日揮グループ 様

品質マネジメントプロセス導入事例

日揮グループ様は、総合エンジニアリング事業、機能材製造事業、コンサルティング事業などの事業活動を通じて、高度化、複雑化する世界の様々な課題の解決に貢献するグループ企業です。日揮グループ各社における情報インフラ・基幹情報システムの開発、運用・保守サービスを担うFETECのJSYS 事業本部は、 富士通の品質マネジメントプロセスを導入することで、重要な基幹システムのさらなる品質向上と安定稼働、キャパシティアップを図りました。

具体的に実行したのは、① 開発標準の見直し、②計画重視のプロジェクト管理の実施、③組織的な品質マネジメントの徹底です。

①開発標準の見直しでは、富士通の開発標準体系であるSDEM を導入しました。富士通におけるSI ビジネスの経験を活かしたSDEMは、企画、開発、運用・保守、品質保証活動といった基本的な標準プロセス体系の集大成です。SDEM は、各工程で必要な作業や成果物が網羅的に整理されており、システム構築、運用・保守を確実に実施していくための指針となります。SDEM を開発標準とすることで、FETEC に富士通の品質マネジネントプロセスを導入するためのベースを整備しました。

②計画重視のプロジェクト管理の実施では、プロジェクト開始前の計画書の策定とレビューを徹底しました。プロジェクト開始前に計画書をレビューすることで、問題点の早期検出と先回りした対策準備、手戻り工数の最小化を図りました。

③組織的な品質マネジメントの徹底では、プロジェクト工程ごとの完了判定の組織レベルでの実施に加え、必要に応じてプロジェクト当事者以外の第三者チェックプロセスを入れることで、プロジェクト管理の属人化を防止しました。

日揮グループ様は、グループ各社のIT 基盤を共通化し、DX 推進の共通の礎とすべく、「IT基盤DX ロードマップ」と銘打った基盤の見直しを予定しています。また、「IT グランドプラン2030」をベースに、各社でのDX 推進が開始されています。IT 基盤DX ロードマップ推進および各社のDX 推進にあたっては、FETECにも支援要請をいただいており、今後は活動範囲を一層広げ、“IT の かかりつけ医”としての信頼を獲得し、さらなる価値貢献を目指します。

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[2021年4月7日掲載]

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