどを読めたりするような仕組みがあれば、よりお客様に対するサービス向上につながります」とおっしゃっています。

ファジー・アド・オフィス様のご期待、ご要望に応えられるよう、これからもFNETSはお客様起点に立ったご提案を行っていきます。

株式会社ファジー・アド・オフィス 様

設立平成2年10月2日
所在地東京都新宿区四谷1丁目22番5号KDX四谷ビル
資本金5,000万円
従業員数39名
事業内容
  • Web・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・屋外広告・ディスプレイに関する一切の代理および制作業務
  • ポスター・パンフレット・カタログ制作に関する一切の業務
  • キャラクターの企画・制作・ライセシングに関する業務
  • 総合住宅展示場に関する業務(企画立案・管理運営・広告催事等の総合業務)
  • 各種セールスプロモーション企画立案に関する業務
  • マーケティングリサーチに関する業務
  • 不動産の売買・賃貸およびその仲介業務
  • 健康・美容関連事業
  • スポーツ関連事業
  • その他
ホームページhttp://www.fao.co.jp

多角化する事業展開で、「人づくり、企業づくり、社会貢献」を目指す

社名にあるファジー(Fuzzy)とは、「柔軟性のある」という意味。ファジー・アド・オフィス様ではこのファジーこそ、人間が人間らしくあるための必要条件であると考え、「出会いの共感が生まれる広告の企画立案」「小回りの利くすばやい行動」「かゆいところに手が届く表現活動」をモットーに、各種ビジネスを推進されています。

首都圏1都3県、13カ所で展開する住宅販売展示場「ハウジングステージ」では、ハウスメーカー43社、169棟のモデルハウスをご紹介。安心・快適な住まいのあり方をご提案しています。毎月、家づくりに役立つセミナーや相談会、ご家族の楽しいイベントも開催しています。

このほか、スクール中心のゴルフ練習場や女性専門ダイエット店舗の運営、各種広告業務、マーケティング業務など、同社の多角化する事業の持つビジネスの可能性はますます広がっています。

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

[2011年3月1日掲載]

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